分子整合栄養医学と老化 | 精神科医:みえしん院長

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三重心身クリニックの分子整合栄養医学外来では、脳をはじめとする身体の栄養状態を精密な血液検査により評価し、不足している栄養素を評価し、それを補給することで精神疾患をはじめとする様々な疾患を予防・改善していく事を目的にしています。


よくあるご質問に、分子整合栄養医学でなぜ「アンチエイジング」ができるの?といったものがあります。

老化の原因としては、外部の要因、あるいは体内で発生した活性酸素(フリーラジカル)による細胞膜や、遺伝子、脂質などへの酸化が大きく関連しているといわれます(フリーラジカル理論)。

活性酸素というと特別なものと思われますが、実は活性酸素は細胞が呼吸(内呼吸)することでミトコンドリアで副産物として日常的に産生されています。

したがって体内にはそのような活性酸素を弱毒化・無毒化するシステムが備わっています。以前にもお話した、スーパーオキサイドディスムターゼやカタラーゼなどです。しかし栄養素の欠乏によりこれらの酵素が十分活性が発揮できなくなることがあります。分子整合栄養医学では、酵素活性を十分に回復させることが期待できます。それが細胞の老化予防、ひいてはアンチエイジングにつながります。