ご家族に付き添われて
あるいは
施設のヘルパーさんに付き添われて
ご高齢の方が受診されることも多いです。
お尻が痛いって言うんです・・・
と付き添いの人。
出血もあるみたいで・・・
と困った顔
きっと痔だと思うんです
と本人も周りの人も言います。
ところが・・・
診察してみると
痔なんて全然なくて
肛門周囲の皮膚がただれて
真っ赤っか・・・
というパターンが多いです
痔じゃなくて
洗い過ぎですよ
というとご本人もご家族もビックリ
えっ?!
だってお尻が痛くて
座れないんですよ?
で、診察の時に
痛い場所を確認すると・・・
肛門の中じゃなくて
肛門周囲の皮膚が痛む。
ヒリヒリするような
あるいは
焼け付くような痛み
だって
肛門の周りが
ただれて
真っ赤っか・・・
90歳以上の高齢者だと
ご家族やヘルパーさんが
おしものお世話をされているので
診察の時も
一緒に見てもらいます。
私の指にべっとりと便が付くことや
肛門鏡を入れると
中から便があふれ出てくることや
坐剤を入れて排便すると
キレイに拭き取れることも
一緒に体験して頂いています。
たかが排泄。
されど排泄。
排泄がちゃんと出来ないと
肛門に様々なトラブルが起こること
そして
ちゃんと排泄が出来ると
肛門のトラブルが無くなること
両方、体験、体現してもらう。
歳を取ると
排泄機能も低下しますし
体が不自由になると
自分で排泄の世話を出来なくなる。
キレイにしなくちゃ
と拭きすぎ洗い過ぎになることが多いです。
そもそも
スッキリ排泄出来ていたら
紙に便も付かないし
洗う必要がありません。
その排泄を直さないと
いくら拭いても
いくら洗っても
お尻はキレイになりません。
だから
排泄の管理は
とっても大切!
お尻が痛い=痔
という概念を捨てて
お尻を洗い過ぎると痛くなる
と覚えておいて下さいね。
ほんま
最近、
痔じゃなくて
ただの洗い過ぎっていう人が
老若男女問わず多いわ〜
皆さんのお尻は大丈夫?
詳しい解説とまとめ記事はコチラ↓
診療所のセラピードッグ「ラブ」
左端がラブです
犬も洗い過ぎると
よくないみたいですよ
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