先生の勉強会に参加して約三年。今先生から学んだことを復習している。こんなに先生のテープを聞いたりしたのは初めてだ。今回は聞き方が違う。人に説明できるようになるためには自分が体験しないと説明ができないので注意深く聞いている。すると驚くほど自分が理解していないのがわかる。
先生が「過去は今に影響しない」と何度も仰っているが、どうやら私はその言葉を信じていなかったらしい。というか信じることができなかった。なぜなら、自分の体は過去自分が食べてきた食物が私の血肉となり今の体ができている。だから、過去は今に影響していないという言葉が理解できなかった。体も心も一緒じゃないかと思っていたから。心も過去の出来事を栄養として今の心ができていると思っていた。
しかし、先生が仰るには東洋思想では時間の流れが違う。一般的には過去から今、今から未来だが、東洋思想では未来から今、今から過去に流れているようだ。
正直初めて話を伺ったときは”ん？”と思ったし、理解できたのはこの話を伺った３年後つまり今である。
詳しい話をお知りになりたい方は逆視道というカリキュラムを受講されたらよりわかると思うが、簡単に説明すると今感じている感情や言動や行動がそのまま未来で体験する。つまり、いま私のようにイライラしている人は未来イライラすることを体験し、ニコニコしている人は未来ニコニコすることを体験する。
聞いたとき”ふーん”と思っていた。聞いていたときは私の人生なんてどうでもいいと思っていたし、こんなつまらない人生ならいっそのことトドメを刺してほしいとさえ思っていた。生きていることにつかれていたのかなぁと今は思う。こんな気持ちで聞いていたし、こんな感情で生きていたのでつまらない人生が繰り広げられる。
このつまらない人生を送っているのは、今自分が満開の桜の花をみてもつまらないと感じ、そのことに不平不満を言い続けている感情を持ち続けているから、また自分の未来にそれが起きる。またつまらない事が起きるのでまたつまらないと愚痴をこぼすこの繰り返し。。。
そして、このつまらない人生は私の過去、つまり毒親に育てられたから、私がキツイ性格で生まれてしまったからだと本気で思っていた。もし、もっと優しい両親ならきっと私の性格も優しかったに違いないと思っていた。
どうしたら私の過去を変えれるのか、どうしたら私の性格を変えれるのか。でも変えれないだってあんな毒親に育てられたから。という考えのループに陥っていた。
つまりできない理由がすべて過去にあった。
しかしそうではない。今何を感じているかが重要。桜の花をみてきれいだと思えるかどうか。公園で子犬の散歩しているおばあちゃんを見て微笑ましいなぁとと思えるかどうか。今までの私は、公園で散歩している子犬をみているのではなく、公園のゴミ箱にあふれているゴミを見て”汚いなぁ”と思っていた。同じ場所にいるのに私は自ら不快になる方を見てイライラしていたように思う。
多分、このブログを読んでいらっしゃる方は、そんなの当たり前でしょ？と思うかもしれませんが私にとっては大きな変化。
ようやく先生の仰ってきたことが少しづつ理解できてきたように思います。今転職活動しているし、私の人生大きく変わるような気がします