2009-06-28 23:04:52
テーマ:洋楽日本語化

Hipster Image "Make Her Mine"

 あいかわらず、私はしつこいのであるが、アタマの中で、今更ながらのブームを繰り広げている名曲”Make Her Mine”(参照:必読、読まないと流れがわからない )について。


 さて、ベースラインとコード進行のオオマカな洗い出しまでは完了したのであるが、問題なのはメロディラインである。現在構築中のバンドには、ホーン隊は存在していない。


 イントロパートのフレーズはギター or キーボードで出すとして、A及びBパートまでinstrumentalでは単調な感じがするから、歌を入れなきゃならんだろう。


 「歌詞を調べないといかんな」と調べると、YouTubeでオリジナルの音源をsamplingしたものが聴ける(参照 )。ほぼ、スウィングガールズのベースラインとは変化がない。その他にも小西康陽氏が(?)、サンプリングしている音源があって(参照 )、Dマイナー一発のラインを、


作詞作曲:Hipster Image?

  4/4              
   Dm
   +   +   +   +     +   +   +   +    
G:-------2---------|-------2---------|
D:-0-----------3-2-|-0-----------3-2-|
A:-----------------|-----------------|
E:-----------------|-----------------|


 って感じで入れてて、この曲のビートをよく表しているので、この感じでベースラインをアレンジしていくつもり。あと、Jimmy Garrison のアフロブルーな感じ(参照 )も加えたいな。


 で、問題の歌詞であるが、Googleなどで、


「hipster image make her mine lyric」


 と入力して検索しても、それらしきものがない。歌いだしの「そこらへんに女子がいます」(大意:諸事情により本blogでは著作権保護のため、歌詞は掲載しないポリシーとしています)を加えて検索すると、ココ などが見つかった。


 私らの世代では”ナンパ狂”的な歌詞であり、「彼女をオレのものにしたいっ!!」って邦訳して歌うのも、ちょっとはばかれるので、原詩のままいくのがよさげ。


 関係ないが、マイケル・ジャクソン追悼。



■関連記事:


スウィングガールズ&HipsterImage「Make Her Mine」
YUI "Oh My God"
高幡不動尊の”お護摩”

ケヴィン・エアーズ「双子座のこども(Gemini Child)」

ヤードバーズ「幻の十年」
Cream "Crossroads"
Brian Eno "Sombre Reptiles"
木南晴夏嬢をめぐる音楽街道をゆく
草なぎ剛 in 檜町公園「シンゴー、シンゴー」フレーズ解析


このコンテンツは批評目的によるHipser Imageの音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】

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2009-06-07 23:32:25
テーマ:洋楽日本語化

アンディ・フェアウェザ・ロウ「僕は毎日死ぬ」

 循環コード(I-VIm7-IIm7-V7)の一種類しかコード進行がない世界を空想したとしても、おそらく、僕らは音楽を愉しむことが出来ると思う。循環コードのことをコーネル・デュプリー先生は「Ice Cream」と呼ぶのであるが。


 さて、勝手に曲の邦題をつけているが、アンディ・フェアウェザ・ロウ(Andy Fiarweather-Low)の「Everyday I Die(僕は毎日死ぬ)」のコード進行も循環コードだ。1974年にA&Mからリリースされた「スパイダー・ジャイヴィング(Spider Jiving)」のラストに収録されている作品。


ギター:ヘンリー・マカラック

 (Henry McCullough:元Paul McCartney&Wings、Greasebandなど)


ベース:クリス・スチュワート

 (Chris Stewart:元Spooky Tooth、Terry Reid、Aire Apparentなど)


ドラムス:デニー・シーウェル

(Denny Seiwell:元Paul McCartney&Wings、John Denverなど)


・キーボード:ミック・ウィーヴァー

(Mick Weaver:元Hemlock、Keef Hartley Band、Wynder K. Frogなど)

 

 が基本となるバンドセットで、それぞれ60~70年代のブリティッシュ・ロックの兵ミュージシャンであるため、演奏だけでも心地よい。


 キーはCメジャーで、

|Dm |G7 |C |A7|

 の繰り返し(歌パート部分)。つまり、

|IIm |V7 |I |VI7|


 の、循環コード。VI7はIIm-V7のドッペルドミナントとしてのメジャー化。この他、ホーン主体の間奏が、”ご挨拶”程度、「あぁ~単調すぎるから、ちょっと間奏くらいコード進行替えるべか」程度に付け足されているが、あまり面白くないのでソッチは無視したほうがよい。


 さて、循環コードの歌部分であるが、歌詞がなんともすごい。


 何がすごいかというと、希望がないのである。大意としてサビ部分を翻訳してみる。


■□■□■□■□■□↓以下翻訳(大意)。


毎日僕は死んでる。

自分をアホと気づいたが遅すぎた。

あとは人生を浪費するだけだ。

毎日僕は死んでいる。


■□■□■□■□■□↑以上翻訳(大意)。



 なんか途中で気合を入れて前向きになったりしない。無理に頑張ろうともしない。曲始めから最後まで、コノ感じである。明るい歌詞がない。ある意味、非常に潔い。


 だからコノ曲は、もう20年ほどから、お気に入りになっていて、循環コードで遊ぶときは、結構な確率で口ずさんでしまう。マジで、オススメです。


 フェアウェザ・ロウの本職は、一応シンガーソングライターというかロックシンガーなんだろうけど、一時期(1990年代。おそらく今年は同行してないはず??)、エリック・クラプトン先生のバンドで、アコースティック・ギタリストとして、共演していた時代がある。「アンプラグド」でも弾いている。その彼の姿しか知らない人は、ぜひいちど、この曲を聴いて欲しい。

■関連記事:


ケヴィン・エアーズ「双子座のこども(Gemini Child)」

ヤードバーズ「幻の十年」
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木南晴夏嬢をめぐる音楽街道をゆく
草なぎ剛 in 檜町公園「シンゴー、シンゴー」フレーズ解析



このコンテンツは批評目的によるAndy Fairweather-Lowの音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】

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2005-10-30 09:00:23
テーマ:洋楽日本語化

日曜日の朝(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)


Velvet Underground Velvet Underground & Nico

The Velvet Underground
The Velvet Underground & Nico



ルー リード
ニューヨーク・ストーリー―ルー・リード詩集

ピーター ドゲット ルー・リード ワイルド・サイドを歩け

アンディ・ウォーホル全版画―カタログ・レゾネ 1962‐1987

アンディ ウォーホル
ぼくの哲学

クラウス ホネフ
アンディ・ウォーホル

Ivan Vartanian
アンディ・ウォーホル50年代イラストブック

メアリー ハロン
I SHOT ANDY WARHOL―ポップカルト・ブック

【このコンテンツは批評目的によるルー・リード氏の音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。著作権者主体者の権利、音楽の美学を侵害した場合このページに限り、いかなる修正・削除要請にも応じますので、ご教授ください】


