前回温泉の記事を書こうとおもって、
昨年の写真を遡ってみたら、春の夏油温泉や
初夏の天童温泉、真夏の米沢八湯、
間欠泉といっしょに入れる山形の秘湯や、
秋の銀山温泉や鬼首温泉などに、
触れていないことを思い出しました。


うっかりしてましたが、記憶を辿りながら、
少しずつ纏めたいとおもいます。


鳴子温泉郷にある里山カフェ、
さとのわさんで昼食をいただいたあとは、
鬼首温泉を目指します。


峯雲閣さんは間欠泉が見学できる施設、
かんけつ泉のすぐそばにありました。


山道を進んでいくと、
吹上温泉峯雲閣さんの看板がみえてきます。


ずっと憧れていた温泉旅館なので、
期待に胸が高まります。


1日8組しか宿泊できない峯雲閣さん。


山里の素朴なお宿で、
特別なもてなしはありませんが、
珍しいことができるとあって、
東北の温泉番組でよく紹介されています。


歴史を感じさせる温泉宿に映える、
落ち着いた色調の赤い絨毯が素敵。


洗面所には駅や共同浴場でみかけていた
温泉の横綱のポスターが、
さりげなく飾られていました。


この写真の舞台となった温泉が、
峯雲閣さん自慢の滝つぼの露天風呂です。


まずはお部屋に案内していただき、
熱々のお茶でひと休み。


露天風呂は混浴ですが、
女性には湯浴み着も用意されていて安心です。


日帰り温泉利用のお客様でも、
有料でレンタルすることができるので、
ありがたいサービスですね。


こちらの温泉は撮影禁止なのですが、
お客様がいないタイミングがあったので、
スタッフさんにお願いをして、
特別に撮らせていただきました。


わがままを叶えていただいて、
本当にありがとうございます。


まずは落ち着いた雰囲気の内湯へ。


大きなガラス窓からは一面にひろがる
緑が眺められるのが素晴らしいです。


女湯のシャワーは3つ。   
洗い場にはボディソープや、
リンスインシャンプーが用意されていました。


脱衣場には化粧水や冷水などはありませんが、
元々温泉巡りをするさいには、
お気に入りのアメニティを持参してるので、
あまり気になりません。


大露天風呂に向かう方が多いのか、
岩の浴場はいつ来ても空いていて、
のんびりとくつろげる空間でした。


外に出て手前にみえるのが、
20人〜30人は入れると評判の大露天風呂。


目の前にひろがる景色の素晴らしさに、
気分が高揚とします。
新緑の季節はさぞ綺麗だろうな。


マイナスイオンたっぷりな滝を眺めながら、
ゆったりお湯に浸ることができました。


さらに奥に進んでいくと、
地獄谷から湧き出る温泉がまざった
湯滝をみることができました。


この滝から流れこんだお湯に浸ることが、
峯雲閣さんのもうひとつの自慢の露天風呂。
ワイルドですね。


知る人ぞ知るこちらの野天風呂は、
湯温も自然のままなので、
寒い時期はおすすめができません。


その年によって差はあるとおもいますが、
大体6〜10月までの季節限定かな?


秘湯というと山中の奥まった地にあり、
道路も整備されてないイメージでしたが、
鳴子温泉駅から車でも通いやすい場所に、
こんな隠れ湯があるなんて感動しました。


滝つぼの深さはまちまちで、
奥までは行けませんでしたが、
ごつごつした岩場の中を歩くので、
背が低い方は小石に足をとられないよう
慎重に進まれたほうがよいとおもいます。


身長180㎝の主人の胸元までの場所もあり、
大自然のなか立ち湯も体験できました。


浅瀬もあったので、
ごろごろとした岩を椅子にして、
好みの場所でゆったり過ごすことに。


滝風呂は人生初でしたが、
楽しい思い出になりました。


長くなりましたが、
とても素敵な雰囲気でしたので、
お食事などは別に纏めたいとおもいます。