ミャンマー政府軍がロヒンギャ人に亡命か死の二択を迫る。7歳児の射殺、6歳児のレイプも
新たにバングラデシュに流入したロヒンギャ人によると、ミャンマー(ビルマ)ラカイン州の村を襲撃した政府軍が、ロヒンギャ人に対し、バングラデシュ行きか死の二択を迫っているという。
こうした情報は、国連がインタビューした65人のロヒンギャ人の口から得られた。
政府軍はメガホンを使い、以下のようにアナウンスしたという。
政府軍はメガホンを使い、以下のようにアナウンスしたという。
「お前たちは国民ではない。バングラデシュに行け。この地を立ち去らなければ、家に火をつけ、殺す。」
ロヒンギャ人を攻撃しているのは、政府軍と仏教徒だという。
「銃殺された妹を自分で埋めました。」
証言から、政府軍によるレイプも明らかになった。妊婦や5~7歳児もレイプの対象となった。彼女たちは、家族の前でレイプされた。殺されたり、家を破壊された人もいる。
母と4人の兄弟と離れ離れになった12歳の少女は、家を政府軍と仏教徒に包囲されたときの恐怖を語った。
「彼らは私の前で妹を撃ちました。妹はまだ7歳でした。妹は泣き叫び、私に逃げるように言いました。私は妹を助けようとしましたが、医療品はありませんでした。妹の出血は激しく、翌日息を引き取りました。私は妹を埋めました。」
また、軍の無差別発砲の目撃者もいる。
「無差別発砲により、家族が殺されました。政府軍は村を包囲し、無差別発砲したのです。」
【亀田浩史訳】