 日曜日の朝を死ぬまで何回経験するのだろう。60歳まで生きると仮定した場合、ざっと粗計算して52×60=3120回。意外と少ないものだ。その 3120分の1の今日、日曜日の朝。ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(Velvet Underground)「日曜日の朝(Sunday Morning)」を弾き語ってみよう。


 作詞・作曲:ルー・リード(Lou Reed)


【I】

|4/4 G |C |G |C|

 キーはGメジャー。アルペジオのイントロ。


【A】

Sunday morning Brings the dawn in
|G |C |G |C|
It's just a restless feeling by my si- de
|G |Em7 |Am7 |D7|

 1~4小節はⅠ-Ⅳヴァンプ(参照 )で、5~8小節はⅠ-Ⅵm7-Ⅱm7-Ⅴ7の循環コード(参照 )。 


 日曜日の朝 

 夜が明けたけど

 僕にとっては

 落ち着かない感じなんだ


 【A】を以下の歌詞で繰り返し。


 Early dawning
 Sunday Morning
 It's just the wasted years
 So close behind


 早い夜明け

 日曜日の朝

 そのすぐ後ろには

 無駄に過ごした過去の年月がある


【B】

Watch out the worlds behind you There's always some one around ya who will
|G |C |G |C|
call it's nothin' at all
|Am7 |Am7 |D7 |D7|


 背景の世界に注意しよう

 いつも君の周りの誰かが

 言ってるだろう

 「そんなことどうでもいい」って


 このあと【A】を繰り返す。


 Sunday Morning
 And I'm falling
 Iv'e got a feeling
 I dont want to know.

 日曜日の朝

 僕は落ち込んでしまう

 知りたくもなかった

 感覚を感じて


 【B】でギターソロをフィーチャーし再び【A】

 Early dawning
 Sunday morning
 It's all the streets you crossed
 not so long ago

 早い夜明け

 日曜日の朝

 それは君がそう遠くない過去

 横切ってきたストリートなんだ


 このあと「Sunday Morning」の歌詞をⅠ-Ⅳ(G-C)で繰り返してフェイドアウト。


 この曲、知らない人は残念だが、この詩と似つかわしくない、小さな結晶石のようなとても綺麗な音楽。聴いているだけで癒されるような美曲。その美しさが、このような自虐(「日曜日の朝の背景には無駄に過ごした時間がある」)的な歌詞の上に成り立っていることが素晴らしい。無駄に元気づけてくれるような脳天気な歌詞より、自分のダメさ加減を言い放っているような歌詞のほうが美しい。だから、この曲を聴くといつも心洗われる。

 日曜日の朝は、必ずこの曲を思い出し、歌える人生を生きていきたいものだ。日曜日の朝は、絶対そういう心理状態でありたいものだ。ありますように。



■関連記事:シド・バレット「テラピン」  デヴィッド・ボウイ「すべての若き野郎ども」

☆音楽解析の続編は『コチラ』 にて!

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2005-10-04 22:30:16
テーマ:洋楽日本語化

シド・バレット「テラピン」


Syd Barrett
Madcap Laughs


Syd Barrett
Crazy Diamond


Syd Barrett
Opel


Syd Barrett
The Radio One Sessions

【このコンテンツは批評目的によるシド・バレット氏の音楽からの引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。著作権者主体者の権利、音楽の美学を侵害した場合このページに限り、いかなる修正・削除要請にも応じますので、ご教授ください】



 所謂”精神異常”をきたして一般社会から去っていく人がいる。ニーチェは「正気であることが現代における最大の戦いだ」と言ったと思うが(多分)、逆に考えれば、現代において正気な奴のほうが、実は「気狂い」なのかもしれない。


 ピンク・フロイド(Pink Floyd)に1967年までメンバーであり、初期リーダーでもあったシド・バレット(Syd Barrett)も、”精神異常”をきたして音楽界を去ったひとりだ。さて、今日は、ピンク・フロイドを脱退したあと、彼がリリースしたファースト・アルバム「気狂い帽子が笑っている(Madcap Laughs)」の一曲目、「テラピン(Terrapin)」。アコースティック・ギター一本で弾き語られる、ちょっと不気味なラヴ・ソングだ。コレを引き語ってみよう。キーはEメジャー。


【A-1】
本当に 好きなんだ  君の星座は クリスタルブルー
I really love you, and I mean you. The star above you, crystal blue.
|4/4 E |G |E |G-A|
君を想うと 鳥肌が立つ
Well, oh baby, my hair's on end about you
|D |E |A |C-G|

 1~4小節

 Ⅰ-♭Ⅲ-Ⅰ-♭Ⅲ-Ⅳ

で、Ⅰと♭Ⅲ間の短3度上昇進行がメインの動きとなっている。♭ⅢはⅥの代理(参照 )として考えれば楽理的整合性はあるのだが、このⅠ-♭Ⅲヴァンプがこの曲を奇妙な感じのものにしている。5~8小節は

 ♭Ⅶ-Ⅰ-Ⅳ-♭Ⅵ-♭Ⅲ

…。サブドミナントマイナー→トニック→サブドミナント→サブドミナントマイナー→トニックⅥ代理としてのフラットⅢ…。無理やり理論的に解釈することも可能だが、ハッキリ言っておかしなコード進行だ。ハッキリ奇妙だ。適当にギターのメジャーコードを組み合わせているだけ? しかもこの部分しかサビになりそうな箇所無いし。


【A-2】

愛してるから 会いたくない  君のところへ 飛んでくよ
I wouldn't see you, and I love to. I fly above you, yes I do.
|E |G |E |G-A|
君を想うと 鳥肌が立つ
Well, oh baby, my hair's on end about you.
|D |E |A |C-G-G#|


 【A】の繰り返し、8小節目G#を経過コードとして【B】へ向かう。


【B】

プカプカ フラフラ  翼はキラキラ
Floating, bumping, noses dodge a tooth The fins a luminous
|A |A |C-G |Bb-E|
牙だらけ 暗い道化師  大きな岩の下  太陽の光
Fangs all 'round the clown is dark  Below the boulders hiding All the sunlight's good for us
|A |A |C |G-E|


 歌詞の意味、全くわからないので大雑把に訳した。コード進行は

 Ⅳ-♭Ⅵ-♭Ⅲ-#Ⅳ-Ⅰ

 Ⅳ-♭Ⅵ-♭Ⅲ-Ⅰ

またメジャーばかりだし。


 ・基本はサブドミナント(Ⅳ)→トニック(Ⅰ)のヴァンプに過ぎない

 ・サブドミナントマイナー(♭Ⅵ)が挿入されている

 ・トニックⅣが♭Ⅲに代理されている

 ・#Ⅳ-Ⅰの減五度上昇進行を描いている


などなど説明可能だが、ハッキリ言って、おかしなコード進行。


 この後【A】を以下の歌詞で繰り返して終わり。


 Cause we're the fishes and all we do
 The move about is all we do
 Well, oh baby, my hair's on end about you

