石材の専門家ブログ

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お墓や石材のクリーニング、石材の汚れを取り除く技術
墓石 石材ケア 全国ドレストン会

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石の悩みズバリ解決 12

平成20年12月15日 石材新聞に連載した「石材の記事」です。

石材新聞 H20/12/15

質問:墓石の水垢/黒ずみ クリーニング

Q.
墓所、墓石のリニューアル時、外棚の根、石垣部位のケア・クリーニングのご依頼です。
経年のエフロスケール化(固化)した、水垢/黒ずみ等、汚れ落とし洗浄は出来るのでしょうか?
A.

巷間、こうした折の対処方法の一つとして、高圧洗浄とご利用するケースが多く、試みられますが、長い季節の風雪に耐え得た?“汚れ、ダメージ”は、石材の細孔に深く染み込み、水圧のみでは、乳化、分散させることは困難と思われる場合もあります。

そこでエフロにはエフロ専用の、水垢、黒ずみ等には「それら」専用のケミカル等の適切な使用により、本体工事はもちろんのこと、お客様からの更なる信頼度アップにも、貢献する事になるのではないでしょうか?

申し上げるまでもなく、永い間大切に守られてきたお客様の証も、従来のスクラップ&ビルドの感覚から良好なものは長く、大切に・・・と言うこの時代の見方にも整合します。
経年の墓所、墓石のリニューアル移動、移設などにこうした「ケア・メンテンンス」の考え方は、私達のビジネス・アイテムの一つとして、今後の必須アイテムとなり得ます。

基本的なケア手順としては、
  1. 除塵、清水洗浄
  2. 地衣類等の特殊専用除去剤を、たっぷり。時間を計りながら、塗布を繰り返します。
  3. ケミカル効果を確認した後、ブラッシングします。
  4. 希釈した専用中性洗剤で、しっかりリンス洗浄します。

小春日和と・・・惑う一日。
ご担当石材店さんと共に「ケア」は終了する事が出来ました。  合掌


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石の悩みズバリ解決 11 石材の落書き消し

平成20年11月15日 石材新聞に連載した「石材の記事」です。
石材新聞 H20/11/15

質問:石への落書き事件

Q.
石材新聞の記事(平成20年9月15日号)に掲載された「墓石170基に落書き」事件。
いったい誰が、何の目的で、このような事件をするのでしょうか? 実際に身近に起こったら、と心配・危惧をしています。
A.

ったく・・・困ったことですね。
この国に起こっている、こうした在り様を見聞きするにつけて、“人生の在り様、品格”などと、思わず日頃、想定さえしない形而上学的フレーズを考えてしまいます。

さて、落書きとはグラフィティ(悪戯書き)と呼び(御影石落書き除去2グラフィティ2事例)、ニューヨークの地下鉄など、反社会体制の一アイテムなどと、一世を風靡?しました。
ただし、そうした時代は既に、とおーい昔のこと。現在のこの国のグラフィティは陰惨、愚劣と思われる態様を示しています。

それらの除去については、第一に発見次第早急に適切処理されることです。
例えターゲットが走る電車、住居の門柱、門扉、外壁などであってもです!

特に石材(墓石はもちろん)は、細孔(気泡)と呼ばれるミクロの孔を持つ素材ですので、「わー大変」と市販のシンナー等で、たっぷり、かき消す? これは駄目ですよ~。
かえって素材の持つ細孔に顔料などを入れ込み、変色等の化学反応を起こす結果になり兼ねませんので、ありからず。

それでも落書きの即時であれば、ある程度の除去は可能となりますが、時の経過と共に、ふいても、ふいても・・・の結果になってしまいます。

石材へのグラフィティは、まず専任、専門業者にご相談し、然るべき処理法をされることをお勧めします。


いつか裸になって
骨だけになって
あの家族風呂のようなところへ
みんなが露天風呂はいいという
たしかに先祖代々
屋根のないところへ。
入っていった。
あたたかいに違いない。
  石垣リン 「レモンねずみ」より

誰もが、裸になって、入るでしょう。あたたかい彼岸の世界には、憖(なま)じいのグラフィティは必要ありません。  合掌


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石の悩みズバリ解決 10 石材の虹ヤケ現象

石材新聞 H20/10/15平成20年10月15日 石材新聞に連載「石材の記事」です。

質問:墓石の研磨トラブル

Q.
ご先祖様からの家紋は鏡面仕上げで彫刻し、表示廻りをタタキ仕上げでつくられていた墓所の案件。
経年諸事情で移設の折に、外棚も含めて墓碑全体のリニューアル再研磨を依頼しました。
結果、外棚・石碑の部位は了承出来ても、なんと、家紋廻り、元のタタキ仕上げ一部がデザイン研磨されて、当初の姿なく、“妙な事に”なっていました。
これって・・・修復できるのでしょうか?
A.

