2012年07月03日(火) 11時04分02秒

チベット人女性が中国の弾圧に抗議の焼身自殺(2011年以降チベット本土で41人目)

テーマ:NGOについて




6月27日、中国青海省でチベット人女性が焼身自殺をはかっていたことが明らかになった。中国当局による不当な土地の押収に抗議してのことだという。


この女性の氏名と年齢は不明だ。彼女の生まれは青海省ユルシュルで、焼身自殺をはかった場所はジェクンドだという。


「この女性はペツェという男の娘です。」

匿名のジェクンド在住の人物は、RFAのチベット語カム方言サービスにこう語った。


「彼女は、数年前にこの街に移住してきました。今回、彼女は、政府による住居の押収に抗議して焼身自殺を行いました。」


地方当局と良好な関係にあった人々の家はそのまま残されたという。しかし、彼女の家は例外で、破壊されたという。


「彼女の抗議は、中国政府の不正義に対するものです。」


ジェクンド出身で現在は南インド在住のンガワン・トプデンによると、焼身自殺が起きたのはジェクン僧院前で時刻は午後3時から4時の間だという。


この女性が焼身自殺をはかった後、当局が消火を行い、彼女を病院に運んだという。彼女の現在の状況は不明だが、「重態」と思われるという。


「現地の人は、彼女が中国政府の土地政策、ユルシュルの地震後の土地の不平等な分配に抗議したと見ています。」

2010年4月、当地は大地震に見舞われ、推定3千人が死亡した。


この女性が自らの体に火を放つ前にスローガンを叫んだかは不明だという。中国当局が現地情報が外部に漏れないようにしているためだ。


焼身自殺の後、警察は非常線を張り、チベット人同士が会うことを禁じているという。しかし、ンガワン・チプテンによると、焼身自殺を目撃したチベット人は多数いるという。


この女性の家族は病院を訪れようとしたが、当局が面会を禁じているという。


北京在住のチベット人詩人・作家ウーセルもこの焼身自殺を確認しており、6月29日にブログに掲載している。



土地をめぐる争い


2010年の大地震の後、中国当局は再開発という名目でチベット人の土地を押収した。これに対し、昨年4月、チベット人の大規模な抗議活動が起きたが、中国治安部隊がこれを鎮圧している。


このとき、土地の押収に異を唱えるチベット人300人が、街の交差点で座り込み抗議を行った。


これに武装警察500人が血なまぐさい弾圧を加え、チベット人の多くは負傷したり拘束されたりした。


このチベット人の抗議の原因について、インドのチベット亡命政権のサイトには以下のように記されている。

「不平等な住居の配分、チベット人の土地への建造物の建設、道路工事のための土地の押収、土地の所有者がいないという言いがかりの下での土地の販売」


今回の焼身自殺により、2009年2月以降、中国の統治に抗議して焼身自殺をはかったチベット人は42人となった。


焼身自殺の大半はチベット東部で起きている。人々は、人権が奪われているとして中国の政策に抗議している。


5月には、初めてチベット自治区ラサでも焼身自殺が起きた。厳戒態勢の街で若きチベット人2人の体が炎に包まれた。


【亀田浩史訳】


元の英文記事はこちら





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コメント

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2 ■Re:無題

>亀松有咲さん

そうですね。
愛知県よりも人口が少ないところで、1ヶ月に2人以上のペースで焼身自殺が起きている計算です。。。

1 ■無題

政府への抗議の方法で選択されるのが自殺というのが弾圧の長く酷い様を表現していますね。41人目って、想像すると生理的に気持ち悪くなるくらいです。

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