 僕たちはお魚、泳ぐことしかやることが無い。

 君を想うと鳥肌が立つよ。


 「鳥肌が立つ」部分は直訳すると、「君を想うと総毛立つよ」であり、なんでラヴ・ソングのサビでそんなこと言うねん? という、まあ、キモイラヴ・ソングである。破綻したようなコード進行に、キモイ歌詞。そしてアーティストは「気狂い」。


 だがしかし。これこそ僕は、ロックの醍醐味だと考える。滅茶苦茶なコード進行でも何とかなるのだ、ロックにおいては、その曲が、その人にしか歌えない曲だから。交換不可能な作品だから。ロックの本質的な”破壊性”、ひいては”反権力性”。それら一見非生産的に見えるものが、奇跡的な創造性を描く。本音を言えば、計算され尽くされた音楽って真のところ、スリルも何も無い。好きじゃない。


 ”狂った”一人の男のタワゴトが、奇跡的な創造性を持つ。コレがロックの魅力。


 「世界の事象のすべてがこのアルバムに詰め込まれている」と評されたこともある「気狂い帽子が笑っている」。あまりに過大評価するのもなんだけど、やっぱりシド・バレットはスゴイ。純粋に他では聴けない音楽が、このアルバムには詰め込まれている。当時、ソフト・マシーンのロバート・ワイアットがドラムで参加している。未聴のかたは是非。


■関連記事: ピンク・フロイド「狂気」 ロバート・ワイアット「広島、長崎、ありがとう」  ソフト・マシーン「6月の月」

# 作品の原題を尊重し、一部差別的表現を、敢えて使用しています。何卒ご理解ください。

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2005-09-22 22:00:51
テーマ:洋楽日本語化

デヴィッド・ボウイ「すべての若き野郎ども」


David Bowie
Best of Bowie


Mott the Hoople
All the Young Dudes

【このコンテンツは批評目的によるデヴィッド・ボウイ氏の音楽からの引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。著作権者主体者の権利、音楽の美学を侵害した場合このページに限り、いかなる修正・削除要請にも応じますので、ご教授ください】


 体調不良で1年間活動休止していた、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)。11月7日に、3枚組のベスト・アルバム「プラチナ・コレクション(Platinum Collection)」をリリース予定とのこと。


 何だかんだ言って、デヴィッド・ボウイは僕の大好きなアーティスト。それぞれの曲に思い入れはあるが、今日はベストアルバムにも勿論収録される、「すべての若き野郎ども(All the Young Dudes)」を採り上げよう。キーはDメジャー、4/4拍子。この曲は「同性愛賛歌」と当時言われたらしいが、ナイーヴなボウイらしく、「若き野郎ども」のやるせない心境を見事に描いた曲。若い日々にこの曲を体験したものにとっては、多分涙無しには聴けない曲…。なのダ。キーはDメジャーのモット・ザ・フープル版。ボウイのレコーディングはBメジャーだったはず。


【A-1】

Billy rapped all night about his suicide, How he'd kick it in the head when he was twenty-five
|4/4 D -DM7/C# |Bm7 -D/A|
Speed jive, don't wanna stay alive when you're twenty-five . And
|F#m7 |A7 |


 一晩中ビリーは

 25歳で死んだ彼の話。

 早死っていうけど、

 25歳以上生きる意味がある?


 のっけから、こんな歌詞。コード進行は

 Ⅰ-ⅠM7-Ⅵm7-Ⅰ

 Ⅲm7-Ⅴ7

ベースラインは1~4小節、「1-M7-6-5」と下降、コードは微妙に違うが、パッヘルベルのカノン と同パターンと考えてよい。6小節目をトニックだけに抽象化させたパターンだ。


【A-2】

Wendy's stealing clothes from Mark's & Sparks and Freddy's got spots from ripping off the stars
|4/4 D -DM7/C# |Bm7 -D/A|
From his face - a funky little boat race ,
|F#m7 |A7 |


 ウェンディはブランド店から服を盗み、

 フレディはスターをペテンにかけて生計を立ててる。

 彼の顔はファンキーな

 八百長やってる奴の顔。


 【A】パターンの繰り返し。


【B】

The television man is crazy, sayin' we're juvenile delinquent wrecks. . Oooh
|Em7 |F#m7 -Bm7|
man, I need a TV when I've got T.Rex. Oh brother,
|G -D |A7 |
ya guessed, I'm a dude yeah.
|A7|


 テレビに出てる男は頭がおかしくて、

 「めちゃくちゃな不良少年たち」を評論してる。

 ああ、見たいテレビ番組なんて、

 T. Rex くらいさ。

 俺たちには。


  コード進行は

  Ⅱm7-Ⅲm7-Ⅵm7-Ⅳ-Ⅰ-Ⅴ7

この歌では「dude」という単語がキーワードとなる。「dude」は俗語での「野郎」「おい」という意味として、男性が男性に対して呼びかける意味合いを持つ。それから転して「不良」の意味ももつようになっていることは、1987年の映画、「N.Y. バッドボーイズ」の原題が「Dudes」ということからも見て取れるだろう。


 だがわが国で「不良」というと範囲の狭い青少年を対象にしてしまうだろうから、「若き野郎ども」という邦訳は見事だ。

 ・25歳以上生きて意味があるのか? 

 ・友達はちょっと悪いことをしている。

 ・大人は偉そうに色々言うが、T.Rex以外興味が無い

ここに描かれている若者像、青少年期こういうことに悩んだ人間って、結構多いんじゃないかと思う。自分もそうだ。だから共感する。


【C】

All the young du -des (hey, dudes), Carry the
|D -DM7/C# |Bm7 -D/A|
news (where are ya?), Boogaloo du -des (stand up, c'mon), Carry the ne
|Am7 -Am7/G |F -C|
-ws.
|G-C-A7-D|


 すべての若き野郎ども、

 何か新しいニュースはないか?

 ブーガルーな野郎ども、

 何か新しいことを知ってないか?


