フェーズ3、筋・筋膜、軟部組織の調整
【NEOオステオパシーメソッド③】
フェーズ3、筋・筋膜、軟部組織の調整。
筋肉の異常にも様々な段階があります。
慢性的な筋拘縮Muscle Contracture
一過性の筋攣縮Muscle Spazm
筋短縮Muscle Shortning
筋硬化Muscle Hardening
癒着Adhesion
この内の筋拘縮と筋攣縮は筋線維内で「神経反射により異常な収縮」(緊張信号)が起こっている状態であり、この緊張信号を消去(リセット)しなけれが筋肉は正常化しません。
軽度であればストレインやマッサージでも軽減されますが、こじらせた状態ではむやみな強い刺激が逆効果になってしまいます。
この緊張信号をリセットするテクニックが
「カウンターストレインテクニック」(90秒安楽な姿勢を保持する)
「マッスルエネルギーテクニック」(安楽な方向に体を動かす)
となります。
緊張信号を徹底的にリセットしていけば筋肉は柔軟性を取り戻し、その後にストレッチを行えば筋肉は自然に伸張できるようになります。
神経反射による緊張信号をリセットして、それでも残るものが筋短縮・筋硬化・筋組織の歪み癖であり、
「筋膜リリース」
「モビリゼーション」
などの手技で取り払って行きます。
また癒着をはがす手技を行う場合もあります。
このように状態を察知し、段階を踏んで適正なアプローチを行うことがオステオパシーの真髄です。
その他、筋肉・筋膜以外の軟部組織である神経・血管・リンパ系、靭帯などの膜組織にもアプローチして行きます。
その他のテクニック。
「ノイラーマッスルテクニック」
「H.V.L.A.高速低振幅スラスト」
「L.V.M.A.低速中振幅スプリンギング」
「拇指押圧サムプレッシャー」
「揉捏法ニーディング」
「フリック&タッピング法」
「神経モビリゼーション」
「関節モビリゼーション
「個別筋肉ストレッチ」
「ハーモニックテクニック」
「呼吸力テクニック」
「ファンクショナルテクニック」
「リコイルテクニック」、
「反射法」
などから、安心・安全なテクニックを厳選して使用します。