2008年に“Food Matters=食物は重要!”という映画が公開され、大反響を巻き起こしました。このフィルムでは、現代の栄養医学専門家のトップリーダーたちが、本当の医療とは何か、という根本的な問題の核心部分に触れています。以下、その内容をダイジェストでまとめてみたいと思います。彼らの発信しているメッセージはすなわち私共がいつもオフィスで発信しているメッセージとぴたりと重なります。、その数々の科学的なデータに裏打ちされた情報には、力強い説得力が込められていると思いましたので、少し長いですが、頑張ってまとめましたので、是非、ご一読ください!

■あなたの食べる農産物はどのくらい古いものでしょうか?
私たちは、野菜、果物の殆どをスーパーで購入します。60年代にスーパーマーケットが登場して以来、生産地がどれだけ遠隔であろうがなかろうが、旬の季節も関係なく、農産物が気楽に入手できるようになりました。しかしそのお陰で、私たちが購入する農産物はすでに少なくとも5日は古いものなのです。それらを購入して家で消化するまでにまた数日。私たちは絶えず最低一週間は古い農産物を消費していることになるのです。そのような古い農産物から得られる栄養価は非常に低く、人間が必要としている栄養分の40%も得ることができないのです。

■砂漠化する土壌
オーガニックでない農産物は殺虫剤、除草剤、防カビ剤等々、ありとあらゆる石油系のスプレーが施されます。それに加えて最近では遺伝子組み換えの農産物も圧倒的な勢いで広まってきています。健康な土は約52種類のミネラルが必要とされますが、繰り返し繰り返し化学肥料によって耕される土には、ニトロゲン、リン、カリウムの3種しか含まれていません。そのような栄養の無い土で育つ農産物はひ弱で、自然界のカビや害虫から身を守る防衛能力にも乏しく、更に大量の農薬に頼って栽培せざるを得なくなる、というまさに恐ろしい悪循環を生み出しているのです。

■料理をすることによって栄養価は失われる!
私たちは素材の多くを火を通して調理します。これによりビタミンCや酵素、といった重要な栄養成分は失われてしまうのです。タンパク質ですら、熱を通すことにより半分は損なわれてしまうという研究結果が出ています。ですから素材を生で食べるということは大変重要なことなのです。“ローフードダイエット”という言葉が一般に広まってきた背景には、すでに栄養価が低くなってしまった農作物を、いかになるべく効率よく身体に摂取させるか、という意味も含まれているのです。さらに調理されたものばかりを食していると、”消化性白血球増加症”を引き起こす可能性もあるのです。消化性白血球増加症とは調理されているものばかりを食べていると、やがて身体がそれを異物として認識し、白血球が異常増加することから起こる症状のことです。これにより免疫力は著しく低下してしまうのです。自分が食べる食事量の半分が、“生”であることを意識して食事をすることがとても重要なのです。酵素は消化を助け、栄養が身体に組み込まれるように働くのに無くてはならないものですからその点においても重要なことなのです。

■アメリカのトップ死因2つ!
心臓病とガンは、アメリカにおいてトップ2の死因です。毎年65万人以上が心臓病で、55万人以上がガンで、22万5千人が薬物治療により死亡します。その他、不必要な手術や医療ミスで3万9千人以上が死亡、8万人以上が院内感染で死亡、10万6千人以上が薬物副作用で死亡します。合計併せて143万人以上が毎年亡くなっているのです。
ニクソン大統領の時代1972年からクリントン政権の時代1996年までの25年間,、39兆ドル(約3900兆円)という莫大な研究費が“がん治療”研究のために税金から費やされてきました。その25年の間に、ガン患者の数は減るどころか22万人から56万人の倍以上に増加してしまったのです。その現実に未だ懲りることなく、この不毛なプロジェクト、“がん治療”に効く“魔法の薬”を作るべく莫大な予算が税金によりどんどん使われているのです。このいわゆる製薬会社が主導権を握る“ガン産業”は今では年商200兆ドル(約2万兆円)のオバケ産業と化してしまっています。この傾向は“ガン治療”のみならず、すべての慢性的な症状の治療に対して一律同様です。アメリカのテレビの実に25%の広告は製薬会社によるものですし、アメリカにおける殆どの主流の医療雑誌の経営者も製薬会社ですし、彼らは政府に積極的に働きかける医療ロビーストの全てを独占しているのです。製薬会社を取り締まる団体も、中立の立場を厳守しなくてはいけないはずが、製薬会社関係のメンバーたちによって運営されているのです。