 サビ。コード進行は、1~2小節が【A】と同じ。が、3~4小節

 Ⅴm7-♭Ⅲ-♭Ⅶ

と進行。ドミナントセブンス(Ⅴ7)であるはずのAがマイナー化してⅤm7(=Am7)になっているのが、かなりトリッキー、物凄く珍しい。理論的に解釈するならココで多分、長二度下のキーCに移調していると言えなくも無いが…、とにかく特徴的なコード進行。デヴィッド・ボウイって、こういう曲作るんだよなぁ。続いて、♭Ⅲ-♭Ⅶと移動、これもキーCとして捉えるとⅣ-Ⅰ。ザ・フーで指摘したように(参照 )、歴史に名を残した偉大なロック・アーティストはこういう理屈を超えたことを平気でやる。だからロックが好きだ。その後は、

 Ⅳ-♭Ⅶ-Ⅴ7-Ⅰ

で【C】を繰り返し、【A】に戻る。


 この曲、1972年、モット・ザ・フープル(Mott the Hoople)がアイランド・レーベルから離れ、CBSレコードに移籍した際、デヴィッド・ボウイがプロデュースした同名アルバムが初出。18歳、大学に入ったものの、今後どう生きていけばよいか解らない多感で複雑な頃、友人MOから聴かせてもらった。意味もなく徹夜、朝方、大学キャンパスをウォークマンで聴きながら徘徊、涙をポロポロと流した想い出がある。


 若い頃、「何か新しいもの」に飢えていた。「何か新しいもの」が作れると、思っていた。それができない人生は「25歳以上生きる意味がある?」と思っていた。若いころはそれでいいと思う。年をとった私が、その頃の私にかけてやれる言葉はそれだけだ。若者、がんばれ。新しいもの作ってくれ。

■関連リンク:VIBE ニュース記事  デヴィッド・ボウイ公式サイト

■関連記事:ユー・リアリー・ガット・ミー  ゲット・イット・オン

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2005-09-18 20:00:23
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新・科捜研の女:ラヴィン・スプーンフル「サマー・イン・ザ・シティ」


The Lovin' Spoonful
Hums of the Lovin' Spoonful

Lovin Spoonful
Summer in the City

Joe Cocker
Have a Little Faith

Butthole Surfers etc.
ミュージック・フォー・アワー・マザー・オーシャン 3
David Essex
Complete Collection

Quincy Jones etc.
Sampled, Vol. 3

B.B. King
Guess Who

Marmalade
Ultimate Collection
Sweet
Millenium Collection

Styx
Big Bang Theory

The Ventures
Guitar Freakout/Wild Things!
The Stranglers
Lies & Deception

 先週の9月15日に放送終了してしまったが、名女優、沢口靖子出演、「新・科捜研の女」のBGMとして、ラヴィン・スプーンフル(the Lovin' Spoonful)「サマー・イン・ザ・シティ(Summer in the City)」が使用されていた。フォーク・ロックの名曲のひとつであるこの曲は、別に政治的なメッセージを持っているわけでもない、シンプルな曲なのだが、物凄く洗練された作曲法を用いた歴史に残る名曲だ。



 ラヴィン・スプーンフルは1965年、グリニッチ・ヴィレッジでフォークシンガーとして活動していたジョン・セバスチャン(John Sevastian)とギタリスト、ザル・ヤノフスキ(Zal Yanovsky)、ベーシスト、スティーヴ・ブーン(Steve Boone)、ドラマー、ジョー・バトラー(Joe Butler)により結成された。


 「サマー・イン・ザ・シティ」は、スティーブとジョンの手による曲で、1966年発表のアルバム、「ハムズ・オブ・ザ・ラヴィン・スプーンフル(Hums of Lovin' Spoonful)」に収録。キーはCマイナー。



【A】
Hot town, summer in the city. Back of my neck getting dirty and gritty.
|4/4 Cm -Eb |F -Ab|
Been down, Isn't it a pity, Doesn't seem to be a shadow in the city.
|Cm -Eb |F -Ab|


 暑い夏の日の街、背中は汗と埃まみれ

 哀れに落ち込んで、街の暗がりにしかいない俺。


 コード進行は、

 Ⅰm-♭Ⅲ-Ⅳ-♭Ⅵ

の繰り返し。マイナー・ダイアトニックコードの関係で言えば、


 トニックマイナー(Ⅰm)

 →トニックマイナー代理(♭Ⅲ)

 →サブドミナント(Ⅳ)

 →サブドミナントマイナー(♭Ⅵ)


という進行。ふたりはプリキュア主題歌 と同様(最後がⅤ7だが)の進行であることがわかるだろう。マイナー・キーの定番コード進行と、暑苦しい歌詞と相俟って、独特の雰囲気を醸造する。


【B】

All around, people looking half dead,
|G -G7
Walking on the sidewalk, hotter than a match head.
|Cm -C |2/4 C7|

 どこでも、人は半分死んだように

 マッチの先より熱い歩道を歩く。


 【A】から短二度下降して、

 Ⅴ-Ⅴ7-Ⅰm-Ⅰ

単なるドミナントモーションであるが、2小節目後半で同主調転調してCメジャーとなっている。だがそれだけに留まらない。同主調転調するだけでなく、3小節目でドッペルドミナントとしてC7となり、下属調Fメジャーに一気に転調してしまう。ここら辺の作曲術は、「ジョン・セバスチャン、天才!」としか言えないようなもの。彼の曲は、こういった素晴らしい作曲術を使ったものが多い。


【C】

But at night it's a different world, Go out and find a girl.
|4/4 F -Bb |F -Bb|
Come-on come-on and dance oll night, Despite the heat it'll be alright. And
|F -Bb |F -Bb|
Babe, don't you know it's a pity that the days can't be like the nights In the
|Dm -Gm |Dm -G|
Summer, in the city, in the summer, in the city.
|Dm -G |Dm -G|

 でも夜は別世界。女の子を見つけよう。

 カモン、カモン、踊ろうよ。熱さなんか忘れて。

 ベイビー、昼と夜が別物って、悲しくないかい?

 そんなこの街の夏、この街の夏。


 【B】を経て、Fメジャーの曲に生まれ変わり、歌詞と同じく別世界の音楽となる。1~4小節は、Ⅰ-Ⅳヴァンプ(参照 )。5~8小節はⅥm7-Ⅱm、途中でⅡがメジャーに変わるところがミソ。この後、ギターリフが虚ろな感じで入る。

   Eb                Ab
   +   +   +   +     +   +   +   +
e:-3--1-1-3-1---1--|-4--2-2-4-2---2--|
B:-----4------4----|-----4------4----|
G:-----------------|-----------------|
D:-----------------|-----------------|
A:-----------------|-----------------|
E:-----------------|-----------------|


 コード進行は、キーFとして捉えると、♭Ⅶ-♭Ⅲの繰り返しだが、実はこの部分で長二度下のキーEbメジャーに転調して、Ⅰ-Ⅳヴァンプを行っているのだ。この箇所、車のサイレン、バス、トラクター(?)の音などが効果音として挿入。夏の蜃気楼のなかの無音状態のようだ。そして、【A】に戻るのだが、そこでは、キーEbメジャーから平行調であるCマイナーに転調していることを見逃してはならない。


 名曲であることは、この曲をカヴァーしたアーティスト達の名前が証明してくれるだろう。


 ジョー・コッカー(Joe Coker)、バットホール・サーファーズ(Butthole Suffers)、カウントダウン・シンガーズ(Countdown Singers、レゲエ風)、デヴィッド・エセックス(David Essex、ファンク風)、クインシー・ジョーンズ(Quincy Jones、純ジャズ風)、B.B. キング(B.B. King、モダン・ブルース風)、マーマレイド(Marmarade)、スウィート(Sweet)、スティクス(Styx)、ヴェンチャーズ(Ventures)、ストラングラーズ(Stranglers、ニュー・ウェイヴ風)、デル・シャノン(Del Shannon)、などなど。



 さて、「科捜研の女」シリーズ、仮面ライダー人脈が多数出演していることでも有名。元仮面ライダーカリスの森本亮治と、前シリーズに引き続き元仮面ライダー555、カイザ、オーガの泉政行(本当に彼はライダー3体に変身した)が登場していた。


 洋楽選曲のセンスもよく、ノラ・ジョーンズとかもかかっていた覚えがある。今後も続くのかな?



