本日、政務活動費についての特集記事が朝日新聞に掲載されました。私の所にも大阪社会部の記者が三重県議会の制度である調査雑費に関して取材に来られました。

 

今回の記事では読まれた方に私の政務活動費が調査雑費の部分で適切に使われていないかのように感じられる記載になっており、また私が話した内容の一部を取り上げることによって趣旨とは違う発言に(意図的に)変えられています。

 

取材に来た大阪社会部の記者には、本日電話で、取材の内容を再確認したうえ、記事の内容の問題点を指摘し、取材内容と違った趣旨に受け取られる内容になっていることを確認しました。

 

先入観を持って取材し、取材内容で自分の先入観に当てはまるもののみ使い、記事をそのように誘導し書くことは大きな問題です。今後記者としてこのことを強く自覚していい記事を書いて欲しいと最後はお伝えしました。

 

ちなみに、今回の政務活動費の取材で私が実際に話したポイントは下記の通りです。

 

三重県議会の政務活動費では1円以上すべて領収書添付義務がありますが、日々の調査活動で1日3000円の調査雑費を計上しています。今回の取材は主にこの妥当性の取材でした。

 

三重県議会の調査雑費はタクシー代や駐車場代、携帯電話代など日々の活動の移動調整に必要な経費として計上するものです。

 

私がお話したのは、調査雑費の有無、あるいは金額がいくらが妥当かは三重県議会ではワーキンググループで検討して決めているが、今後更に議論は必要であると考える。

 

今でも政務活動費の報告書作成は煩雑で事務処理に多くの時間を取られるため、交通費やタクシー代等を日々領収書整理していくことになると多くの議員は政務活動費を請求せず自腹で活動することになっていくと思う。

 

調査雑費に関しては、地方議員は秘書はいないため事務処理を自分でやっていく中で、議員が事務処理に多くの時間がかかることと透明性確保の間で、その妥当性を考える必要がある。

 

こんな内容の取材で、また私の個々の調査活動に関しても今から思えば悪意を持った質問を多くされましたがひとつひとつ丁寧に応えさせていただいたつもりです。

 

また、私の調査活動日が昨年、201日となっていることが多いかのような記事となっていますが、私はほぼ毎日、議員として、要望聞き取り、行政相談、様々な団体との意見交換、勉強会、現地調査などを行っており(活動はFBを見ていただければご理解いただけると思います)。おそらく私のみならず多くの地方議員は同様の活動をしていると考えます。三重県議会において私より多くの日数調査活動をされている方々もおられます。

 

以上、本日の記事に関して私からご報告させていただきます。様々な批判の対象になっている政務活動費ですが、政治家が政策立案、詳細調査をしていくためには必要な制度です。目先の起こった事件だけでなく大局をみた議論をこれからもしていきたいと考えます。

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