■銃乱射事件の真相
アメリカで時々ニュースになる銃乱射事件ですが、その犯人の8割が実は抗ウツ剤を服用している期間、または服用を止めた時期に犯行に及んでいる事実が調査で明らかになっているのです。しかしその事実が法廷で論じられることは全く無いのです。

■栄養医学を学ばない医者
現代の医大では殆ど“栄養医学”の領域が締め出されているのが現状です。実に栄養医学を学ぶ医大生は6%以下に留まります。しかも学んだとしてもほんのおしるし程度のオマケの時間程度なのです。身体にとって最も大切であるはずの“栄養”について、医大では“学ばせない”のです。ですから通常の医者は“栄養医学”の分野について殆ど知識がありません。なんと世界最大の規模を誇っている”米国立医療図書館”においても、この“栄養医学”の分野の一切の表示を拒否しているのです!医大で徹底的に学ばされることは“一つの症状に一つのクスリ”という概念であり、いまや医大は製薬会社の莫大な資金の保護の元、薬物ビジネススクール化しているわけです。

■生活習慣病を治癒させる薬物は存在しない
すべての薬物は一つの例外なく肝臓の機能を低下させていくものです。救急医療においては重要な存在ですが、生活習慣病を治癒するクスリは一つも存在しません。それどころか慢性的に長期で服用することにより多大な副作用にはまっていく危険なワナでもあります。一度服用を始めると禁断症状の危険なども伴うため、なかなか使用を中止することは難しくなっていきます。そうであるならば、クスリを始める前にもっと慎重に別の道を賢く選択するべきなのです。肉、糖分、油分、塩分、スターチ、加工食品、ファストフードの摂りすぎ、そしてビタミンミネラルの不在によって起こる症状を、その根源の原因こそを逆転させていくことで身体は治癒されるのです。

■ビタミンミネラルによる治療オーソモレキュウラー療法
実は“栄養医学”による治療で目覚しい結果を残してきた数々の医学者がずっと以前から存在します。65-75年間の資料を調査すれば明白な事実なのです。例えば、1930年代に、マコーミック医師、クレナー医師、ガーソン医師等は大量のビタミンとオーガニックジュースとオーガニックフードで半分以上の末期がん患者の治療にとっくに成功していましたし、ビタミンB3ナイアシンの大量投入でウツ症状の劇的な改善が明らかなのです。実にたくさんの医者たちが現代医療に疑問を抱き“栄養医学”に立ち戻り治療を続けているのです。特に2000年から一般化してきたインターネットのお陰で、もはや医療の真実の情報に壁を作って隠蔽することは出来ない動きが加速してきているのです。例えば、ビタミンCは実に様々な症状に強力に有効です。ざっとリストするだけでも、一般的な風邪の治癒、抗毒素、抗ヒスタミン、抗ウィルス、血糖を管理、ウツ症状、関節炎を改善などなど。ビタミンEといえば、心臓病、ヤケド、てんかん等々に有効です。これら有効なビタミンやミネラルを大量投与する療法、オーソモレキュウラーの時代がすでに始まっているのです。オーソモレキュウラー療法では、1日に10万ミリグラムのビタミンCが投与されたりしますが、副作用は全く報告されていないのです。