■関連リンク:新・科捜研の女公式ページ

■関連記事:ザ・バンド「怒りの涙」  ふたりはプリキュア

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2005-09-15 23:00:58
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ザ・バンド「怒りの涙」


Band
Music From Big Pink


Bob Dylan & the Band
The Basement Tapes


Switch (Special edition)


ボブ・ディラン
ボブ・ディラン自伝


ボブ・ディラン―総特集


エーリヒ フリート
ナチスの陰の子ども時代―あるユダヤ系ドイツ詩人の回想


デボラ ドワーク
星をつけた子供たち―ナチ支配下のユダヤの子供たち

【このコンテンツは批評目的によるザ・バンド、ボブ・ディラン氏、リチャード・マニュエル氏の音楽からの引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。著作権者主体者の権利、音楽の美学を侵害した場合このページに限り、いかなる修正・削除要請にも応じますので、ご教授ください】


 疲れたときに噛み締める曲がある。夜道をとぼとぼ歩きながら、唸るように歌う歌がある。疎外感を感じたとき。被害妄想に悩まされるとき。物事が上手く進まないとき。体調も芳しくなく、テンションも低いとき。


 ザ・バンド(the Band)「怒りの涙(Tears of Rage)」が、僕にとってそうだ。ボブ・ディランのイラストが印象的なデビュー・アルバム「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク(Music from Big Pink)」の一曲目。強烈なハモンド・オルガンの、怒ったような音色からこの曲は始まる。非常にゆっくりしたテンポで淡々と。辛い想い出を噛み締めるかのように歌われる歌詞。曲はボブ・ディランと、ザ・バンドのリチャート・マニュエル(Richard Manuel)によるもの。キーはCメジャー。


【A-1】
We ************** ************** ******** Day.
|4/4 C |C-Am7 |F |Dm7|
And ******** ******** ********
|Bb |Bb-F |C |C|


 歌詞は今回も片桐ユズル氏の翻訳を引用(一部筆者改)させていただく。この邦訳詩がそのまま、僕のこの曲のイメージになっている。


 われわれは独立記念日に

 きみを抱いて歩いた。

 そしていま君はわれわれ皆を捨てて、

 勝手にしろと言う。


基本的にこの歌詞では、とある父と娘の関係がモチーフとされている。ここで語られるのは幼女時代の思い出と、成長した娘の「積み木くずし」状態。父娘の関係を想像することで無限にイメージが広がる歌詞だ。


 コード進行は、


 Ⅰ-Ⅵm7-Ⅳ-Ⅱm7

 ♭Ⅶ-Ⅳ-Ⅰ


トニック(Ⅰ-Ⅵm7)→サブドミナント(Ⅳ-Ⅱm7)→サブドミナントマイナー(♭Ⅶ)→サブドミナント(Ⅳ)→トニック(Ⅰ)で、最も心の痛い部分を歌うときサブドミナントマイナーに鳴っている(参照 )と思えばよい。



【A-2】

Oh, ******** ******** ********
|C |C-Am7 |F |Dm7|
To wait ******** ******** ******** "No".
|Bb |F |C |C|


 【A】パターンを繰り返す。


 おお、世界中のどんな娘が

 父親をそのように扱っただろう?

 手取り足取り父に尽くしながら

 いつでも「ノー」としか言わないなんて。


 苦々しく歌われる歌詞が「積み木くずし」状態を加速する。そしてサビへ。


【B】

Tears of rage, ******** ******** ********
|E7 |Am7 |F |C|
Come ******** ******** ******** ********
|E7 |E7-Am |F |C7-FM7-C|


 怒りの涙、哀しみの涙。

 何故私はいつも盗人扱いされなきゃならないのか?

 さあ、おいで。わかっているだろうけど、

 われわれは物凄く落ち込んでいて人生は短い。


 この部分の歌詞だめ、心震えずにいられない。「私たちはとても気分がロー(low)で、人生は短い」なんて言葉、ボブ・ディラン以外の誰が書けるだろう? かっこよすぎ。コード進行は、


 Ⅲ7-Ⅵm7-Ⅳ-Ⅰ


最初のⅢ7はドッペルドミナントでメジャーになったⅢm7で、

4小節目のⅣをⅡm7の代理として捉えると、Ⅲ7-Ⅵm7-Ⅱm7(-Ⅴ7)-Ⅰという完全四度上昇進行だ。


 人間は、「ヒトとヒトの間」=「共同体」に存在して初めて人間だ。共同体は「うちら」と「あいつら」の境界線を引くことで世界観をメンバー間で共有し、成り立つ。「うちら」は比較的長期間定着した仲間のこと。「あいつら」は部外者、よそ者、他から来た者、流浪の民。社会で生きていくことは、幾つかのこういった共同体を変遷することでもある。


 共同体は外部を排除することで、内側の求心力を強くする。ナチスがユダヤ人を迫害したように、仲良し不良グループが転校生を苛めるように、お局正社員が新人契約社員を苛めるように。


 何故私はいつも盗人扱いされなきゃならないのか?


と怒りの涙を流す。ここに心が震える。ユダヤ人ボブ・ディランも、カナダからの流浪の民であるザ・バンドの面々も、こういった心の痛み、怒りの涙を何回も味わってきたのだ、と推察する。現代日本、雇用も不安定で、流浪の民は増すばかり。共同体にいま、片足でも突っ込んでいるならば、「よそ者を盗人扱いしない」共同体を作っていくことを考えよう。「他者」を排除することで成立した世界観なんで、絶対につまらない。



■関連記事:ニック・ロウ「リトル・ヒットラー」 ボブ・ディラン「ホーボーとはいえ」  ボブ・ディランとブラジャー  ザ・フー「トミー」  ELO「トワイライト」

■関連ブログ:芸術的生活  OnGen  Rock & Movie  Review

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2005-09-05 20:00:24
テーマ:洋楽日本語化

「小泉純一郎首相はヒトラーより最悪」亀井氏発言


Nick Lowe
Jesus of Cool



レニ ブレンナー
ファシズム時代のシオニズム


須崎 慎一
<日本ファシズムとその時代―天皇制・軍部・戦争・民衆


宮田 光雄
ナチ・ドイツと言語―ヒトラー演説から民衆の悪夢まで


斎藤 貴男
安心のファシズム―支配されたがる人びと


ルイ・アルチュセール
再生産について―イデオロギーと国家のイデオロギー諸装置

【このコンテンツは批評目的によるニック・ロウ氏の音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。著作権者主体者の権利、音楽の美学を侵害した場合いかなる修正・削除要請にも応じます】

