3月22日にスプラス青葉台にて、女性と子どもの居場所ラフェリーチェ主催によるカンファレンスを開催しました
今回は今後日本で施行が予定されている「共同親権」をテーマに各分野の専門家の方々をお迎えして、
講演を行っていただきました
会場にお越しいただいた方、オンライン参加の方を含めまして
約60名の方にご参加いただきました。
ご協力いただきました
ボランティアスタッフの皆様、
並びにご助成を頂きました皆様、誠にありがとうございました
こちらでは当日の公演の内容とご参加いただいた方々のお声を少しご紹介します。
第1部【共同親権施行前に必要なDV加害者支援とは】
1,「加害者が自身んお加害責任を自覚することの大切さとその手法とは」
登壇者:伊田広行氏(DV加害者プログラムNOVO主催者)
2,special lecture
「加害者の認知・行動変容を起こすことの大切さとその手法について」
登壇者:クリス氏(Allies in change AMERICA代表)
第2部【再発防止の観点から見る被害者へのケアの重要性と共同親権について】
3,「DV被害を受けた方へのこころのケアについて」
登壇者:西山さつき氏(NPO法人レジリエンス代表)
4,「虐待被害を受けた方へのこころのケアと居場所について」
登壇者:丘咲つぐみ氏(一般社団法人NARA代表)
5,「共同親権の留意点について」
登壇者:鶴羽良弘氏(DV対策センター理事・弁護士)
第1部ではDV加害の再発防止の観点から、
日本とアメリカで実際にDV加害者の更生プログラムに携わっているお二人からお話いただきました。
伊田広行氏(DV加害者プログラムNOVO主催者)
クリス・ハファイン氏 (Allies in change AMERICA代表)
伊田さんからは、日本でのDV対応の課題点や
実際に運用されている加害者更生プログラム
また、加害者が変わっていく様子などについてお話頂きました。
伊田さんは、更生プログラムを独自に体系化されており、
日本での加害者支援を考えるうえで、非常に学びの多い内容となりました
クリス氏の話で印象的だったのは、
アメリカでは裁判所の命令で更生プログラムを強制的に受けさせるシステムがある、ということ。
DV加害を再び起こさないためにもDV加害者側が認知を変容させる機会をいかにつくるか。
DV被害者の支援と合わせて、今後の日本でも課題といえるでしょう
↑2部にご登壇いただいた方々、左から
鶴羽良弘氏(DV対策センター理事・弁護士)
西山さつき氏(NPO法人レジリエンス代表)
丘咲つぐみ氏(一般社団法人NARA代表)
第2部では、DV被害者が自らの心の傷とどのように向き合いながら生きていくのか。
DV被害者のサポートを行っている団体の代表の方々、
そしてDV虐待案件を多く扱われている弁護士先生よりお話をいただきました
DV被害者の方が立ち直るために必要な情報や居場所が必要であること。
自分の感情を言葉に出してまずは言ってみることが大切であるとあらためて感じました。
最後に、これからわが国で施行される「共同親権」に関して
実際に運用された時の概要と課題を法的な立場からお話しいただきました
共同親権においてDVの有無の判断が難しく、実際に運用を行う
裁判官がDV被害に関する知見を深めていくことが今後とも求められていく、
とのことでした。
アンケートでは、
「五人もの方を一度にお招きしてカンファレンスが行われるのは凄いと思いました。
同じ時間に話が聞けることで得ることがあるんだなと分かりました」
「とても貴重なお話でした。講師それぞれのお話をもっと聞きたかったです」
「自分では、調べたりするのは、とても困難ですので、
色んな事を知る事が出来てとても勉強になりました」
と、ご参加いただいた方からもご好評をいただきました
とても実りのある時間となりました
あらためましてご登壇くださいました5名の方々、ご参加いただいた皆さま、
ありがとうございました。
ラフェリーチェでは今後も専門家をお招きして様々なテーマでセミナーを行ってまいります。
会場に足を運べない方でもZoomやアーカイブでのご視聴もできますので、
ぜひご参加ください
今回のイベントは、
神奈川県配偶者暴力被害者等支援事業費補助金をいただき開催しました。
日頃より当法人の活動にご賛同くださり、
ご支援くださっておられます皆様のお力で活動を行うことができました。
いつもありがとうございます。
今後とも、皆様方のご支援をいただきますよう、何卒宜しくお願い致します
【ご寄付のお願い】
当団体では、DV・虐待・貧困の連鎖に苦しむ子どもたちの視野・価値観を広げるための
体験活動を行っております。
皆様からのご寄付により、
子ども達の豊かな未来を
サポートいただけませんか?
●ご寄付ページ:都度寄付
●ご寄付ページ:マンスリー会員
支援対象の方、ご興味をお持ちの方、
ぜひお問合せください
【お問い合わせ】
女性と子どもの居場所ラフェリーチェ
dv.taisaku@gmail.com 080-7821-4660
主催:NPO法人DV対策センター(ラフェリーチェ)
🌸ラフェリーチェ🌸