俳優・声優養成所「創起塾」、塾長の金房実加です。
ここしばらく、ちゃんみなとSKY-HIプロデュースによるガールズグループのオーディション番組、「NONOガールズ」にどハマりしていました。(※番組の詳細については割愛)
最終審査は1/11。舞台は横浜のKアリーナ、観客は2万人‼
参加者7000人の中から最終審査に残った10名が、その大舞台でそれぞれソロパフォーマンスを披露。結果、合格となった7名による「花」というグループが誕生しました。
これまでももちろん泣きながら見てたけど、ラストはやっぱ
死ぬほど泣いたわ。
ライブには参加せず翌日YouTubeで見たのですが、残った10人の子たちがどんな想いで自分と向き合ってきたかを見守り続けたノノガファンの一人としては、涙なしには見れない二時間でした。
そしてこの「花」の誕生は、ただ芸能界に売れそうな新グループが登場したというだけではなく、
本質が問われ本物が求められるようになった、まさに新時代の象徴的な出来事だと感じたので、こうして記事にしています。
端的に言って彼女たちの登場は、
男ウケする
「可愛い」と言われる
セクシーで色っぽい
お人形または性的対象として見られる
など、男性支持ありきの「女の子グループ」のイメージを根こそぎぶっ壊し、更には
パッチリおめめの美人または可愛い顔
人形のようなスタイル
細くて長い手足
これらを唯一の美の基準とし、整形してでも全員がそこを目指すという従来の“女性アーティストの在り方”を根底から覆しただけでなく、新しい価値観を世の中に強く打ち出したと言えると思います。
これはプロデューサーであるちゃんみなの強い意志によるところが大きいと思いますが、マジで彼女の存在は大げさじゃなく、全ての女性の救世主に近いんじゃないかとすら思う47歳の私ですよ。
それぞれアーティストとしての本氣度、プロ意識、表現へのストイックさなどもずば抜けていて、プロ意識やスキルだけ見てもこれほどのグループは日本では他にないと思いますが、
何より素敵なのが、彼女たちの見た目、美しさの多様さです。
中にはわかりやすくビジュアルが魅力的な子もいるけど、大半はそうじゃない。
いわゆる「美人」とか「お人形みたい」とか「細くてスタイル抜群」というタイプでは全くないの。
にもかかわらず全員が素晴らしく個性的で、漏れなくその子の色がぴかぴかに輝いててしぬほど美しいんですよ!!
こんなグループ、今まで他にありました?
多少の個性やキャラの違い、それぞれ可愛い、みたいなのは過去にもたくさんあったとは思うんだけど、そこから
「男性ウケ」や「性的対象として見られる」とか「お人形みたいで可愛い」という、ルッキズムの呪縛を抜き取った状態で成立してた女性グループ、マジで他になくない?
造形的に可愛い子ばかりが集められ、
「セーラー服を脱がさないで」と歌わされ、
制服みたいなお揃いの服を着さされ、
ミニスカートや水着にならされ、
いかなる時も「男性のために」、時間をかけて練習するパフォーマンスさえある意味性的搾取に使われてきた女の子たちが、自分自身のために魂を全開にしてその花を開かせ、今度は誰かを救うために力強く世界に降り立った。
マジですごいことだと思うんですよ、彼女たちの登場は。
女の見た目が「男視点ありき」でジャッジされる、
画一的な美の基準に当てはまらなければNOと言われる、
そしてその画一的で男ウケする基準が異常に偏っている、
そんな腐った集合意識に風穴を空ける存在になるのだろうなと思ってます。
我々女性もお互いを監視の目で縛り合うことなく自分自身の個性にもっと自信を持つべきだし、男性は本質的な美を見抜く目を磨かなければ逆にどんどん時代に取り残されていくでしょう。
私は人間ができてないので、
綺麗になろうとする女の子の努力に氣付きもせず造形だけを見て「ブス」と言ったり、己を棚に上げ女の子を容姿だけでイケるイケないとかジャッジしたり、若くなければ女は終わりみたいな価値観で生きてるヤツらは今すぐ砕け散れと思いますが、
それはそれとて良くないのも解ってはいる。
四十代ともなれば、こうしたクソ男どものクソ思考すら許容する「許し」の氣持ちが女性を内面から美しくさせるのでしょうが、まあ私にはまだ無理っすね。
そういうヤツらに出会うたびに日本が銃社会じゃなくて良かったなお前らと思うもん。
イイ女への道は遠いね!
とにかくノノガ改め「HANA」の躍進がこれからますます楽しみです。
YouTubeでも全シリーズ見れるので、知らない人は今からでもぜひ見てみてね!
本氣で生きなきゃ!!!って魂に火が着くよ。


