中国当局が、ウイグル人の高校までの課程におけるウイグル語の使用を完全禁止 | 【チベットとビルマの難民支援】             難民支援NGO"Dream for Children"公式ブログ
2017年07月29日(土) 21時04分02秒

中国当局が、ウイグル人の高校までの課程におけるウイグル語の使用を完全禁止

テーマ:今世界で起きていること

中国ウイグル自治区当局が、ウイグル人の高校教育課程までの段階でのウイグル語の使用を禁止する命令を出した。これに違反した人は「厳罰」に処されるという。

かつてないほどの強硬な措置は、ウイグル人の民族同化を狙ったものと思われる。

 
6月、ウイグル自治区ホータンの教育局は、ウイグル語ではなく中国語を学ぶよう命じる内容を含む5つの指示を出した。
 
RFA が入手した文書には、次のように記されていた。
「法に従って、国の共通語を完全に大衆化しなければならない。」
 
「今年の秋学期から、未就学児に3年間の中国語学習が必須となる。小学校1年生からも中国語の学習が求められる。共通語を完全に学べるようにするためである。」
 
「中国語教師にウイグル語のトレーニングを受けさせるような誤った手法は正さなければならない。教育の中で、ウイグル語の使用は禁じる。」
 
「新政策を実施しない学校や個人、実施しているふりをしている学校や個人、実施したりしなかったりする学校や個人は、ダブルスタンダードとみなされ、厳罰に処される。」

4人の匿名の役人がこの指示を確認している。政府は、秋学期を前にこの命令の実施の準備をしているという。
 
ホータンのカラカシュ県の教育局の漢人の役人によると、命令は6月28日に出され、2日後に県全域に配布されたという。
 
「指示の内容についてはお伝えできます。しかし、その説明は、省レベルの教育局しかできません。」
 
ホータンのチラ県のウイグル人の役人は、命令については聞いたが、その内容については完全には知らないと語った。
 
「9月から、小学校、中学校、高校までの課程で中国語が使われると聞きました。ウイグル語は使われないということです。」
 
同じくチラ県の別のウイグル人の役人は、次のように語った。
「命令の実施に向けて動いています。次学期から、すべての教育は、ウイグル語ではなく、中国語で行われます。」
 
「ウイグル語の教科書も中国語の教科書に代わります。教師も生徒も中国語だけを話すことが求められます。」
 
「この10年間、バイリンガル政策に取り組んできましたが、中国語は広まりませんでした。」
 
「その結果、教育局は今回の命令に至りました。」
 
ホータンの漢人の役人は次のように語った。
「少数民族に国語を学ばせる雰囲気をつくるためにウイグル語の禁止を決定しました。」
 
「実際、ウイグル人にとっても中国語を学ぶことはいいことです。ウイグル語の教科書を使っていては、中国語を学ばないでしょう。そのため、学生を中国語の環境に置くことにしたのです。」
 
「すべての会議などの活動も将来的には中国語で行われるようになります。」
 
 
違法な政策
 
この10年間、中国政府はウイグルでバイリンガル政策を試みてきた。しかし、ウイグル人は、ウイグル語を否定し漢人文化に同化させる動きを拒否していた。
 
ワシントンに拠点を置くウイグルアメリカ協会のイルサット・ハッサン代表は次のように語った。
「今回の命令は、世界で最も古いトルコ系の言語を根絶する動きです。」
 
「未就学児に中国語を強要することは、揺りかごからウイグル語をせん滅することに他なりません。」
 
「文化的ジェノサイドです。国際社会は、中国政府が、数千年栄えてきた美しい言語と文化を破壊するのを許してはなりません。」
 
【亀田浩史訳】
 

 

【8月24, 25日】

ダラムサラを訪ねるスタディーツアー
 
 
 
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