どの業界でも同じことだと思いますが、
職に就いて報酬をもらう立場になると、
必ず、営業という仕事（行動）が必要となります
職種によっては、
商品を営業する人もいるでしょうし、
企業の保有する技術やデータを営業する人もいるでしょう。
そして、
自分の技を営業する人もいるでしょう。
しかし、
そんな誰もが、
まずは、
自分自信を営業しなくてはならないのです
これは、
社会人にとっては、常識でもあるんですよねぇ〜。
人と人とが仕事で繋がる限り、
この習慣がなくなることは無いのかも知れません。
かつて私が、
俳優のマネージャーになった時、
初日に社長に言われたのが、
「自分をプロデューサーに知ってもらう方法を考えろ！」
というものでした。
まず始めに、
相手に自分を売り込めなければ、
私の薦めるタレントや俳優には、興味さえ持ってもらえないということですね
確かに、
私が如何に映画が好きか、ということを伝えることができたTVドラマのプロデューサーには、
その後、ちゃんと仕事をいただくことが出来ましたから、
社長の言ったことには間違いはありませんでしたね〜
私は、
自分担当するWSに参加された声優さんには、
常に、この〈営業〉について話をするように心がけています
今後、皆さんには、
沢山の先輩声優、プロデューサー、音響監督、制作スタッフなどと会話を交わす機会が訪れると思います。
そんな時、
初対面で、
どれだけ記憶されるか、
どれだけ信用されるか、
どれだけ気に入ってもらえるか、
どれだけ興味を持ってもらえるか、
というのは、
非常に大切な瞬間（出会い）となるに違いないからです
若い方などは、
特に、このタイミングを意識しておく必要があると思っています。
突然の会話が苦手な方って、結構多いですよねぇ〜
将来にとって大事な出会いかも知れませんから、
キチンと対応して欲しいんでうよね〜
せめて、
私が知り合った新人さんには、
ここでの売り込みには見事成功してほしいと思っているので、
いつも、この話になると、
レッスンを大きく脱線してしまうんですよね〜〜
私は、
新人声優さんこそ、
自分自身を営業すべきだと思っています
己の価値や技術、感性、度胸などは、
プロフィールを作って自分で営業してみれば、
一発で計り知ることが出来るからです。
自分の素質を見極めたいならば、
さっさと営業に出ればいいと思っていますね。
例えば、
プロフィールの経歴などが、
営業相手にとってどれほどの魅力を感じるものなのか、
その場で、相手の表情を見れば容易に知ることができます
または、
声優にどれだけの表現力が備わっているのかについては、
一人前のプロデューサーならば、
その声優としばらく会話をするだけで、すぐに看破できるものです。
勇気を出して営業を実行してみて、
もしも、誰かと会話をする機会を得たならば、
このような客観的な自分の評価というのを、
生で知ることが出来るんですよね〜
さらに、
営業に出れば、
制作側のスタッフから直に、
「演技はできるのか
」
「プロレベルに達している得意なキャラクターは」
「勘（演技勘）はいい方か」
「シナリオは読めるか」
などなど、
俳優マネージャー時代に私が受けた質問を、
自分で受け止める必要が出てきますよね。
この時の態度次第でも、
この新人声優さんへの今後の対応が決まるでしょうから、
ハラハラドキドキの勝負の時間となるはずです〜
ちょっと乱暴な言い方かも知れませんが、
これを是非とも経験して欲しいですね〜〜
私としては、
こんな素晴らしい勉強の場を、
見ず知らずの営業マネジャーなどに任せるなんて、
あまりに勿体ないと思います
ここを人任せにしてしまうから、
自己評価もままならない新人声優さんが誕生してしまうのではないでしょうか。
自分の売り文句も見つからない新人声優を、
どんなマネージャーが営業できるのか・・・
私ならばお手上げ状態だと思います
若い方には、
この辺りをちゃんと探求して欲しいと、
切望せずにはいられませんね〜。
そして、
芯から強い新人声優さんになって頂きたいと願います。
社会人ならば、
一人の例外もなく、
営業しなくてはならない。
このことを、
当然のことと理解して欲しいですねぇ。
これが当たり前になれば、
芸を売る声優として、結構な自由を得られると思うんですよね〜〜
【今後のワークショップ告知です】
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レッスン内容や目的は
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