ロンドン・テロとラルフ・マクテル | 牧歌組合~45歳からの海外ミュージシャン生活:世界ツアーに向けて~
2005-08-25 22:00:45

ロンドン・テロとラルフ・マクテル

テーマ:洋楽日本語化

Ralph Mctell
From Clare To Here: The Songs Of Ralph McTell


Ralph McTell
Definitive Transatlantic Collection


Ralph McTell
Best of Ralph McTell: Streets of London

 無差別殺人を行える奴等というのは、「様々な文化があること」(参照 )、「色々な他者がいること」(参照 )に対する想像力が、根本的に欠如した輩だと思う。


 自分は、ロンドンに行ったことがない。ロンドンの風景を想像するとき、真っ先に出てくるのが、イギリスのフォーク・シンガー、ラルフ・マクテル(Ralph McTell)「ストリート・オヴ・ロンドン(Streets of London)」。キーはDメジャー。


【A】  
Have you seen the old man, In the closed-down mar- ket.
|4/4 D |A7 |Bm7 |F#m7|
Kicking up the pa- per, with his worn out shoes?
|G |D |Em7 |A7|



 コード進行は
 Ⅰ-Ⅴ7-Ⅵm7-Ⅲm7
 Ⅳ-Ⅰ-Ⅱm7-Ⅴ7

もろパッヘルベルのカノン進行(参照 )。歌詞は、


 In his eyes you see no pride
 Hands held loosely at his side
 Yesterday's paper telling yesterday's news


と続く。大意を訳すと、


 ロンドン下町のおじいさんを見たことがあるかい?

 擦り切れた靴で、新聞紙を蹴っ飛ばしている。

 目にはプライドの欠片も無く、だらんと腕を垂らしてる。

 昨日の新聞は、昨日のニュースしか伝えてないのに。



【B】  

How can you tell me, your're lone- ly.
|G |F#m |D-G |D|
And say for you that the sun don't shine?
|E7 |E7 |A7 |A7|

 Ⅳ-Ⅲm7-Ⅰ-Ⅳ-Ⅰ

 Ⅱ7-Ⅴ7


サブドミナント→トニックを繰り返して、ツーファイヴ。


 何で君だけが寂しいと思うのかい?

 自分にだけ太陽が輝かないなんて。

【A】'  

Let me take you by the hands and lead you through the streets of London.
|D |A7 |Bm7 |F#m7|
I'll show you something to make change your mind.
|G |D |Em7-Am7 |D|


 【A】のコード・パターン。


 君の手を取って、ロンドンの街に連れてってあげるよ。

 君の心を変える何かを見せられると思うんだ。


 ここに描かれた情景は様々な人間が共存する街。それは、色んな人種の人々を受け入れてきたヨーロッパ大都市の歴史と風格を感じさせる。どこかホッコリと暖かい街の情景。


 無差別殺人、任意の any one を消せる奴等は、任意の one (=自分)すら消せるのだと思う。この曲には任意の any one が、それぞれの立場、いばったりできないが、何かを持ちながら生きている様を描写している。僕らは、他者の心理や生活を想像し、他者を描いたり、歌ったりする感性と能力を、どんな極限状況下であり、どんな「大義」、「正義」、「黄金律」、「使命」があろうとも、決して忘れてはならないと思う。 


■関連記事:セロ弾きのゴーシュ  樋屋奇応丸  パッヘルベルのカノン

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