タバコのお話 | Dr.TAKAKOの“花嫁美肌”の作り方

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皮膚科・美容皮膚科医、Dr.TAKAKOのブログです。専門知識と自らのブライダルの経験をもとに、ブライダルもその後も、“花嫁美肌”で毎日を過ごせるメッセージがたくさん詰まっています。

ネット診察室へようこそ。

Dr.TAKAKOです。

 

 

 

今日はタバコのお話を少し。

 

日本でも禁煙のお店が増えたり、路上喫煙が禁止になったりと昔と違い自由にタバコを吸うことが難しくなってきてはいるものの、それでもまだコンビニなどでは手軽にタバコを買うことができていますよね。

 

では他の国はどうでしょう。

 

ニュージランド議会は、2022年12月13日に「Smokefree Environments and Regulated Products (Smoked Tobacco) Amendment Bill(禁煙環境と規制対象製品『可燃性タバコ、紙巻きタバコ』修正法案)」を可決しました。

 

以下はニュースサイトより抜粋しました。

 

この法律の中核をなす部分の2009年1月1日以降に生まれたニュージーランド国民に対する紙巻きタバコの販売規制は2027年1月1日から施行されるが、施行時に18歳以下の人へそれ以降、紙巻きタバコを販売することができなくなる。

 

これに違反すると、最大で15万ニュージーランドドル(日本円で約1300万円)の罰金が科せられる可能性があり、売らずに無償で譲った場合も最大で5万ニュージーランドドル(約435万円)の罰金が科せられる可能性がある。これはかなり高額な罰金で抑制効果は強いだろう。

 

タバコを買える年齢制限が1年ごとに増えて対象人口が増え、やがて全ての国民にタバコを売ることができなくなるというこの法律のインパクトは大きい。

 

と言うもの。

 

国を挙げてここまでタバコを規制を課す国はニュージーランドが初めてでしょう。

 

タバコを吸う人の健康被害はもちろんこと、周りの人への影響、誰もが綺麗な空気を吸う権利、などを踏まえて考えてみてもタバコを規制する動きはこれからも各国で広まっていくのだと感じます。

 

さて、タバコと美容には一体どんな関係があるの?と思われる方も多いかもしれませんがどれだけスキンケアを頑張っても、美容医療を頑張っても、タバコを吸ってはプラスマイナス0、といういうかむしろマイナスと言っても過言ではありません。

 

長年タバコを吸っている方のお肌はちょっと特徴があります。

肌全体がくすみ、毛穴も開きがち、シミやシワも出来やすくなります。

唇や歯茎の色も悪いという方が多いです。

 

これは何故か?

 

タバコを吸うことで活性酸素が発生します。

この活性酸素は体内の細胞を錆びつかせるので老化を早めてしまいます。

 

また、血管が収縮し血液循環も悪くなってしまったりビタミンCも破壊してしまいます。

 

その結果シミやくすみ、たるみや毛穴の開きなどの様々な症状が現れてきてしまうのです。

 

最近では加熱式タバコも増えており、有害物質などはかなり削減されてきていると思います。

それでも中毒性の高いニコチンやタールなどが含まれているものも多いので、個人的にはあまりお薦めではありません。

 

ご自身の健康と美容、そして周りの方への影響も考えるとやはりタバコは吸わないに越したことはないかなと思います。

 

 

 

今日も明日も明後日も、
花嫁美肌で毎日を過ごせますように。


Dr.TAKAKO



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