リトル・ショップ・オブ・ホラーズ | schnaufpause

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Vorwaerts,marsch!

11月23日(水) 13:00開演

シーモア 山本耕史  オードリー 上原多香子
オリン  越中睦   ムシュニク 小堺一機
オードリー2 和田アキ子(声)    敬称略

遅くなったけど観劇レポート。
大きくなっていく「オードリー2」を上から観たくて、2階センターブロックにて観劇。
しょっぱなミラーボールが回りだして「うわっ!宝塚みたい!」と心の中で呟く。
と、鹿賀丈史さんの声が流れ出し、物語の始まりを告げる。う~ん、良い声。
お話は映画にもなっているのでご存知の方も多いでしょう。

「アメリカのスラム街にある廃業寸前の花屋。 ある日、店員のシーモアが、奇妙な植物を店先に置いた途端、店は大繁盛。 シーモアは、その植物を憧れのオードリーにちなんで、「オードリー2」と名づけるが、その植物の正体は、世にも恐ろしい人食い花だった! 」オフィシャルブログより


ただ、映画と舞台ではラストが違います。映画はハッピーエンドだけど・・・なのだ。
もともとは原作通りに作られたのだけど、試写で評判悪くて変更したという逸話あり。
私がハンブルグで観た「リトショ」は、もちろんアンハッピーエンド。

さて、今回の「リトショ」はどうかというと、
いまひとつオリン、ムシュニクが殺されても仕方が無い・・・という感じが掴めなかった。
DV男に腹黒親父なんだけど、憎めない。
比べちゃいけないけど、映画と違ってシーモアが二人を殺す事にあまり躊躇してないんだよね。
もっと、「幸せになりたい」感が前面に出てたら頷けたのかもしれない。
でもそんな展開だからこそ、あのラストでいいんだろうね。
山本君のシーモアはちょっといい男すぎかなあ。(笑)

良かったのはオードリーの多香子ちゃん。
歌はまだまだ舞台向けではないけれど、金髪の鬘がとっても似合ってるし、自分を負としか見れない女の子をとっても良く演じてたと思う。
オードリーが死んじゃうところは切なかったなあ。

オードリー2の和田さんの声も合ってた。「ちょうだい!ちょうだい!」ってなんかすごく良いね。連呼したくなる。
あとガールズ!コーラスがすっごく良い!
浦嶋りんこさん・Tinaさん・尾藤桃子さんの3人。
特に尾藤桃子さんのパワフルな声に、私の声フェチアンテナがビビッときましたよ!
これからどんどん舞台でその声を響かせて欲しいなあ。

オードリー2の成長と動きもなかなか良かったし、結構笑えたので面白かった。
おー介は十分楽しめたよう。家でKABAちゃんの振り付けを踊ってたし。(笑)
「リトショ」は金曜から大阪公演、その後高知公演と続きます。