脳脊髄液減少症 | セラピスト・ラプソディー♪ ~真の健康をめざして~
2005年10月07日(金)

脳脊髄液減少症

テーマ:美容と健康

近頃、テレビや新聞などで「脳脊髄液減少症」「低脊髄液圧症候群」などが話題に上るようになってきました。


「脳脊髄液」というのは、脳と脊髄を覆っている髄膜の間を循環している液体のことで、中枢神経(脳と脊髄)に栄養を運んだり、老廃物を取り去るなどの新陳代謝をつかさどる重要な役割を果たしているものです。


この「脳脊髄液」が何らかの原因で減少してしまい脳脊髄液圧が低下し、慢性的な頭痛・めまい・耳鳴・吐き気・不随意運動(勝手に手足などが動いてしまう)などの症状が出ている状態を「脳脊髄液減少症」とか「低髄液圧症候群」と呼んでいます。

 

原因は事故・ケガ・手術などにより髄膜が傷ついてしまい「脳脊髄液」が漏れてしまって減少していることが多いようです。

他の原因としては、脳脊髄液の生成機能が低下している場合もあります。

(反対に生成はしているが古いものが身体に吸収されず増加した場合は「水頭症」などになる場合がある。治療法としてはシャント手術と呼ばれるシリコンチューブを埋め込み脳脊髄液を静脈にバイパスしたりする)


昨今、マスコミでニュースとして取り上げられているのは交通事故により「ムチ打ち」などを起こし、それが原因で髄液漏れが続いており、それが「脳脊髄液の減少」を起こし、日常生活もままならないような頭痛や不随意運動などが続いていた患者さんに対して、裁判でも「交通事故が原因」だと認められるようになってきたからなのです。

これまでは、患者(被害者)は原因認定がされず何ら保障の対象とはなっていなかったのです。(加害者側や保険会社側が上告すればまだ裁判は続きます)


さて、この「脳脊髄液の漏れ」の治療としては『ブラッド・パッチ』と呼ばれる、簡潔に言うと「自己血(自分の血液)を注入し、それにより穴をふさぐ」手術を行なう病院が全国に数箇所あります。

この最新の治療法により全快できる患者さんも増えてきています。


しかし、「髄液漏れ」が止まって脳脊髄液の量や液圧が改善されても、「症状が改善されない!」場合があります。

脳脊髄液の「量」ではなく「循環不良」が症状を引き起こしている場合があるからです。


この、脳脊髄液の循環不良は「硬膜」の歪みによって生じるとされています。

硬膜とは、髄膜を構成する三層の膜の一番外側にあり、この硬膜は頭蓋骨や椎骨のほんのわずかなズレによっても歪みが生じてしまいます。

その結果、脳脊髄液の通りが悪くなり神経障害(不定愁訴など)を引き起こしてしまうのです。


頭蓋骨や椎骨の歪みは、事故や怪我だけではなく、運動不足やストレスなどの日常の生活習慣も原因して起こります。

髄膜は、頭蓋骨のすぐ内側に接し、脊髄は椎骨(背骨)の中の椎間孔(上下に連なって脊柱管)を下降しますので、頭蓋縫合や椎骨の変位や可動性の悪さが脳脊髄液の循環作用を妨げてしまう原因になりうるのです。

この頭蓋骨の矯正・椎骨の矯正をし、歪んだ硬膜を修正して身体の不調を取り除くのが『頭蓋仙骨療法(とうがいせんこつりょうほう)=クレニオ・セイクラル・セラピー』と呼ばれるオステオパシーの治療手技なのです。

 

(通常の筋・骨格・末梢神経系へのアプローチに対して、中枢神経系へのアプローチである硬膜矯正を目的とした頭蓋仙骨療法は、特に「硬膜系手技」と呼ばれます)

 

次回は、わずか5gのソフトタッチを駆使した超ソフト手技である、『頭蓋仙骨療法 =クレニオ・セイクラル・セラピー』について書きます。


~take care~

 

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