ウイルス感染について | 中島旻保の大人の絵日記

中島旻保の大人の絵日記

医療者でありながら一方では、政治経済のことになると言いたい事が沢山あるそんな中島旻保のコラムとも言える絵日記

 

 

ウイルスは真菌(白癬菌、水虫、タムシなど)細菌(大腸菌、ブドウ球菌など)よりはるかに小さく、生きた細胞に入らないと増殖できない感染性微生物だ。ウイルスは宿主細胞と呼ばれる細胞内に侵入し、細胞内で自身のDNARNAを放出する。DNARNAはウイルス自身を複製する為に必要な遺伝物質だ。ウイルスに感染した細胞は、ウイルスによって正常に機能できなくなるため、通常は死んでしまう。細胞が死ぬと、その細胞から新しいウイルスが飛び出して他の細胞に感染する。

 ウイルスは細胞の501程度の大きさでとても小さく、自分で細胞を持っていない。他の細胞に入り込んで生きている。ウイルスが体内に侵入すると、体の免疫機能が働き始める。その防御機能はリンパ球や単体などの白血球で、ウイルスに感染した細胞を攻撃して破壊する方法を獲得する。体そのものがウイルスの攻撃に打ち勝つと、一部の白血球はその時入り込んできたウイルスを覚えていて、次に同じウイルスに感染した時に、より早く効果的に対処できるようになる。この反応を「免疫」という。また、免疫はワクチン接種を受けることでも得られる。

 

参考資料:NSDマニュアル