さあ~て、驚いています・・・。
お客様のご指示または、ご承認なく、ご依頼の石材店が自らの判断で、研磨してしまったことに・・・。
また次に、お客様から再度の修復ご依頼に、おそらく現場サンダー使用?で、その鏡面仕上げ部位を何となく中途施工で終えたような仕儀で済ませていることに・・・です。

現場を拝見して、お客様よりこの間の経緯をお聞きするほどに私も「あんぐり」でした・・・。
私達のこの案件に対して出来得る事は、既に、磨かれた部位はもちろん、残余の部位を現場で慎重にタタキ仕上げに施工し、可能な限り、当初の様相に仕上げる事でした。

結局、家紋本体の鏡面部位以外を一日手元ビシャン仕上げで、汗を流す事になりましたが、察するに、ご担当石材店さんも、石碑全部位研磨の折、もちろん善意でデザイン等を考慮され、このような仕儀に至ったことは推察出来るのです。流通商品ならぬ、心通い商品を扱う私達は、お客様の「琴線」を推し量りつつも、気配り、心遣いを忘れないようにしたいものですね。  合掌


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石の悩みズバリ解決 9 石材の虹ヤケ現象

平成20年9月15日 石材新聞に連載した「石材の記事」です。

質問:石碑建立2カ月目に現れた虹ヤケ現象。これって取れますか?

Q.
石碑建立2カ月目ぐらいですが、墓参の祈に外棚石、中台、下台の黒御影石に、鮮やかな虹色が、随所に発見出来ました。持参した雑巾でこすってみても取れません。折角、選んだ、黒御影石にペイントしたようで・・・?
A.

創世記(九・1~17)に、神はノア及びその子孫たちと永遠の契約を結び、もはや人間や動物たちを、滅ぼす事のない「契約の印」としての雲間の「虹」・・・とは異なり、この現象(虹ヤケ現象)は、何とも“いただけない”と思われます。

時に、油などを、粗相をして何かの拍子に、光反射で、きれいな虹色が散見できる・・・その事と同じ現象なのでしょうか・・・? 特にこうした現象は黒色、あるいは、緑色等のような、有色の御影石に多いようです。

自然界に存在する粉塵、汚れ等~砂塵、排ガス、ケイ素、ケイ素化合物、炭酸塩、硝酸塩・・・等などが、雨水との化合で滞留、スケール化した結果、光の反射作用で出現したものでは? あるいは巷間、流布する、加工時に何らかの、光沢アップの為のケミカル類等の塗布に因るのでは? または、石材がもともと持っている油分が雨水によって染み出したものでは?等など、その因って来たる原因は、現在のところ定かでは無く、今後の分析及び、検証を待たなければなりませんが、いずれにしてもお客様にとっては、正に“あんぐり”に違いありません。

この現象のケア・メンテナンスの方法については以下のようにして、良好を得ています。

除塵、清水洗浄後、特殊専用中性洗剤塗布・再度のリンス洗浄・ハンディーなダイヤモンド・バッドの番手を考えての洗浄を繰り返します。

私達は、「虹ヤケ現象」の除去は、油分除去の為のケミカル利用よりも、この現象が、いわゆる、有色(黒、緑色など)の御影石に顕著に噴出する事を考えて、前述のスキルを採用しています。

「転ばぬ先の杖」。不具合を診つけたら素早い対処を実施しましょう。
“あきらめないで!”  合掌


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石の悩みズバリ解決 8 石材ケア・メンテナンス

平成20年8月15日 石材新聞に連載した「石材の記事」です。
石材新聞 H20/8/15

石材ケア・メンテナンスの悩み

以下の二件は共に、既にご紹介済みの謂わば、石材ケア・メンテナンスの悩みでした。

  1. (平成20年7月15日の記事お墓の手入れは? 7を参照)経年の水垢、黒ずみダメージを除去の結果後、さらに全体に、サビ色変色が噴出していて悩んだケース。
  2. 平成20年2月25日の「石材ケア・続編」賀茂川に架かる橋梁、匂欄(親柱も含む全ての欄干)の汚れダメージを除去し、リニューアルされたケース。

いずれも、これから業界に於ける。「ケア・メンテナンス」を考える上で、熟察に値する案件、と思うのです。
(1)については、外棚設置の為、根石経年の汚れダメージを除去する事によって、新たに受注。新設された囲み棚が、墓石全体における一層の見映えを増し、故人のお施主様に、お喜びいただいたとの事。

(2)行政機関のご発案、ご発注に、従来のスクラップ・アンド・ビルド的発想を超え、エコで、環境に優しく、革まった街づくりを、お考えになったとのこと。

“春秋の律法”をもって申し上げれば、私達、業として、石材に臨む者としても商いの一助になるに違いないと信じます。

申し上げるまでもなく、限りある地球資源に、身を寄せる私達は常に、再生、つまり「リニューアブルな発想」の“実”を忘れる事は出来ないはずですから! 合掌

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