「素直」という言葉の意味は、「飾り気がなくありのままなこと」や「穏やかで人に逆らわないこと」と辞書に書かれている。
経営の神様といわれた松下幸之助氏は、「素直な心とは、寛容にして私心なき心、広く人の教えを受ける心」であると言っている。つまり「素直な心とは、静にして動、動にして静の働きがある心、真理に通じる心」である。
素直と表現するのに「はい」という言葉がある。「はい」の返事は相手を受け入れる最高の言葉だが、即、行動に移すという積極的な働きかけでもある。「素直」には受け入れる素直さと、働きをかける素直さがの二つがあり、それが一体になることが大切である。清濁(善と悪・県者と愚者)を併せ持った心の広さと、すぐに行動する即効力がその人の魅力でもある。素直な心を身につけよう!
参考資料:職場の教養(倫理研究所) PHP interface