財務省の官僚たちがタクシー運転手から金品をもらうという、あまりに情けない話が
話題になっていますが、基本的に僕はタクシー帰りがあまり好きではありません。
遅くまで残っても効率は低下していくだけだし、だらだらしてしまいますので。

それでも、仕事柄、タクシー帰りが多いので、タクシー運ちゃんとはよく話します。
疲れ果てていても、どうせなら何か面白い話でもないかな、と思ってしまいます。
電車で帰る時には、本なり資料なり何か読めるけど、タクシーではできないからでしょうか。

そのおかげで、個人タクシーになるための要件だとか、タクシー業界の勢力図だとか、
はたまた値上げの影響なんかには詳しくなってしまって、運ちゃんにも驚かれるのですが、
この前は「横柄な客」について盛り上がりました。運ちゃんいわく、

1.新聞記者
2.中間管理職
3.官僚、外資系などの若手

だそうです。この中でも特に新聞記者の横柄さは群を抜いてひどいそうです。
僕も友人に新聞記者がいますが、まだ友達だから笑えるのですが、とにかく「ふてぶてしい」。

まぁ、基本的に人に突っ込むだけ突っ込んでおいて、自分が突っ込まれることはないですし、
嘘や大間違いを報道しても、「報道によって変わった」ということで絶対謝ることは無い。
そんな仕事をしていれば、横柄にもなっていくのでしょう。

中間管理職のストレスというのは悲しいかな、吐き出す先があまり無いらしく、「俺は客だ」と
タクシー運ちゃんに威張り散らす輩が結構多いそうです。悲しいですね。

若くして権力の味を知ったり、大金を稼いだりすると、偉くなったように勘違いする人間も、
少なくは無いようです。コンサルタント時代の上司で、タクシーで威張り散らす人がいました。
親は地方の小役人。中間管理職、外資系、と確かに要件がそろっていたなぁと思い出しました。