今日は高杉晋作の命日です。1867年5月17日に27歳の若さでこの世を去りました。私は坂本龍馬の命日である11月15日は記憶しており、毎年龍馬ファンの仲間と一杯やっていますが、高杉晋作の命日は、たまたま今日話をしていて知りました。

松下村塾で吉田松陰の教えを受けて育ち、破天荒な生き方で幕末を突っ走った若者です。23歳で身分に関係なく人を集めた軍隊奇兵隊を立ち上げ、幕府軍と戦い、イギリス・フランス・オランダ・アメリカの4か国連合艦隊と戦いました。

 

連合艦隊との敗戦の講和交渉では、毅然としていて魔王のようで敗者に思えないと言われるほど凛とした見事な日本人の姿を諸外国に植えつけました。

 

残念ながら病に倒れ、新しい時代を見ることは出来ませんでしたが、激動の時代、日本の命運がかかった時代に、今風の言葉で言えば、よくこのようなとんがった、ぶっ飛んだ若者が登場したものだと思います。

 

吉田松陰から高杉晋作にあてられた有名な手紙です。

 

「死んで自分が不滅の存在になる見込みがあるのなら、いつでも死ぬ道を選ぶべきです。また、生きて、自分が国家の大業をやり遂げることができるという見込みがあるのなら、いつでも生きる道を選ぶべきです。生きるとか死ぬとか、それは「かたち」にすぎないのであって、そのようなことにこだわるべきではありません。」

 

激しい手紙です。明治維新から150年がたち、時代が違うとはいえ、日本の未来のために心の中に熱いものを持ち続けたいと気持ちをあらたにする機会をいただきました。

 

おもしろき こともなき世を おもしろく