3回目の移植が陰性だった後に
しばらく不妊治療を休もう、と夫にも相談して
ずっとやりたかったホットヨガに通い始めた。

室温40度ちょいの部屋で、ヨガをやる。
最初はじんわりじんわり汗をかいていくのだけど、
慣れていくと身体が汗をかくことを覚え、
ほんの少し動くだけでも大量に汗が出るようになった。

ヨガ中は常温の水を飲むのだけど、
これがとても良く、1リットル近くの水がスルスルと入っていく。

代謝も悪くて、冷え性だった私にとっては
とても良かったみたいで、水を飲む習慣は身体の悪いものを排出するのにも一役買って、悩まされていた膀胱炎にも最近は全くならない。


そして何よりヨガをやること事体がとても気持ちがよく、運動の苦手な自分も無理なく続けられた。

妊活のことや夫との関係でモヤモヤしたり、仕事でストレスが溜まったときにも、ヨガレッスンの1時間だけはスーッと気持ちを落ち着けて集中することで、頭の中を空っぽにすることができた。
これはすごく大切な時間になった。

ヨガでは自分の身体や心のあるがままを見つめ、
それを受け入れていくことが大事にされる。
私もヨガを通して、妊娠することや、子どもへの執着心から解放された。
夫との関係も、妊活を中心に考えて悩みが深まってしまっていたけれど、
妊活から離れてみて、夫と自分の関係性そのものに正対してみて初めて見えたこともたくさんあっ
た。


移植後も判定日までは普通にヨガのレッスンを受け続けた。

今までの自分だったら、移植したらとにかく慎重にならなきゃいけないと思って、外出を控えたり、身体のちょっとした変化や体調不良に一喜一憂し、ずっと妊娠しているかどうかにばかり気持ちがいってしまっていたと思う。
おそらくそれもストレスの要因だったんだと思う。

陽性判定が出た1回目、4回目共に、判定日前は登山したりホットヨガしていたり、そこそこ身体に負担のかかることをやっていた。


よく妊活の成功者?が体験談として
「考えすぎない、意識しない。そういうときに赤ちゃんがやってきてくれた」
と言う。
不妊治療してて、そんなこと出来るわけないだろ!とずーっと思ってきた。

でもやっぱりこれには一理あって、
自分の意識を子宮に集中させすぎることもあまり良くない。
それは身体への愛情ではなくて執着心だから。



手放すこと、無になること。
力を抜くこと。

これが一番難しい。

成功させたい気持ちが募ると
人はどうしても力が入る。


そこからいかにして自由になれるか。
これがすごく大切なことのように思う。


ヨガを始めたことで
赤ちゃんも来てくれたけど、
何より今起きていることに過剰な期待せず、あるがままを受け入れていく覚悟が出来たことはすごくありがたいことだ、と思う。