欧米を中心に感染者数を激増させているオミクロン。

WHOによれば弱毒性らしいが感染力が強いので結局掛け算すると医療崩壊の危険性は変わらないと。

ワクチンを打っていると重症化が避けられるので、ワクチン人口を増やせば医療崩壊リスクが減ると、現在はそういう理屈だろう。

 

シンガポールでは、ワクチンは任意と言いつつ、打ってない人はもはやどこの施設にも入れない。

このようなやり方は普通の民主主義国では問題になるが、デモ行進すら違法のこの国ではみんな従順に従う。そうしないと生活できないからだ。明るい北朝鮮と揶揄される所以だ。シンガポール国民の政府への信頼度が高いからとも言える。

 

最近シンガポールはLive with Colonaということで、国民が感染者数に一喜一憂しないよう新聞やSMSでの日時開示をストップした。もちろん保健省のサイトに行けば詳細なデータが見られるが、新聞や携帯を開いてまず目に入ってくるようなことはもうない。これはこれで正しいのではないかと思う。

 

感染者は増えているが医療崩壊するような重症者が増える状況でもない、という、こう着状態がシンガポールの現状か。

 

マスクはしないと罰金(繰り返すと投獄、強制国外退去)だし、場所をトレースするアプリも必須、集まれるのは五人まで、オフィスワークは社員の50%上限、上記のようにワクチン打たないとだめ、と締め付ける一方で、小さな島であるシンガポールは国境を開いてビジネスや観光を再開していこうとトライしている。

 

個人的には岸田総理のシルバー民主主義に偏った、鎖国的政策を見直してほしい。シンガポールは安全とは言っても、日本に帰れなくなってもう2年半である。