皆様、こんばんは。
さて、突然ですが、物理はお好きですか?
因みに私は好きではありません・・・。
好きではないというか、高校で物理を取らなかったのでよく知らないのです(-_-;)
しかし!物理なんて全然知らなかった私が専門用語を使わずV4の逆回転クランクシャフトについて解説すれば逆に分かりやすいのでは?逆回転だけに!!
という事で、簡単に!分かりやすく(?)!V4エンジンを解説していきたいと思います(^-^)
スーパーバイク乗りでPanigaleV4への乗り換えをご検討中の方、
これからスーパーバイクを乗ってみようかご興味がある方、
エンジンがお好きな方、そうでない方も!
是非ご一読下さい!!
逆回転クランクシャフトと言えば、motoGPなんかのレース専用車両ではよく利用されていますよね。
市販では主流ではありませんが、レースで採用するという事はメリットがあるという事。
では、その逆回転クランクシャフト、そもそもクランクシャフトってどういうものなのか、
まずはエンジンの中を覗いてみましょう。
エンジン内部をよく知らない人からすれば最初から中々ハードな画像ですが、真ん中がクランクシャフトと呼ばれるもので、エンジン内部の部品です。
エンジン内部ではピストンが爆発により上下に動いているわけですが、上下の動きではタイヤを回す事はできません。
そこでこのクランクシャフトがピストンの上下の動きを回転に変換さているという訳です。
つまり、タイヤを回転させているのは上下に動くピストンの力を借りて回転しているクランクシャフトってことです。
これがあって初めてタイヤに回転運動させる力が働くんですね。
分かりやすい図を借りてきました。↓
よく見るエンジンをさっくりと切って大事な部分だけ切り取った図。
この画像、ピストンの下に先ほどご紹介したクランクシャフトが付いているのが分かりますか?
そして、よく見ると回転方向に矢印をつけてくれてます。
この画像の場合、このエンジンを積んでる車両にとって右が進行方向だとすると、正回転(進行方向と同じ向きに回転)している事になります。
ではV4は?
ドゥカティのV4エンジンの場合はその名の通り、クランクシャフトが「逆回転」(進行方向と逆向きに回転)しているのです。
この画像がV4エンジンだとすると、車体の進行方向は左という事になります。
ん?それだとタイヤも進行方向と逆方向に回ってバックしてしまうのでは!!??
そう、その通り。
しかし、クランクシャフトはそれ自体が直接タイヤに力を加えているのではありません。
いくつかのギアをかませているのです。
例えばこの歯車をギアだとします。そして大きい方が時計回りに回転しているとします。
その場合、小さい歯車はどうなるか?
反時計回りに回りますよね?
ではさらに小さい歯車をもう一つ付けると・・・
答えは明白。また時計回りに回ります。
V4の場合、正回転しているエンジンよりもギアを一個増やして、この歯車のようにギアを正回転に戻してからタイヤに力を伝達しているのです。
でもギアが一個増えるとパワーロスするよね。
と思ったそこの貴方。
はい。勿論パワーロスです。
実はV4エンジン、正回転している場合よりも2%のパワーロスをしています。
しかし考えてみてください。
2%パワーロスをしても乾燥重量197キロで214馬力ですよ?
十分すぎるぐらいの馬力があります。
さらに言えば、逆回転クランクシャフトではギアが一個増えるので、コストも上がります。
開発にも製造にもお金がかかったことでしょう。
それでもドゥカティは、よりメリットのある逆回転クランクシャフトを選んだのです。
ここから本題、V4エンジンの逆回転クランクシャフトについて、基本構造が分かった所でではなぜ2%のパワーロスをも辞さず逆回転クランクシャフトにしたのか。
ここから理系の皆様必見、物理のお話です!!
おっと、長くなってしまいましたので、この続きは後編で・・・