> 「悲しいことだが、今の日本ではファシスト政治、強権政治が行われている」

> 「小泉首相は非情な人。ヒトラーより、もっと独裁的な政治をしている」

> 「ヒトラーより最悪だというのは、ヒトラーでも全権委任法を作ってから独裁政治をしたこと。小泉首相はルール無視だ」

> 「今回出馬を断念した議員や私たちは、小泉首相に政治的な毒ガス室に入れられたようなもの。私は生き残るがね」

               (サンスポ記事 より引用)

                

 8月30日、衆議院議員選挙が公示された。広島6区で堀江貴文氏と激突する、国民新党の亀井静香氏。8月31日、都内で行われた日本外国特派員協会主催の講演会に出席し、以上の発言を行ったということだ。


 のっけから話は変わるが、僕は洋楽ポピュラーと、邦楽ポピュラーの根本的な違いは、政治に対する姿勢だと考えている。これは西洋とわが国の民主主義の成立の仕方の違いから派生した文化の違いだと考えている。


 例えば、こんな事実。ヒトラー(Hitler)について書かれた曲が、英米で何と多いことか。allmusic.com で、「Hitler」→「Song」を指定して検索してみて欲しい。何種類もの曲がヒットしただろう。彼ら、彼女らは、権力に対して物申す、あるいはオチョクルことを音楽活動の一部と考えている。これに類似した例は日本では、あまり考えられない。ハレとケを区別する文化(参照 )は、「今、国家のなかで生活していること(=ケ)」と「音楽を作ったり聴いている時間(=ハレ)」を明確に区別しているんだろう。「ええじゃないか」運動などを除いて。


 今日はそんなヒトラー曲のなかから、僕が大好きなニック・ロウ(Nick Lowe)「リトル・ヒットラー(Little Hittler)」を採り上げたい。では、曲&詩の解析を。キーはAメジャー、4/4拍子、ゆったりしたフォークロック曲だ(←Amazonで試聴可能)。


 試聴された方は、あまりの牧歌性に「え? 別に権力を批判するような曲じゃないジャン」と思われるだろう。また、この曲は「ディスコ」を批判したものとされていて、明確な狙いが判らない曲である。しかし、だからこそ、そこに高尚なウィットとアイロニーを感じる。僕はソレが好きだ。


【A】
Little Hitler, what you doin' Is the passion inflamed again, again.
|4/4 A |E |E |A-D-E7|
Little Hitler, what you doin' Is it go go night again tonight?
|A |E |E |A-E7|


 ちっちゃなヒトラー、何をやってるの?

 情熱の炎は燃え盛ってるみたいだけど。

 ちっちゃなヒトラー、何をやってるの?

 今日はノリノリの夜のはずじゃなかったっけ?


 コード進行は、Ⅰ-Ⅴ-Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ。スリーコード。特に解説の必要なし。


【B】

Ever searchin' for the action. But the action don't want to know.
|D |A |D |A|
I said all along you're a tough one. Little Hitler,
|A |D-E7 |A |D-E7|


 何か行動しようとしてきたけど、見つからない。

 ちっちゃなヒトラー、君はタフだよ。


コード進行はⅣ-Ⅰの繰り返し、プラス、Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ7の繰り返し。以上【A】【B】パターンを以下の歌詞で繰り返す。


 ちっちゃなヒトラー、何をやってるの?

 みんなの注目の的になれないんだ。

 ちっちゃなヒトラー、僕は真面目に

 何故君が僕に八つ当たりするのか考えたいんだ。

 

 君の大事なゲストばかりで

 世の中は動いているわけじゃない。

 深夜おそくには、

 種がばら蒔かれるだろう。

 僕自身、ちいさなヒトラーになってしまうようだ。


 ここから【C】に向かうが短6度上のキーFメジャーに転調する、という珍しい手法を使っている。おそらく、Aメジャー→同主調転調したAマイナー→Cメジャーから4度上のFに転調ということなんだろうが、よくわからない。よって、【B】の8小節目は繰り返し時のみC7になる。


【C】

When the goin' gets tough The tough get goin' Every now and then l can see 'em runnin', runnin'
|F |C7 |Dm7 |Am7|
You can talk with them You can be shot with them. But you'll get no change , Only shootin' at 'em long range.
|Dm7 |Bb |Bm7 |E7|


 状況はどんどん厳しくなるばかり。

 何時でも彼らが走るのが見れる。

 君は彼らと話し、彼らと撃たれるだろう。

 君は何も変わらない、長距離から撃たれないだけ。

 

 コード進行はキーFメジャーで、

 Ⅰ-Ⅴ7-Ⅵm7-Ⅲm7

 Ⅵm7-Ⅳ-#Ⅳm7…

と7小節目に短2度上昇で進んだ後、元のAメジャーに転調、Ⅱm7-Ⅴ7-Ⅰで解決する。その後【A】をインストルメンタルで挿入、【B】を繰り返して終了。ニック・ロウは高度な作曲能力を持っている人だ。


 さて。理解に苦しむ歌詞だ。巧く訳せない。メタファー(暗喩)を読み解いていくと様々な解釈ができそうだが、一つだけ、亀井氏と、ニック・ロウの大きな違いは何か?

> 僕自身、ちいさなヒトラーになってしまうようだ。

ロウ氏の「ヒトラー」は誰の心にも潜んでいる種。亀井氏の「ヒトラー」は社会敵を貶め、他人を中傷するための「ヒトラー=とにかく悪い奴」という記号。ここが違う。


 「ファシズム」を大学時代、研究したことがある。ファシズムは決して、強権的で暴力的な為政者が、人々を圧迫して完成するものではない。一部の許すべからざる暴虐(アウシュビッツ)を除けば、多くの一般の人々は、ファシズムに関与し、ソレを翼賛した共犯者でもある。それを、ニック・ロウの歌は、語っている。「悪人の記号」という低いレベルではない。


 音楽はその構造上、知的なもの。色んなことを真面目に考えないと作れないもの。政治家はどうか? 責任ある立場にある人の、知的でない発言は、本当に勘弁してもらいたい。


■関連リンク:サンスポ記事  

■関連記事:フェイセズ「ウー・ラ・ラ」  テレサ・ブリューワー オシャレ魔女ラブ&ベリー


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2005-08-25 22:00:45
テーマ:洋楽日本語化

ロンドン・テロとラルフ・マクテル


Ralph Mctell
From Clare To Here: The Songs Of Ralph McTell


Ralph McTell
Definitive Transatlantic Collection


Ralph McTell
Best of Ralph McTell: Streets of London

 無差別殺人を行える奴等というのは、「様々な文化があること」(参照 )、「色々な他者がいること」(参照 )に対する想像力が、根本的に欠如した輩だと思う。


 自分は、ロンドンに行ったことがない。ロンドンの風景を想像するとき、真っ先に出てくるのが、イギリスのフォーク・シンガー、ラルフ・マクテル(Ralph McTell)「ストリート・オヴ・ロンドン(Streets of London)」。キーはDメジャー。


【A】  
Have you seen the old man, In the closed-down mar- ket.
|4/4 D |A7 |Bm7 |F#m7|
Kicking up the pa- per, with his worn out shoes?
|G |D |Em7 |A7|



 コード進行は
 Ⅰ-Ⅴ7-Ⅵm7-Ⅲm7
 Ⅳ-Ⅰ-Ⅱm7-Ⅴ7

もろパッヘルベルのカノン進行(参照 )。歌詞は、


 In his eyes you see no pride
 Hands held loosely at his side
 Yesterday's paper telling yesterday's news


と続く。大意を訳すと、


 ロンドン下町のおじいさんを見たことがあるかい?

