警視庁刑事葛木、葛木がかつての事件で知り合った大学生円、そしてそのおばあちゃん元裁判官静、この3人が協力して事件を解決していく5編の連作短編集。
警察がここまで民間人の協力を仰ぐなんて金田一耕助、浅見光彦ばりです。
上空450メートルでの殺人、ホテル密室での殺人、宗教法人密室での殺人、様々な謎・トリックを暴いていく。
警視庁と神奈川県警の不仲、外国人労働者問題、新興宗教法人の問題等、ちまたの話題もうまく取り込んでいる。
葛木の円への想いも味を添えている。
最後のオチ、これは何でも・・・?
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