昨日は、衆議院補欠選挙の投開票日だった。
結果は、立憲民主党の3勝、自民党は不戦敗も含め、3敗という結果。維新も振るわなかった。
選挙区は3つで、長崎3区、島根1区、東京15区。
選挙戦期間中は、どこもかなりの接戦として報じられていたが、実際蓋を開けてみれば、立憲民主党の圧勝に終わった。
自民党・公明党政権へ「NO!」が叩きつけられた格好である。
特筆すべきは、東京15区。
候補者9人という乱立の中での須藤元気氏の意外な程の奮闘ぶりである。
須藤氏は、確か反ワクチン政策を明確に掲げていたはずだ。
この影響も強くあったのかどうか、立憲民主党に次ぐ2位に食い込んだ。
かつて立憲民主党から所属を外された経緯を持ち、今は無所属なので選挙カーはなく、選挙区各地における街頭演説は自転車で移動した。
これまで長く江東区在住だったことも、地元民からの票を多く集めた要因になろう。
須藤氏のような国政政党所属ではない無所属の候補者でも、優れた人格や良い政策を掲げることで、ここまで強者に対等に戦えることに、永田町には幾らか衝撃が起きたに違いない。
須藤元気氏の選挙結果からも推測出来る通り、国民のワクチン接種への怒り、反ワクチン政策への支持というのが、やはり若干高まってきているのではなかろうか? ここが実は私の一番気になるところである。
投票率に関しては、どの選挙区も過去最低という程に低迷はしたものの、国民としては自公政権に対して流石に嫌気が差し、現状の政治を否定する意思が強く見られ、なかなか良い選挙結果となった気がする。
国民の一人一人の投票によって、自民党による現行政治に対し、結構まともな判断が下されたと思った。
悪魔政治の終わりの始まり、かもしれない。