 擦り切れた靴で、新聞紙を蹴っ飛ばしている。

 目にはプライドの欠片も無く、だらんと腕を垂らしてる。

 昨日の新聞は、昨日のニュースしか伝えてないのに。



【B】  

How can you tell me, your're lone- ly.
|G |F#m |D-G |D|
And say for you that the sun don't shine?
|E7 |E7 |A7 |A7|

 Ⅳ-Ⅲm7-Ⅰ-Ⅳ-Ⅰ

 Ⅱ7-Ⅴ7


サブドミナント→トニックを繰り返して、ツーファイヴ。


 何で君だけが寂しいと思うのかい?

 自分にだけ太陽が輝かないなんて。

【A】'  

Let me take you by the hands and lead you through the streets of London.
|D |A7 |Bm7 |F#m7|
I'll show you something to make change your mind.
|G |D |Em7-Am7 |D|


 【A】のコード・パターン。


 君の手を取って、ロンドンの街に連れてってあげるよ。

 君の心を変える何かを見せられると思うんだ。


 ここに描かれた情景は様々な人間が共存する街。それは、色んな人種の人々を受け入れてきたヨーロッパ大都市の歴史と風格を感じさせる。どこかホッコリと暖かい街の情景。


 無差別殺人、任意の any one を消せる奴等は、任意の one (=自分)すら消せるのだと思う。この曲には任意の any one が、それぞれの立場、いばったりできないが、何かを持ちながら生きている様を描写している。僕らは、他者の心理や生活を想像し、他者を描いたり、歌ったりする感性と能力を、どんな極限状況下であり、どんな「大義」、「正義」、「黄金律」、「使命」があろうとも、決して忘れてはならないと思う。 


■関連記事:セロ弾きのゴーシュ  樋屋奇応丸  パッヘルベルのカノン

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2005-08-14 17:54:04
テーマ:洋楽日本語化

耳をすませば「カントリーロード」


耳をすませば




John Denver
Poems, Prayers & Promises


John Denver
Take Me Home Country Roads


OLIVIA NEWTON-JOHN
Let Me Be There (Aus)






耳をすませば


「耳をすませば」より 地球屋に


「耳をすませば」 サウンドトラック


耳をすませば


宮崎 駿
耳をすませば


柊 あおい
耳をすませば


柊 あおい
幸せな時間―耳をすませば



柊 あおい
耳をすませば


田中 雅美, 柊 あおい
耳をすませば―ロマンチック・ラブ・ポエム



耳をすませばピアノ・ソロ・アルバム



【このコンテンツは批評目的によるBill Danoff氏、Taffy Nivert氏、鈴木麻美子氏、宮崎 駿氏、野見祐二氏の 音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。著作権者の権利、音楽の美学を侵害した場合いかなる修正・削除要請にも応じます】


 先週、柊あおい原作、近藤喜文監督、宮崎駿脚本・絵コンテのスタジオジブリ1995年作品『耳をすませば』を10年ぶりに見直す。受験が控えているにも関わらず、図書館通いする中学3年生女子、月岡雫。雫は、自分が借りた本の貸し出しカードにいつも書かれている「天沢聖司」という名前が気になって…。多感な少女の夏の日、を見事に描いた作品で、テーマ曲はご存知のとおり、洋楽日本語化版「カントリー・ロード」



 「カントリー・ロード」、原題は「Take Me Home, Country Roads」で、ビル・ダノフ(Bill Danoff)タフィ・ニヴァート(Taffy Nivert)ジョン・デンヴァー(John Denver)による作詞作曲。ビルとタフィは、アメリカ・フォーク&カントリー界の誇る作曲家チームで、エミー・ルゥ・ハリス(Emmylou Harris)、ジョーン・バエズ(Joan Baez)、ドリー・バートン(Dolly Parton)らが採り上げた「Boulder to Birmingham」、「Afternoon Delignt」など、多数のカントリー&フォーク界のスタンダードを作曲した。ジョン・デンヴァーは、ジェイムズ・テイラーが先鞭をつけた「カントリー生活を題材としたフォーク・ソング」を継承・発展させたフォーク・シンガー。1971年のデビュー・アルバム「Poems, Prayers & Promises」での「カントリー・ロード」を演奏。おそらくコレが初出と思われる。ここでの演奏は、キーはAメジャー。


 映画冒頭で流れたバージョンはオリヴィア・ニュートン・ジョン(Olivia Newton-John)によるカヴァー。1973年12月リリース、「Let Me be There」1曲目に収録。コチラはキーDメジャーでの演奏。


 今日は、これらの演奏、コード・アレンジ方法を邦訳版と比較してみる。また、「耳をすませば」ヴァージョンの歌詞の翻訳は直訳ではない。実際、英語の歌詞をそのまま訳してみても、風土・慣習の違い、字余り・字足らずから詩として良いものになるわけではない。鈴木麻美子さんと宮崎氏により行われた「意訳」は大いに興味深いものなので、詩の意味の比較も行うことにする。


 では、月岡雫(声優:本名陽子)が地球屋にて、天沢聖司(声優:高橋一生)のヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、コルネットの演奏をバックに「カントリー・ロード」を歌うシーンを題材とする。キーはFメジャーだ。


◆カントリー・ロード


 原曲:Take Me Home, Country Roads
 原曲作詞・作曲:Bill Danoff,Taffy Nivert and John Denver
 日本語訳詞:鈴木麻美子
 補作:宮崎 駿
 編曲:野見祐二
 唄:本名陽子


【A】

*** *** *** ***
|4/4 F |Dm7 |C7 |Bb-F|
*** *** *** ***
|F |Dm7 |C7 |Bb-F|

 コード進行はオリジナル版と同じで、

 Ⅰ-Ⅵm7-Ⅴ7-Ⅳ-Ⅰ

 基本的にこの曲はアーメン終止(参照 )を多用しており、お辞儀終止を使っていない。トニック→ドミナント→サブドミナント→トニック進行だ。この部分、原曲の歌詞を直訳すると、


 天国のようなウェスト・ヴァージニア、

 ブルー・リ**ンテン

 シェナンドー・リヴァー

 

