ジンジャーはちみつレモンを漬けて2日たった火曜日の夜から急激に体調が悪くなり、水曜、木曜日はほぼ一日中ベッドで過ごしていました。
熱と頭痛と節々の痛み、いつもだったら真っ先にのどをやられるのですが、そこは作っておいたジンジャーはちみつレモンが効いたのかもしれず、いつもに比べたらずっとマシです。
味もわかるのでコロナではなさそうです。(自宅キットで検査したところnegativeでした)
ベッドで寝ていた間、頭痛を感じながらもあまりにも他に何もできないのでひたすらビザンティン譜読みをしていました。
いつもだったらこの譜読みに違う種類の頭痛を覚えていたのですが(笑)、今感じている頭痛の方がよっぽど強かったので、もはや「無」の感覚に陥り🤣 ただ読み込んでいくことに集中。まるで二日酔いへの迎え酒状態(笑)
病気で寝込んでいると、子供の頃、風邪を引いた時に特別にママちゃんがメロンを買ってきてくれて食べさせてくれたこと、普段は見られない朝のテレビ番組が見られたことなど、色々思い出されました。
そして小学校の頃、ピアノのレッスンで楽譜を読み、和声展開などを覚えていった時のことなども同時に思い出されました。
子供の頃読んでいたモーツァルトの伝記で、忘れられない一節がありました。
「ヴォルフガング(モーツァルト)坊やが書いた楽譜をシャハトナーおじさんが読み、その旋律の美しさにおじさんは思わず...」
その旋律の美しさよりも私は、シャハトナーおじさんが書かれた楽譜を読んだだけでメロディーが頭に思い浮かぶ、ということの方に驚愕していましたw
ですが、いつのまにかそれも私にとっては普通のこととなっていました。
今、ビザンティン譜を読むことでまたその学びの時が来ている、と思いました。
ヘブライ語を読むことだって、最初のうちはまるで宇宙語みたいだったし(笑) 最初は生活に直接響くから、後にはアカデミックな使い回しで、時には泣き叫びながら学んでいきました。
大人になってからの学びは、既にもうできることがあるから「もうこれ以上はいいや」という、無意識のロックがかかりがちな気がします。
でもここは子供の頃に戻った気持ちで、何もないゼロからのスタートだと思うと案外いいのかもしれません。
子供の時に味わった記憶も同時に呼び起こしながら...。