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2011年02月22日(火) 08時55分52秒

不当に死刑判決を受けたビルマ難民へのインタビュー[6]

テーマ:ビルマ人の証言






200812月、私はボートでミャワディからタイのメー・ソットに渡りました。タイ警察に捕まり、自由を手にするために4,000バーツを支払いました。




私の亡命後、娘はビルマの役人にこう言われたそうです。「もし、父親と連絡を取ったら犯罪だ。お前の父親はテロリストなのだ。」娘とはいつどこで再会できるのかまったくわかりません。




私はいつかはビルマに帰りたいのです。ビルマは私の国。愛しています。しかし、今はまだそのときではありません。昨年11月に総選挙が行われましたが、軍事政権が不正を行い、勝ってしまったからです。軍人が文人のように服を見かけ上替えただけです。




私には今国籍がありません。タイの難民受け入れセンターに再三にわたり申し入れをしていますが、難民認定を受けられません。タイの役人は私たちを守ってはくれません。ここでは不法滞在の身です。ここでは就労も違法になります。生きていくだけで大変なのです。人道主義というものがこの世に存在するのか、疑いすらします。ここでの暮らしは刑務所よりはいいです。しかし、ここから動くことはできません。タイに来れば、国連の人たちが助けてくれるのだと思っていました。しかし、国連は何もしてくれません。刑務所にいた頃国際赤十字の人が私を訪ねてきてくれて、私を助けるよう手紙を書いてくれました。私はその手紙をタイの赤十字に渡しましたが、何の役にも立ちませんでした。私はすぐにでも第三国定住制度を使って、第三国で安定した身分を手にしたいです。




ビルマでは、政府関係者の家族は裕福ですが、一般市民はとても貧しいです。政治家は国の資源を自分のものにしています。少数民族地域では、ジェノサイドが行われています。現代に社会おいてビルマの独裁政治は時代遅れです。私はビルマの政治家が嫌いなわけではありません。ビルマの政治システムが嫌いなのです。人々にはよい政府が必要です。




タイ・ビルマ国境にはたくさんの難民がいます。状況は一人一人違います。ビルマ国境の森から逃れてきた人は、戦闘が終われば故郷に帰ることができます。しかし、私のようにラングーン出身者は故郷に帰ることができません。




日本政府の方、一般の日本人の方、まずここに来てください。何が起きているのかを見て、知ってください。この街にいる120人の元政治犯の状況を知ってください。長年にわたり刑務所での拷問に苦しみ、釈放後もまた苦しんでいるのです。人道的な立場から苦しんでいる人々を助けてください。まず、ここに来てください。




ビルマでは6千万人が軍事政権に苦しめられています。このような事態を打開すべく、海外の人たちに軍事政権に圧力をかけてほしいのです。昨年行われた選挙は不正だらけでした。今となっては選挙結果を無効にすることもできません。しかし、外国人の方には新たな政府を認めてほしくないのです。




私には今夢はありません。夢はみな儚く散りました。昔は夢がありました。タイに来ればタイ政府が私たちを支援してくれるものと思っていました。しかし、彼らは何もしてくれません。希望はありません。私の夢は修士課程、博士課程で歴史を学ぶことでした。しかし、正式な身分のない今の状況では私の夢は叶えられません。




刑務所にいた頃、役人にこう言わされました。

「私は人間ではない。獣だ。政治犯だ。」

今なお私は獣のようです。誰も助けてはくれないのです。




私には国籍がありません。ビルマにも戻れないのです。ただただ第三国定住を待つだけです。




どこでもいい。一般市民になりたいのです。仕事がしたいのです。テレビが見たいのです。週末には遊びに行きたいのです。







その[1]はこちら。


その[2]はこちら。


その[3]はこちら。


その[4]はこちら。


その[5]はこちら。



彼は今、元政治犯の人たちの生活をよくするための活動をしています。彼は、生きているうちに平和なビルマに戻れることを願っています。























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