しばらく聴いてなかったホイットニーヒューストンを
聴いた。帯を見ると「たまらなく素敵、輝く太陽の
もと、キュートな風の妖精からの爽やかな贈りも
の。セクシーに誘惑されたい!」と記してある。
確かにこのころのホイットニーは良かった。
他の女性アーティストの追随を許さなかった。
1985年はそんな年だった。全てが輝いていた。
音を聴くと懐かしさがこみあげてくる。
今、セクシーに誘惑されたいのは、過日テロで大
変なことになった、アリアナ・グランデだろうか。
ホイットニーのデビュー盤は、捨て曲なしの名曲
揃いである。「グレ-テスト・ラヴ・オブ・オール」
は素晴らしい。なんたって声量があり、聴取する
ものの心に響く。デビュー盤はいつまでも色褪せ
ない。カーペンターズのくくりに入れてもいい。
しかし、ボビーブラウンと結婚してから低迷期に
入る。往年の声量も影を潜め、亡くなる前のアル
バムの声を聴くと、往時の頃に比べ悲しくなる。
ボビーと結婚しなければ、もっと華やかな活動を
送れたのではあるまいか。
往時を知ってるだけに、残念なかたちでの終わり
方であったように思う。
そよ風の贈りものは最高傑作のアルバムとして
次代に聴き継がれるべき、まさにいつの時代でも
贈られるべきアルバムとして、ポップス史上燦然
と輝くアルバムであろう。
アリアナグランデをお聴きになる方なら、一度は
聴いてみてほしい。爽やかな気持ちになりますよ