■ビタミンとミネラル、この単純で明快な世界
たった一つのビタミンやミネラルが何百という症状に有効であるのは何故なのでしょう。それはこのたったの20や30種といったビタミンやミネラル、その一つが欠けることにより実はたくさんの病気の原因となっているからなのです。ですからその病気の根源の理由、ビタミンミネラル等の不足による“栄養失調”な状態を改善させていけばよいのです。病気の症状が無くなっていく、ということは全ての症状を改善していく、ということです。あなたに複数の症状があるとして、一つだけを治し、他の症状はそのままにしておく、ということは不可能なことなのです。”症状が改善される”、ということは身体の全てが回復する、ということです。関節炎と糖尿病を患っているとして、関節炎だけを治し、糖尿病はそのままにしておく、ということは有り得ないことなのです。身体が治癒する、ということは高血圧であれ、ガンであれ、皮膚病であれ、全てが治る、ということが当然であり自然なことなのです。また健全な身体にはガン細胞を宿すことなど不可能なことなのです!この安全で安価な治療方法は製薬会社、および病院、医者にとっては最大の脅威!と言ったところでしょう。

■“栄養医学”は未来の医療、”症状”を正すのではなく、根本原因を正していく!
この本等に真っ当で単純で素晴らしい成果を発揮する“栄養医学”こそが未来の医療のカタチ、そのものなのです。身体を切ったりはったりする医学や、いくら飲んでも一時的に症状を緩和させることはできても決して治癒させることはない薬物医療は、救急医療以外必要の無いものなのだ、ということが広く広く理解される社会が、今どんどん世界で広がっているのです。

■時代はスーパーフードとサプリメントへ
飛行機で上空に上ったとき、空から陸を見渡すと、そこには畑が一面に広がっています。私たちの国土のたくさんの面積がこの作物を栽培する土地です。遺伝子組み換えの小麦、とうもろこし畑、大豆畑が広がっているのです。この広大な面積で栽培する品目を変えていく動きが広がりつつあるのです。カカオビーンに代表されるスーパーフードへの動きです。
例えば、カカオビーンはビタミンC、マグネシウム、クロミウム、鉄分、マンガン、亜鉛などを大量に含み、人間の健全な代謝に必要なビタミン・ミネラルの宝庫です。強力な抗酸化力もあり、DNA損傷やウィルスやガンや皮膚の損傷から身体を守ってくれるのです。(だからといってチョコレートを食べればよい!ということではありません。チョコレートという加工品になることにより、殆どの栄養価は失われてしまうからです。)このような一品目で何種類ものビタミンやミネラルを豊富に摂取できる食物をスーパーフードと呼んでいるのです。メキシコで5000年にもわたって食されてきたスピルリナもその一つです。これらスーパーフードを栽培する土地をどんどん増加させていく動きが世界で広がりつつあるのです。そしてそれらスーパーフード等、最善な原料をもとに作られる良質なサプリメントを摂取することが最も経済的で安全な医療最前線なのです。

■新しい価値観への変換
最も正しくしかも安全で安価な治療方法があまりにも当たり前で単純すぎる、という事実を決して受け入れたくない人々がたくさん存在します。現代の一般的な都会の価値観では子供の健康より、より良い家、より良い車、より良い学校、のほうへお金の比重をもっていく傾向すら圧倒的に強いのです。まさに現代のわれわれが知らず知らずのうちにマスメデイアによって“思わされている”価値観をここで一度じっくり向き合って見つめなおす時期に来ているのではないでしょうか。手を伸ばせば手に入る情報がすぐそこにある現代、その情報を取り入れるか否かはあなたの行動ひとつにかかっているのです。病気になるかならないか、病気を治すか治さないか。それはまさしくあなたの“意識”と“責任”と“選択”にかかっている、といってもよいのです。


Featuring:
Andrew Saul, David Wolfe, Phillip Day, Dr. Dan Rogers, Jerome Burne, James Colquhoun, Ian Brighthope, Dr. Victor Zeines, Charlotte Gerson
Directed by: James Colquhoun and Laurentine ten Bosch
Video Language: English
http://www.foodmatters.tv/product/food-matters
本文翻訳・編集 Yukiko Tsuzuki


ドクターサプリメントのご購入は是非こちらへ→www.drksuppleusa.com