シンシアのサーマクールは全身麻酔”高出力”です。 | シンシア~Sincerely Yours 銀座の美容外科・美容皮膚科

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サーマクールはどのような治療機かというと

皮膚のコラーゲンを軽くゆでて変質させているこれに尽きます。

イメージで言えば生卵の白身を茹でるとまずはちょっとだけ白いかたまりができるという感じです。

やけどさせないギリギリの温度、秒数を安定して照射できるのがサーマクールです。

熱を加えるシステムとしてRFという電気を流す方式をとっています。

 

 

無邪気に熱を加えるとやけどしてしまうので

表面に冷却ガスを吹きかけながら(COOL)の加熱(Therma)となります。

とはいえいくら冷却ガスを使用していても、出力・照射方法によってはやけどのリスクがあります。

そのため加熱レベルにはガイドラインがあります。

出力には0.5から8.0まであり、4.5を超えると火傷のリスクがあるので使ってはいけません。

とはいえ現実的には危険ギリギリの4.0も避けたほうがいいので0.5から3.5が治療域になります。

 

表を見ると出力レベル2.5(17J/cm2)の部分にマルがつけてあります。

これがサーマクールの会社が

”まずはやけどしない出力レベルで、かつ効果がある、だからこの出力でまずはテスト照射をして状態を見つつ調節をしていくように”

と定めている出力です。

この指標を見ると”熱さ”と書いてありますが、実際には痛みです。

サーマクールは電気で熱を加えていくシステムなので、神経は熱さよりも痛さを感じるわけです。

治療の目安として痛みは当たり前。だけど痛みが強すぎる場合には調整していきましょう。

という出力調整方法が採用されてきました。

 

しかしながらこの痛みに対する感受性なのですが、効果をもとめてほんとに我慢してしまうタイプの人や糖尿病の人などで痛みに鈍い場合にはやけどのリスクが高くなります。

一方で痛みに弱いと治療域に達しない場合もあります。

 

 

ここで問題になるのは通常の感受性の人であっても、

フェイスラインや顎下など痛みを感じやすい部分や、施術が続いて痛みに敏感になってくると振動を強くしようが、多少骨からずらすテクニックを使用しようが痛みが強すぎてレベル0.5(7J/cm2)や1.0(9J/cm2)でしか照射できない人がかなりの割合になることです。

※レベル0.5(7J/cm2)でも痛すぎてギブアップになる人もいます。

そして実際の熱量を見てみると0.5や1.0ではサーマクールの会社が薦めている治療域中心の2.5と比べると半分程度になってしまうのです。

 

確かにサーマクールFLXはショット数を増やしてPASS数を上げることによって出力をあまりあげなくてもいいというガイドラインもあるのですが、本来安全に2.0(14J/cm2)あるいは2.5(17J/cm2)で照射できるところを痛みのためにその半分の出力では”効果としてはもったいない”と考えられます。

 

逆に無理して危険域にちかい3.5(22J/cm2)にしても、危険に見合う効果のアップは無い可能性も高いわけです。(現実として痛すぎるためそのレベルで照射できる人あまりいません。)

 

もう一つサーマクールで重要なのは適切な熱溜まりを作っていくこと。

すなわち熱が冷めきる前に連続で照射していくことも重要です。(痛いからといって途中で休むと効果が下がる)

 

サーマクールの効果を高くするためには

○総熱量

が多いことが重要でそのためには

○1ショットで照射できる範囲(平方センチ)×ショット数

○1ショットあたりの熱量

が多くなることが大切です。

 

 

実際に全身麻酔下サーマクールを照射している動画です。

 

動画で照射している口の横やフェイスラインは特に痛い部分です。

しかも連続で照射するととても痛みを強く感じます。

フェイスラインを照射しているときにすこしモゾモゾっとしていますが、寝ているので本人は痛みも感じていませんし、その記憶もありません。

動画の最後に出力レベル2.5(17J/cm2)が画面に写っていますがその出力で照射しています。

 

サーマクールは休憩なしに(適切な熱溜まりを作りながら)安全である限り高い出力(すなわち推奨出力)連続で照射して熱を加えていくことが重要な施術なので麻酔をかけて、痛みを感じずにできる全身麻酔下の施術というのがとても理にかなっていると思うのです。

そして安全を担保するためには出力を最高でレベル2.5までにしておくことと、適宜皮膚を触りながら熱溜まりが強くなりすぎていないかを見ながら行うことが重要だと考えています。

 

とにかく電気で加熱していくサーマクールは

痛み≠熱量・危険性

だということをご理解いただければと思います。

だからメーカーも振動などのシステムで痛みを減らすことに必死なのです。

※痛みが危険性と直結するのなら痛みを減らす振動システムなんて搭載すべきではありません。

 

 

サーマクールFLXが終了するとこのような画面が出ます。

この画面で注目すべき部分は1点です。

赤で囲った照射量です。

36.3kJと書いてあります。

サーマクールFLXで効果を出すために重要なのはどれくらい皮膚に熱を加えたかですのでこれが高いほどやはり意義があるといえます。(とはいえ安全が一番大切)

 

この36.3kJ(=36300ジュール)はかんたんな計算式で出すことができます。

 

1ショットのジュール数(○ジュール/cm2)×1ショットで照射される範囲(=4cm2)×ショット数(=600) 

 

 

シンシアでは1ショットは4cm2のチップを使い600ショットしかありませんので一定です。

1ショットの出力レベルですが2.0(14J/cm2)か2.5(17J/cm2)を混ぜながら照射するのでジュール数でいうと14Jと17Jの間になるわけです。

画像を拡大すると平均15.1J/cm2と書いてあるのがわかります。

 

なお、サーマクールFLXのチップには300ショットのものもありますが、上の計算式で考えれば単純に加えた熱の量が半分になります。

サーマクールは総熱量が重要なのでもったいないと言えると思います。

 

ここで繰り返すと、サーマクールの効果のイメージは

生卵の白身に熱した棒を押し付けて熱を加えて白く変質したものが交じる部分を増やしていく

というものですので

○300回白い部分を増やしていく

○600回白い部分を増やしていく

のどっちがいいのかは明らかだと思います。

 

そしてシンシアのサーマクールでは

施術後このように患者様のカルテと照射量の画面を撮影して記録します。

しっかり照射したという証です。

 

今までサーマクールを痛みに耐えながら受けてきた患者さまがた。

強い痛みに耐えてきたにもかかわらず、結局は低い熱量しか加えてもらえなかったのではないかと思います。

やけどにならない限り加えた熱量が高いほうがいいのがサーマクールFLXの特性です。

 

 

痛みが無くて、高い効果が期待できるシンシアのサーマクールFLXを是非ご検討ください

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