瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。

下差しこちらのURLからラヂオきしわだのラジオが視聴できます。

http://www.radiokishiwada.jp/simul/

 

 

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話は変わって律儀についてのお話です。

 

 

先生:「年美ちゃんは律儀ってどういう意味?」

 

 

年美さん:「律儀というのは、自分がしてもらった事に対してしっかりとお礼を言ったりとかマナーがちゃんとしている事ですね。」

 

 

先生:「きちんとしているのね。常識人かな?」

 

 

年美さん:「そうですね。ちょっとしたことでもお礼を言う人を律儀な人だって思います。」

 

 

先生:「と、あると律儀というのがきっちりしているという意味になると、この律儀無表はどういう意味だと思う。律儀が無表なの。」

 

 

年美さん:「律儀じゃない人ですか?」

 

 

先生:「そう思うよね?本当は違うのよ。けれど、そう思われている方が多いの。使い方をよく間違われてこの言葉が存在しているらしくて、自分で文字の意味を調べたら意味が違うんだけれども人との会話では律儀じゃない人に対して律儀無表という言葉をよく聞くらしいの。

 

そこで『この言葉の本当の意味をご存知ですか?』って聞かれたの。だから『律儀無表(りつぎむひょう)』のことか?って言ったの。本当は[りつぎ]って読むの。」

 

 

年美さん:「律儀(りちぎ)じゃないんですかびっくり

 

 

先生:「仏教ではりつぎなの。これは仏教用語なの。」

 

 

年美さん:「普通上の文字だけで律儀(りちぎ)ですよね。初めて聞きました。」

 

 

先生:「そうよね。年美ちゃんが言ったみたいに律儀というのは義理難く実直で真面目な人というイメージよね。これは娑婆的な意味。これはもともと仏教用語で律儀とはどういう意味かというと自分をコンロールするという意味なの。と、なると律儀無表はどんな意味か。自分をコンロールできない人?」

 

 

年美さん:「ワガママな人ですか?」

 

 

先生:「そうではなくて、無表という意味がどういう意味かというと習慣となる有様のことなの。」

 

 

年美さん:「全然想像つかないですねあせる

 

 

先生:「なぜかというと、私はそれを努力をしているという事を表に出さないという事なの。習慣になっている人のこと。無意識でできているから無表なの。表に出てこないということなの。」

 

 

年美さん:「かっこいいですね。そんな人になりたいという言葉ですね。」

 

 

先生:「そういうことです!!つまり、自分をコントロールして良い行いが習慣化していることを律儀無表といいます。無意識レベルで善業を徹底できる人のことをいいます。」

 

 

年美さん:「すごくいい言葉ですねドキドキ

 

 

先生:「なので、ものすごく尊い人のことをいうのです。こういう人を目指しましょうという名詞に使われる言葉なんですよ。」

 

 

今週のラジオ内容はこれで終わりです。

 

本当はこの後先生の尼僧になるまでの修行のお話があるのですが、そちらは割愛させていただきました。ご興味のある方はWEBサロンでご覧ください。

 

律儀無表初めて聞く言葉ですし、私はこの言葉を話されている方に出会ったことがないと思います。話されている方も聡明な方なんでしょうね。律儀な人ってどんな人なんだろう。私じゃないのはわかりますが、律儀な人と考えて思い浮かばない事が悲しい事だと思います。律儀な人の周りにはいれない人間なんでしょうね。困りましたあせる

 

良いことをするとことですが、この頃ゴミ拾いができていません。今までは公園にゴミ箱があったので気軽にできたのですが、ゴミ箱がなくなったので、ゴミを捨てるところがなくなってしまいました。コンビニもゴミ箱を中に入れるから公園で拾ったゴミを捨てれないし。。。だからといって家に持って帰るの嫌だから今は見て見ぬ振りをしています。最初は罪悪感がありましたが、慣れは怖いですね。ゴミ箱が少ないのが悪いんだと責任転嫁しています。仏教の学びが全然反映されていないなくて悲しいですショボーン