そうだ。これを書くのを忘れていました。前回の記事(おおみそか~正月特番の感想 笑ってはいけないとかボクシング )はこれを書きたいから書いたところがあったのに、肝心なこと忘れてどうするよ(^ ^;)。※あと、ドリームマッチの話もかくの忘れてたので追記しておきました。


 ガキの使いの笑ってはいけないでドラマの女優とかがセリフ合わせするシーンがあって思ったこと。それは、これまでTV文化を支えてきた下積みをする文化があった。その下積み番組が消えてしまったことが今の喪失を生んでいる。数多く下積み用の番組があったことによって育成されてきた俳優などが消えていっているのでは?ということを感じました

 バラエティ番組がTVの主流になるまではクイズモノだったり、火サスに代表されるようなドラマがかなり割合が多かったという気がしています。時代劇枠などもそういったのがあって、かなり多くの俳優なり構成作家・脚本家が要請されるといった環境があった気がします。刑事モノ、時代劇モノがあって、しかも再放送がバンバンされるという時代があったのが基盤として大きかったんじゃないかなと思います。

 ところがお笑い芸人が登場してバラエティ全盛になって、そういう下地がなくなってしまった。だからこそ歌手なり、俳優なり、本来の芸能人が出て来なくなってしまったという図式があるんじゃないかな?という気がしてきました。昔は歌舞伎・相撲を江戸中の大衆で楽しんでいて、客によって身体文化が支えられてきたのが今は見る影もなくなってしまった―と高岡さんが指摘していたアレに近いものがありますね

 まあ、お笑い芸人以外にも特定の強い事務所の問題とかあるんでしょうけどね。

 最近のテレビに出てくる俳優というのはキャリアが浅い、経験を積んでいないんでしょうね。演技がうっすい。ペラッペラですね。舞台で何年も下積みを積んでやっと一本立ちというルートがないんでしょうね。あと身体動かしていないから固まっていて内にほとばしる熱いエナジーとか伝わって来ませんね。

 栗山千明が大好きで、ドラマやってるので見ましたが、うーん成長しているかどうか微妙な所…。中居は昔は演技上手かったですが、バラエティ人間になってだめになりましたね。加齢とともに演技が熟していない。むしろ下手になっている。トレーニングしてないんでしょうね。難しい役柄(サヴァン症候群の人だったかな?)というところがあるでしょうけど、全くそういう人特有の身体動作、言語ができていない。瞳孔開いて首傾けてるだけじゃ異質性が全然伝わって来ませんね。


 テレビ局60くらいあって、いろんな番組いっぺんに見られる超競争状態にならない限りテレビ文化の復権はないでしょう。報道の民主化なくして、日本の隆盛なしですね。資本主義どころか文化的、社会的にも劣化してますからね~。まさに底抜け。