「家」は 完成してからでは細工がしずらい

知らなきゃ損!住んでから後悔しない為の知識としたのには 訳があります。

新築、リフォーム時、
もしくは 引越しなどの移転、 移住時においても 必ず皆が 感ずる、
そして 私自身 困った経験がある事柄を上げ、
解決の為の方法をお伝えしようと 思ったからです。

[はじめに]

先ず
「家」は 完成してからでは細工がしずらいものであるということを 理解してください。

では 具体的に例を上げてみましょう。


1.階段に手すりを もう片側にも付けたい時

2.洗面室のパイプの数や 位置を変えたい時

3.TV をカベに取付したい時

4.冷蔵庫の上に棚板を付けたい時

5.納戸(物入れ)に棚板やフックを付けたい時

6.廊下やトイレにも手すりを付けたい時

7.意外に必要! 玄関の盲点


以上の点は
誰しもが入居後に感じるところであり
将来において必要になる可能性が強い事柄です。

ですが 残念なことに
その時になってご自分では解決できない事柄でもあるのです。

その理由は
すごく単純で明快な事なのですが

『下地が無い』 ことに起因しています。

そして
考えれば想像できる事ばかりなのに

特に希望しなければ下地工事はして もらえない! という現実です。

もし仮に
下地を付けてもらえるとしても

何のために?

どのように?

という知識は 設計、
特に住宅の家具の知識が無ければ 気がつかないことでもあり

残念ながら
周辺工事の知識は 住宅(建築)の知識意外となっているため
話を避けざるを得ないという印象を受けています。


それでも 新築、リフォーム時、 という条件に限りますが、
打ち合わせ時に 話すことで 以上の点は解消出来ます。




[具体例の解決法]

具体的に想像し、将来のためと言ってお願いする


では 具体的に例を取って 説明しましょう。


1.階段に手すりを もう片側にも付けたい時

これは 想像できないかも知れませんが
手すりは 理想としては両方あるほうが 断然安全です!

なぜならば 手には 「利き手」というものがあるからです。

そして 高齢になればなるほど片手でつかまるだけでは
体を支えることが困難になります。

よく
地下鉄の階段を両手で 手すりを持ちながら上がってくる ご老人を見かけることがあります。

今の自分には 想像できないことも考えておいて損はないということです。

下地は一定間隔では必ず入っているものですが
「連続手すり」とする場合は 下地が入っていなければ付きません!

そして
バリアフリー住宅では 「連続手すり」が当たり前になってきていますので
階段の両側のカベに一定の高さ(=手すり取付高)に下地を入れてもらいましょう!


***注意***

下地のない所に手すりを付けるためと
ボードアンカーを使っているのを見たことがありますが
近い将来、必ず 「抜けかかって」 きます!!!

その場合には 多少見てくれは悪いのですが

横方向に板(12mm 以上)を取り付けてから 手すりを付けるようにしてください。