2005-12-16 23:29:47

おっちゃんからの話。

テーマ:ほんのりコラム風?

先に言っておきます。

楽しい話では有りません。

今日こんな話を聞きました。


”おっちゃんからの話”というタイトルにしましたが、この”おっちゃん”=私では有りません。

私の会社によく部品を買いに来てくれる”おっちゃん”です。

今までこの人と、車の話や、走りの話なんて一度もした事がなかったのですが・・・。


私の工具を置いてある棚に、後輩から貰ったハチロクのミニカーが有るのですが、それを見てその人がポツリ・・・と。




「オラの息子はこれ(ハチロク)を残したまま死んじまったっけなぁ・・・」


私 「えっ?」


おっちゃん 「もう、10何年か前にな、車にはねられて死んじまった。」




以下、おっちゃんの話


おっちゃんには、生きていれば私の1つ年上の息子さんがいたらしいのですが、10年程前に箱根で車にはねられ、亡くなってしまった。

息子さんは車が好きで、ハチロクに乗っていたようです。でも、保険にも入らず走り回っていたようで、おっちゃんは、「そんなヤツは車に乗る資格ねぇ!」と、車を取り上げた。

そしてある日、息子さんは、走り好きの仲間と箱根にギャラリーしにいき、大きな事故に巻き込まれ亡くなってしまった。仲の良かった友達も一緒に亡くなってしまった。

とても、ひどい事故で他にも何人も怪我人が出たようです。


自分も丁度走り始めた頃でしたが、当時の箱根はとっても流行っていて、過激なチューニングをされた化け物車がウジャウジャ!

ひどい事故も度々起きてしまっていました。

思い返せば、おっちゃんの言っているような事故も有った気がします。自分が聞いてた事故と同じ事故かは分かりませんが。


おっちゃんも、昔は散々走っていた人らしい。

4輪でも2輪でも、息子が生まれてからも後部座席で子供がひっくりかえる程ガンガンって走っていたらしい。

だから車が好きな連中の気持ちはとっても良く分かると言っていました。


加害者の運転手も自分の息子と同じ様な年頃で、走っていてギャラリーに突っ込んでしまった。

おっちゃんの所に謝りに来たのですが、おっちゃんは「怒れなかった」と言っていました。

おっちゃんは、事故現場には行った事が無いと言っていました。


自分も今でもハチロクに乗ってると話すと、


「おお!そうかぁ!」


と・・・。


おっちゃんに、そんな事やめろ!と、言われるかな?とも思いましたが、実際はそうは言わず、昔を懐かしむように話していました。

息子の話をしている時も、息子を思い出しながら・・・って感じで。


この人本当に車好きだったんだろうなぁ・・・。

息子も車が好きで嬉しかったんだろうなぁ・・・。


でも、もし、自分の子供がそんな事故に巻き込まれたりしたら、いくら10年が過ぎたって言っても、自分も車が好きだったって言っても、このおっちゃんみたいに淡々と話せるのかなぁ・・・。

きっと、表情には出さなかったけど、いろいろな思いがあるんだろう。

当たり前だけど・・・。


もう少し書こうと思って書いているのですが、なかなか筆が進みません。

自分自身もとっても複雑な心境で・・・。

とりあえず、おっちゃんから聞いた過去の事実を書きましたが、これを読んだ人によっては、感じ方が様々だと思います。

自分にもいろんな考え方が浮かんできて、気持ちを表現する自信が有りません。

最近ブログを始めたばかりで、つい先日”私がドリフトを続ける理由。 ”という記事で安全運転について書いてみたり、”なんでハチロクか! ”でハチロクについて書いたりして、今このタイミングで、普段は車の話なんてした事も無いおっちゃんから、この話ですよ。


なんなんだ。


どう、まとめたら良いのか解らないまま、今日は失礼します。


そして、その息子さんのハチロクは私の会社で解体された・・・。




遅れましたが・・・。

nobicさんの記事

こちらも読んで見てください。












AD
いいね!した人  |  コメント(4)  |  リブログ(0)

drift1さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントをする]

4 ■コメントありがとうございます。

nobicさんへ
お医者さんという立場では、自分なんかよりも命の重さをま間近で感じる機会って多いと思います。紹介させて頂いた記事、今回頂いたコメント、沢山の方に見た頂きたいですね。

けいいちろうさんへ
こちらの地元ならではのコメントありがとうございます。
箱根の問題はいろいろ考えさせられるものが多いのですが、なかなかこう言う場で話されていません。(割と静かな方)
きっと、まだまだ走りたいと思っている人の方が多んでしょう。気持ちも解るのでとっても微妙です。
サーキットならばのびのび走れるって事は確実です。

ヒロックさんへ
やはり同じ世代ですので、きっと近い自分と似たような気持ちもお持ちだと思います。
師走、本当に事故多いので気をつけて安全運転しましょう!

みなさん、なかなか重めの記事でしたが、コメント本当にありがとうございます。

3 ■事故

私の仲間も以前、事故で亡くしてしまいました。相手がいると、被害者も加害者も人生がおかしくなってしまいます。
師走は、なにかとあせってしまいがちです。くれぐれも安全運転に勤めましょう!

2 ■箱根・・・

私の勤め先で想像出来るかとは思いますが、住んでる所から箱根まで5分程度で行く事が出来ます。
夜中に走っている車の音が聞こえる事もある位近いんすよ。
当然?昔は2輪でも4輪でもよく走りに行きました。
ただ、人に迷惑を掛ける前にやめようと思い、行く事は無くなりました(それ以前にあまりにヘタだったので自然フェードアウトしたという噂もあり 笑)
毎日サーキットに居るから余計に思うんですが、出来たら公道で走るより頑張ってサーキットに足を運んで欲しいんですよね。
そりゃライセンス&走行代もタイヤ代も馬鹿にならないでしょう。
でもきっと公道には無いものが有るハズですから・・・
悲しいニュースや報道は近くに住んでる者にとっては余計に身につまされるものです。



1 ■矛盾かバランスか

私も、医師でありながら公道で走る(自分なりのルールの下で)ことについての論理的整合性については文章化できる自信ありません。単なるわがまま、甘えといわれて反論できないです。
幼い頃から親戚付き合いしてた知人が昨年、公道(某有料ワインィング)で単車の自損事故を起こし脊椎損傷となりました。
最後にあったときは腕をわずかに動かせるくらいで首から下はほとんど麻痺状態でした。現在は専門のリハビリ施設で社会復帰に向けてがんばってるそうです。以前、彼とは四輪でも一緒に峠に行ったり、ハチロクでジムカーナにエントリーしたりもしてました。
その事故の知らせを聞いたとき、あ~単車は危険だ、四輪で峠なんてとんでもない、私ももう辞めようとは、少なくとも自分の中では思いませんでした。
確かめていませんが、彼も峠やコースで単車やハチロクを意のままに操れたことを後悔してるとは思えません。
彼の失ったものはとても大きいですが、残されているものもまだまだたくさんあります。ドライビングで自分を輝かすことはもしかしたら難しいいかもしれませんが、生きてる限り、自分を輝かせることはきっとできると信じたいです。

コメント投稿

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。