 ここでの生活は木々より古く、

 山よ**若い。

 そよ風のように流れてる。


と、失礼だが脳天気にアメリカの大自然と、そこでの生活を賞賛しているだけ。直訳して、聖蹟桜ヶ丘の自然を「天国のような聖蹟桜ヶ丘、切り崩された山々、多摩都市ニュータウン♪」などとすることも可能だったろうが(笑)、 「平成狸合戦ぽんぽこ」 に示されたとおり、 僕らの街に「自然」は存在しないから「自然」は孤独(ひとりぼっち、さみしさ)とそれに抗する希望(生、強い自分)ということになってしまう。のだろう。ここでの生活は、木々よりも若く山は無く、寂しく孤独だ。だからアーメン終止で強い自分を祈る。


 「自然に帰れ」とジャン・ジャック・ルソーは言ったが、その「自然」は山・川・海・田舎・故郷の意だけではない。

【B】

*** *** と*け ***
|F |C7 |Dm7 |Bb|
*** *** *** ***。
|F |Eb |Bb |F|

 一段目のコード進行は

 Ⅰ-Ⅴ7-Ⅵm7-Ⅳ

で、オリジナル版と同じ。だが2段目が

 Ⅰ-♭Ⅶ-Ⅳ-Ⅰ

で、オリジナル版Ⅰ-Ⅴ7-Ⅳ-Ⅰと、2小節目が違う。♭Ⅶはサブドミナント・マイナー、ドミナントⅤ7に替えて使ったコード・アレンジだ。以前に述べたかもしれないが、ドミナントⅤ7とサブドミナントマイナーは、互換性がある。キーCで説明すると、

 Ⅴ7=ソ、シ、レ、ファ

にアルタード・テンション(参照 )、♭9と♭13、さらに11を加えて、

 V7 b9 11 ♭13=ソ、シ、レ、ファ、♭ラ、ド、♭ミ

これは、サブドミナント・マイナー

 Ⅳm = ファ、♭ラ、ド

の音を全て持っているし、サブドミナント・マイナー

 Ⅶ7=♭シ、レ、ファ、♭ラ

の3音を共有しているためだ。というわけでココではⅤ7を♭Ⅶで代用するコード・アレンジが行われている。繰り返しになるが、サブドミナントマイナー特有の物悲しい感じ(参照 )が何ともいえない。歌詞のほうだが、原曲は


 カントリー・ロード、**。

 家へ、私の根っこ(ルーツ)がある場所へ。

 **山が母、

 家へ連れて行って、カントリー・ロード。


 と、 故郷への回帰渇望を歌う。邦訳版の「あの街へ続いている気がする」とは大きな違いである。【A】で提示された「回帰すべき自然が物理的に存在する」ことと、「回帰すべき自然が物理的に存在せず、精神的にしか存在しない」との差だ。この志向性の違いはこの後、急激に加速していく。

 


【C】

*** *** *** ***
|Dm7-C7 |F-Dm7 |Bb-Dm7 |C7|
*** ***。 *** ***
|Dm7-Eb |Bb-F |Gm7 |C7|

 コード進行、一段目は

 Ⅵm7-Ⅴ7-Ⅰ-Ⅵm7-Ⅳ-Ⅵm7-Ⅴ7

オリジナルは、Ⅵm7-Ⅴ7-Ⅰ-Ⅰ-Ⅳ-Ⅰ-Ⅴ7で、トニックⅠを2~3小節目、トニックⅥm7で代理しているだけの違い。2段目は、

 Ⅵm7-♭Ⅶ-Ⅳ-Ⅰ-Ⅱm7-Ⅴ7

オリジナルはⅥm7-Ⅴ7-Ⅳ-Ⅰ-Ⅴ-Ⅴ7で、1小節めのドミナントのサブドミナントマイナー化(上と同じ)、3小節目のツーファイヴ化(参照 )の違い。オリジナル歌詞直訳は


 朝、彼女の声を聴いた。

 彼女は僕の名を呼ぶけど、

 ラジオが今、僕が故郷から遠く離れていることを教えてくれる。

 車を運転しながら、

 故郷の思い出がもうずっと過去のものであることを噛み締めている。


 比較的このパートだけ、意味が近いのかもしれない。結局、物理的にも精神的にも、故郷=自分のルーツと遠く離れて生きる生活。

【B】

*** *** *** ***
|F |C7 |Dm7 |Bb|
*** *** *** ***
|F |Eb |Bb |F|

 コード進行は初出の【B】パートと同じ。「耳をすませば」ヴァージョンは「故郷に続いていたとしても、行かない」と回帰を否定している。また「行けない」としている。回帰先のない現代を生きる僕らの心境を見事に描写。


【B】

*** *** *** ***
|F |C7 |Dm7 |Bb|
*** *** *** ***。
|F |Eb |Bb |F|

 同じく。コードアレンジと意訳は、風土・歴史・文化の違いから生じる。そして、時代を反映して、僕らの心を打つ歌となる。

 公開された1995年は10年前になる。当時、自分は八王子の某結婚式場で雅楽の演奏をするのが仕事(参照 )だった。その頃、僕はミュージシャン生活が行き詰まり(参照 )、故郷神戸の街並みが地震で崩壊(参照 )、それに加えて、自分の出身高校から(憎むべき)オウム真理教幹部が4人も出たり、自分も青春時代を過ごした大学学生寮(参照 )の取り壊しが決まったりして、非常に不安定な精神状態の生活を送っていた。まさしく、自分が歩んできた道=カントリー・ロードが全否定されて消去された心境。帰るべき、回帰すべき自然を喪失した不安定な心理だった。


 雅楽の職場で、4歳年上の元同僚MN氏と、たわいないオタ話に花を咲かせるのが、唯一の心のやすらぎだった。彼が「耳をすませば」を公開直後観に行き、僕に勧めてくれた。やはり、泣けた。夏の日の白い太陽と、回帰先のないぽっかり空いた心の空洞がシンクロして泣けた。あまり仕事も無かったため、八王子から京王線で聖蹟桜ヶ丘に乗り継ぎ、物語の舞台を歩きながら、14歳の僕の心境に、27歳の僕は帰っていった。あの夏の日。


 回帰先の無い僕らの自然は、14歳の頃の僕らの心、孤独と希望なのだ。そう、あの白い夏の太陽の下の。ほか、彼は当時コンピューターを全くいじったことの無い僕に、コンピューター、パソコン通信の面白さを教えてくれた。そしてその後、それが僕の本職になった。MNさん、今どうしてますか? 色々、すみませんでした。死ぬ前に一度、ゆっくり呑みかわしたいです。



■関連記事: アーメン終止 アルタード・テンション  サブドミナント・マイナーの情緒  ツーファイヴ ふたりはプリキュア

■関連リンク(ファンのかたのページ):

耳をすませば

(聖蹟桜ヶ丘ロケ地(?)に詳しいほか、詳細な研究が豊富)

耳をすませば

(聖蹟桜ヶ丘発信。写真が豊富)

■関連ブログ:映画・ドラマ・音楽生活

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