衝撃的な記事があったのでご紹介。
Xでフォロワーさんから教えてもらいました。
研究の進む、コメに抗原を発現させる遺伝子を組み込んだ「食べる(飲む)ワクチン」用のMucoRice(ムコライス)、新型コロナも対象として検討されているそうです。#コロナに分類はいらないhttps://t.co/e5deRTUhla pic.twitter.com/j77iDWzRyW
— WontBeLong(ウォンビー) (@WontBeLong0) November 9, 2025
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コメから生まれる「飲むワクチン」MucoRice(ムコライス)とは?千葉大学の研究が拓く感染症予防の新時代
こんにちは、Dr.K(ドクターコージ)です。
近年、注射不要で常温保存も可能な「飲むワクチン」として注目を集めているのが、千葉大学で研究が進む「ムコライス(MucoRice-CTB)」です。
2025年11月6日のテレビ朝日ニュースでも、清野宏教授(千葉大学未来医療教育研究機構)が率いる研究チームによる取り組みが紹介され、コレラ予防からインフルエンザへの応用まで幅広い期待が寄せられています。
知らない方も多いのでは?と思いましたので、一次資料と臨床試験データに基づき、ムコライスの仕組み・進捗状況・利点・課題を紹介させて頂きます。
ムコライスとは?― コメの力を活かした革新的経口ワクチン
ムコライス(MucoRice-CTB)は、遺伝子組み換え技術を用いてイネの種子(コメ)にワクチン抗原(コレラ毒素Bサブユニット:CTB)を蓄積させた、経口投与型のワクチンです。
粉末化した米を水や液体に溶かして飲むだけで、腸の粘膜で免疫を誘導します。
従来の注射ワクチンとの違い
注射型ワクチンは血液中の抗体(IgG)を介して重症化を防ぐのが主目的ですが、ムコライスは粘膜免疫(IgA)を誘導し、腸や呼吸器など感染の入り口で病原体をブロックできる可能性があります。
清野教授はこれを「家の玄関や窓に鍵をかける防御」と例えています。
対象疾患の範囲
現在は主にコレラ毒素(CTB)や毒素原性大腸菌(ETEC)による下痢症を対象に研究されています。
今後はインフルエンザウイルスやRSウイルス、さらには新型コロナウイルスへの応用も検討されています。
研究の歩みと現在の進捗
ムコライスの開発は、2000年代初頭に東京大学医科学研究所で清野宏教授を中心にスタートしました。
その後、研究拠点は千葉大学未来医療教育研究機構へ移行し、朝日工業社・アステラス製薬など民間企業と連携したプロジェクトとして進展しています。
2021年:日本および米国で第I相臨床試験を実施し、安全性と免疫原性(抗体産生)を確認。副作用は軽微で、プラセボ群と同程度と報告。
2023年:抗原安定性とマーカー遺伝子除去を両立した新ライン「MucoRice-CTB 19A」を開発。
2024年:省エネ型LED植物工場での大量栽培技術を確立。第I相試験の用量漸増プロトコルを開始(2026年完了予定)。
2025年現在:日本医療研究開発機構(AMED)の支援のもと、非臨床試験および第I相臨床試験が継続中。朝日工業社が栽培を受託し、実用化に向けたスケールアップが進行しています。
ムコライスの利点-なぜ「飲むワクチン」が革新的なのか?-
冷蔵不要・常温長期保存
米の種子内で抗原が安定化しており、冷蔵流通が不要。発展途上国でも低コストで輸送可能とされています。
注射不要で安全
針刺し事故や使い回しのリスクがなく、子どもや注射恐怖症の方にも適しています。
粘膜免疫で感染そのものを防ぐ可能性
腸や呼吸器など、病原体が最初に侵入する「入り口」で免疫防御を発動できる点が特徴です。
低コスト大量生産
植物工場による栽培で、1ヘクタール当たり数百万回分の生産が可能と試算されています。
課題と今後の展望
実用化には第II/III相試験が必要
第I相試験では安全性が確認されていますが、「感染予防効果(有効性)」の実証はこれからです。
遺伝子組み換え技術に関する社会的理解
栽培は厳重な隔離条件下で行われ、食品流通はしていませんが、社会的受容や長期的影響の検証が今後の課題です。
腸内フローラの影響
腸内環境(腸内細菌叢)が免疫応答に個人差を生じさせる可能性が指摘されています。
まとめ:パンデミック時代に強い次世代ワクチン
ムコライスは、「飲むだけで感染の入り口を防ぐ」「冷蔵不要で輸送可能」「低コストで世界に供給可能」という三拍子を備えた次世代型ワクチンです。
千葉大学の清野研究チームは、2026〜2027年の実用化を目標に開発を進めており、世界的な感染症対策の新たな選択肢として大きな期待が寄せられています。
清野教授は、「国民の健康を守る新しいワクチンの形」として、誰もが安心して利用できる経口型ワクチンの社会実装を目指しています。
【参考文献】
1. 千葉大学 未来医療教育研究機構:MucoRiceプロジェクト概要
https://www.chiba-u.ac.jp/research/news/2024/mucorice.html
2. 日本医療研究開発機構(AMED):ワクチン開発支援事業「経口ワクチン開発(MucoRice-CTB)」報告書(2024年度)
https://www.amed.go.jp/content/000136213.pdf
3. Yuki Y et al. Lancet Microbe. 2021;2(7):e313–e322.
https://www.thelancet.com/journals/lanmic/article/PIIS2666-5247(20)30196-8/fulltext
4. Kurokawa S et al. Frontiers in Plant Science. 2024;15:1342662.
https://www.frontiersin.org/journals/plant-science/articles/10.3389/fpls.2024.1342662/full
5. 清野宏教授インタビュー(東京大学医科学研究所・Nature 特集記事)
https://www.nature.com/articles/d42473-018-00210-0
6. 東京大学プレスリリース「コメを利用した経口ワクチン開発」
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/en/press/z0508_00165.html
7. PubMed:MucoRice関連最新論文検索(2025年11月時点)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/?term=MucoRice
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これ、実現したらワクチン大好きな人は飛びつくでしょうね。
だって注射せず痛みを伴わず「接種・摂取」できるから。
IgAを誘導するということですが遺伝子組換え食品を避けてきた私としては絶対に食べたくないですね![]()
腸内環境にも作用するでしょう。
新しいものは何が出るか分からないので慎重に。
そもそも風邪をカンペキに予防できるワクチンなど今までありません。
薬を使って予防することを考える前に、自分の免疫を上げて予防することを考えた方が健康にいいでしょう。
たまに風邪を引くことは悪くないです。
そうやって体が調節してるのだから。
この遺伝子組換え食品ワクチンが市場に出回って知らず知らずのうちに食べさせられるという状況にならないことを祈ります。
そうなると外食できませんね。
何が入ってるか分からないので。
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