質問です。
1~4年前にプロサッカー選手として、またはサッカー人生最後の終着点として大学の体育会サッカー部を選び、プレーをしている君達に問います。

Q:「今現役サッカー選手の自分からサッカーを抜いたらどんな自分が残りますか?」

A:

この時の僕(2年終わりの時の自分)の回答はこうでした。
「分からない。でも多分何かが残っているはず…?」

この当時の僕はこの問いに対して全く答える事ができませんでした。
何故ならそんな事なんてどうでいいと思っていたから。
勿論プロを目指している選手なんて、「いやいや俺らプロになる事目指してやってんだからサッカーなんて差し引く必要なんてなくね?」て言うと思います。

でも実際に大学サッカー全体を見渡してみると、大学からJリーガーになった人は毎年全大学サッカー部員から約1%程であると言われています。
つまりは単純計算で100人部員が居る部活があれば1人がプロになれるという事です。

勿論超強豪の大学のように毎年何人もJリーガーを輩出する所もあるかもしれない。

しかしながら、それらの特殊な例を除けばほぼほぼのプレイヤーはプロになれずに引退し就職するか、ドイツやその他東欧の国でアマチュア契約をしプレーをする事を選択する人もいるかもしれません。

だからといってプロになったらもうそんな事を考える必要は無いのか?とはなりません。
勿論プロになっても長年活躍できる選手は本当に一握りです。
平均引退年齢が25~27歳と言われている熾烈な競争世界であるプロサッカー界において自分がいつ次の年から戦力外となるのか、試合中・練習中に選手生命が終わるケガをするのかも分かりません。


また、とある部員はこう言うかもしれない
「いやいや、大学に入ればセカンドキャリア保障されてるから、サッカー引退後もなんとかなるやろ笑」って

しかし実際、大学に入ればセカンドキャリアが保障されている訳なんかでは無く、部活を引退すれば貴方はそのクラブでは有名ですが世間ではただの一般人として扱われるでしょう。
これはどの体育会生も同じで社会に出れば自分の今までの県選抜だったとかU-○の代表だったなんて肩書きは全く使えません。

友人や近所の子供がすげー!って言うくらいです。
それ以上も以下もないです。

少しプロ選手の例を挙げながら喋ってしまっていましたが、これは決してプロ志望の選手だけじゃなく全部員に共通する事であると思います。

もう一度言いますが、どんなにみんなから「お前めちゃくちゃサッカー上手いな」って言われていたとしても、引退して部員じゃ無くなった瞬間に貴方は「一般人A」です。

少し話が脱線しかけましたね笑


「自分からサッカーを取った時に残るものが分からないし、もしかしたら何も無いかもしれない。」

だからこそ世の中に出た時にサッカーから活きる力はなんだろうと考えました。

練習中も練習外含め、全てのサッカー部活動中にサッカーからどんなモノを得る事ができるのか、そこからどう活かせていけるのか?を模索しました。

ここからは僕が導き出した三つの力です。
別にこれ以外のモノが出てもらっても構いません。
あくまでも僕が僕なりに考えた結果の一例です。

そこで出たのが「継続力・観察力・コミュニケーション能力」でした。
え?普通の事?
実は普通の事を普通に行える事が1番難しいんですよ。笑

継続力はその名の通り継続する力です。努力する事とは違っています。

人間誰だって頑張れと言われて頑張る事は出来ます。

全てに意味を持たせるんです。それはシュート練やパス練だけじゃありません。それ以外にもです。何事に対しても継続力をつける為には自身を客観視し、分析して目標選定など色々とやるべき事をしなければ明確には何をすべきかが出てきません。

観察力も同様、ただセルフマネジメントだけじゃなくその他周りの判断をする必要があります。めっちゃむずいです。僕はこれが苦手です。社会人までに身につけておきます。

コミュニケーション能力もみんなと話して意見を聞き出す事なんて誰だってやろうと思えばできます。
ノンバーバルコミニケーションだって大事です。
(ここでは省略します。メラビアンの法則を調べてみて下さい。)

全てに意味を持たせなければ上手くいくわけなんて無いです。
サッカーも同じ。勉強も同じ。全てに共通していると僕は思ってます。
意味無くしてこなせる奴は天才だと思います笑
僕は無理です。

社会人になって世の中に出れば理不尽な事もあるし、辛い事も楽しい事も経験するでしょう。しかしながらサッカーから自分が学んだモノを活かすことができれば通用する事が出来ると信じています。

そんな中で僕が選んだこれらの3つの力

サッカー選手からサッカーを取った時に残るだろうと僕が考えた3つの力を今後の社会人になって活かしていきたいと考えています。

このブログを読んでいるサッカー部員じゃない大人の人でもいいし、中高校生だっていいです。
今の自分から何か一つだけ長所を取ってみてください。残っている物は何がありますか?
それを第二の長所として活かせれますか?

是非これについても時間があったら考えて欲しい。
何故なら完璧な答えなんてないからです。
今の人生は一度きりです。
死んだら生まれ変わるなんて言うが、今この自分を生きるのは一回だけですよ。
だからこそ、プロを目指してる奴でもそうじゃない奴でもこの問いに対して考えて欲しいと思っています。


最後に

あれだけプロ選手になるのはリスキーだみたいな感じで書いているが本当にプロ選手になる人は例外なくめちゃくちゃ努力し、あの舞台に立つ権利を勝ち取った人たちなのはよく分かっているます。僕も実際プロになりたい気持ちも十分にあった訳であり、心からリスペクトしています!👊

頑張れ同期や後輩たち!まじで期待してます🤝

そして話は変わりますが
ここまでサッカーをさせてくれた親には必ず感恩報謝をしていきたいと思っています。
本当に小学生〜大学生までありがとう。
送り迎えも試合観戦も何もかも全て本当にありがとう。

そして、一緒にサッカーをしてくれた同期・先輩・後輩リハビリや試合の時にいつもお世話になっていたマネージャー・トレーナーの皆さんも本当にありがとうございました。

こんなに生意気な自分を時には厳しくそして厳しく指導してくれた
東良さんそしてタケオさん、チカさんも本当にありがとうございました!


Wishing you the best of luck in the bright future! 🤞