元旦より数日、
関東は清々しい天気にも恵まれ、
とても気分の良いスタートとなりましたねぇ
コロナ禍で、
更なる自粛も不可避となっている関東ですが、
この気分の良さを忘れずに前向きに生活したいものですね。
さて、
2021年の仕事は、
〈面談〉の実施が続いております〜。
今月下旬よりスタートします、
3ヶ月間 声優ワークショップ
へ参加を検討中の声優さんへ、
レッスンの内容や目的を説明させて頂いております。
2日からこの面談は始まっているのですが、
この日の声優さんは、ちょっとした悩みを抱えた方でしたよ。
ある養成所に通っている方ですが、
周囲の生徒のレベルが低すぎて、学びにならないと言うのです・・・
特に、プロを目指すモチベーションが低すぎて、ストレスが溜まって辛いのだと訴えていました〜
この新人声優さんは、
この環境に馴染めず、スキルアップも実感できず、
ついには声優を辞めたい気分にもなってしまっているそうです。
真面目で優しい人ほど、
周囲に不満を伝えることができず、我慢の時間を過ごしているんですよね。
これは、
私も頻繁に耳にする訴えですが、
絶対にあってはならないことですよね。
こちらの方は、
そんな現状を一変させようと、
弊社のワークショップに興味を持ったんだと言われていました。
こういう話を伺うと、
私もフツフツと気合が入ってきてしまいますね〜〜
この方は、
背水の陣でこのWSへの参加を検討されているんですからね
私も、このWSの存続を賭けて、
毎回のレッスンに挑みたいと強く決意しました
私の持っているものを総動員して、
スキルアップをサポートしなくてはなりませんね。
具体的に徹底的にシナリオを理解していただきたいと思います。
シナリオとは、
物語（ドラマ）をつくる設計図です。
これを読める声優だけに、仕事は与えられるのです。
設計図の読めない大工には、
誰も家を建てるどころか、資材の発注や、その加工などが不可能なように、
プロの声優も、
シナリオから、
一流共演者や現場スタッフと同質の演技表現（ドラマ表現）を読み解かなくては、仕事は一つも無いのです
シナリオに対する正しい分析があるから、
キャラクターの内面だけでなく、
エンターテイメントの構成や、共演者の演技表現の想定も可能となるのです。
これが、プロの基礎力なのです
プロの声優が、
少ないテスト時間にも関わらず、
質の高い演技表現を達成できるのも、
この思考回路があるからなのです
面談でもお伝えしたのですが、
「声優を諦めようかと悩んでいるならば、
シナリオ読解という基礎を学んでから、その決断を出して下さい」
とお願いをしました。
この基礎力は、
繰り返しの訓練で手に入れる技術です。
誰でも習得が可能な技術です。
私は、センスや感性とは関係ないものだと思っています。
これを学ばないうちに演技をし始めても、
その表現がプロの質に到達することはありません。
このメカニズムの全貌を知ってから、
最終決断を下しても遅くはないですよね
もちろん、
独学でこれを学ばれるならば、それが最良の方法です
長い時間をかけてこそ、周り道をしてこそ、力は付きますからね〜〜。
私も15年ほどかけて手に入れましたからね。
面談の最後には、
そのための方法もお伝えさせていただきました
これは、
私がこの技術を習得した地道な方法なのですが、
先日の声優さんにも役立つアイデアであれば嬉しいですね〜。
ワークショップ面談を希望される方々は、
本当に様々な理由があって、このレッスンへ興味を持っていただきます。
私は、この姿勢が大切だと感じています。
ワークショップへ参加する理由や意義が、明確に存在することが重要ですよね。
全ての方へ効果があるワークショップだとは思いませんが、
だからこそ、じっくりと説明をさせていただいて、
ビシッと納得のいった方のみにご参加いただきたいですね〜
私は、クラスの雰囲気をとにかく大事にしますから、
モチベーションの高い方だけに参加していただいて、
本番同様のクリエイティブな環境にてシナリオに取り組んでいただきたいですね
スキルアップとは、
この環境以外で得られることはありませんからね。
明後日からも、
また面談の予約が入っています。
長い時間をいただきますが、どうか辛抱して・・・ご協力いただきたいと思います〜。
皆様、よろしくお願い致します〜
◆◆◆開催予定のワークショップ◆◆◆
【3ヶ月間 声優ワークショップ】
（全12回）
2021年1月開催。
月曜朝・夜クラス、金曜夜クラスの３クラス。
シナリオ一冊と、そのドラマCDが教材。
大御所声優のシナリオ分析の全貌について徹底解説します。
シナリオを〈プロの声優として読む〉スキルが、
プロで通用する演技表現を実現します。
レッスン内容や目的は
http://dramacd.moo.jp/prolevel.pdf
オーディオキネマ代表
山中勇人（脚本・演出）
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