新人声優さんの悩み・・・ | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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先週り、
 

弊社WSへ参加を検討中の方々との面談が始まりましたニコニコ

これまでの所、

皆さん、10年以上のトレーニング経験がある方ばかりで、

お話を伺っている間も、

必死な気持ちがビシビシと伝わってきました。

私もそれに応えるべき、

 

改めてレッスン内容を検討し、質の向上を図りたいと決心致しました〜グッ

 

 

 



「このワークショップを最後のトレーニングの場としたい」

と切実に仰る方もいて、

私自身の責任の重さを噛み締めた時間でしたね。

情熱的な立場にいる方と過ごす時間は、

周囲の方にも良い影響を与えるものです。

是非、

 

プロへ向けて真剣な方に、ご参加いただきたいですねぇ照れ




さて、

まだまだ数名の方としかお話をしておりませんが、

皆さん、

疑問や不安や不満を抱えているのだなぁ~、と思わされる面談となっています。

こういったことろは、

全員に共通しているところがとても不思議です。

ただ・・・

そういった話をされている時の、

重たい表情を見ていると、

私には、

「これは何かが間違っている・・・」


・・・と思えて仕方がないのですショボーン

 

例えば、

一番私が気になった不満に関する話を取り上げてみますね。




今まで、

専門学校や養成所のレッスンを受けてきた方が、

周囲の仲間やクラスメイトへの苦情を言われることに驚きます。

「レッスンを受けている最中に、

クラスメイトからは、

プロへの熱意や必死さが感じらずイラつく・・・」


というのです。

これ、実は、

 

新人声優さんと話をしていて、

よく聞く発言なんですチューアセアセ




確かに、

モチベーションの相違は、

消化不良な気持ちにさせられるかもしれません。

しかし・・・

 

不満を言っている場合ではないのです。

 

プロの声優を目指す皆さんは、

芸達者を目指す機関で訓練を積んでいるのです。

 

ですから、

 

そのような集団において、

これは当然の現象だと思わなくてはなりませんグー

 

 

クラスに20、30名の新人声優がいるとしたら、

 

ゆくゆく、

その中から1名でもプロが誕生すれば、

それは素晴らしい成果であると言えるくらいの場所であり時間なのです。

将来プロになるその方から見渡せば、

クラスメイトなどは、

内心、

全てのスキルにおいて自分に劣って見え、

かれらの言動はフラストレーションの溜まるものばかりでしょう。

 

つまり、私が言いたいのは、

 

プロになるならば、

 

訓練所での不満など当たり前のことなのです!!

厳しい意見のようですが、

これがレッスン場のリアリティーなんですよねニヤリ

プロの世界が遠く感じる新人さんは、

この辺りの現実が把握できていないのではないでしょうか。

これは、

ごく自然なことであり、健康的なレッスン場の姿なのですから。

 

これは、きっと、

 

周りのモチベーションに惑わされず、邪魔されず、

 

突き進む度胸がためされているんですね〜ウインク




私が依頼を受けてレッスンを受け持つ時、

生徒さんの前へ出て、

ガッカリさせられるのもこのあたりのことなのです。

先ほども書いたことですが、

クラスからプロが1名でも生まれれば素晴らしい成果なのです!

しかし、

誰一人として、

「その一人が私だッ」という気概ではレッスン場へは来ていないのです・・・えーん




想像してみて下さい・・・。

もしも、

そういったロ〉が生まれようとするクラスがあるとします。

 

その人物は、

レッスン期間の間に、

ひとりメキメキと演技力の上達をみせるでしょう。

毎回のレッスンへの準備、講師への質問内容なども、

周囲の生徒にとっては脅威を与えるものだと思いますニヤリ

 

そして、

 

クラスは、この方の意見を尊重し、理解し、取り込んでいきます。

 

だから、クラス全体がスキルアップしていくのです。

 

いつしか、この人物を納得させる意見や表現も、続々と飛び出すでしょうグッ

これが、

私の考える理想のレッスン場の姿です照れ

つまり、

こうでなくては、一人のプロを生み出すことも困難だと言うことなのです。




本当に必死にプロを目指す方は、

毎回のレッスンに対して課題を設けて、そこから何かを得ようとしています。

目的を持っているので、

自ずと私のレッスンに対して真剣な向かい方となるのです。

しかし、

ダメなクラスというのは、

皆さん真面目な態度ではあるのですが・・・タラー

先に書いたような緊張感がまるで感じられないのですショボーン

これが、

私には、

全員で上手くなることを避けているように思えてならないのです・・・。




私の主催しているワークショップでは、

まれに、

徐々にレッスンに来なくなる生徒さんが発生します。

まずは口数が減っていき・・・、

その後、表情が暗くなり・・・、

レッスンの準備も怠るようになります。

大抵は、

ここで個別相談の時間を取るのですが、

その後、復活される方もいれば、

 

数週間後には、パタリと会場へ来られなくなる方もいます。




出来るだけ引き留めはするのですが、

これは仕方がないことなのです〜〜。

統計の話のようですが、

少数のプロを誕生させるためには、

そのための犠牲も必要なのかも知れません・・・。

目の前で他人の上達を見るのはつらいでしょうが、

それは当たり前の光景なのです。

私には、

世の中のレッスン場で起こっていることは、

このリアリティーから目を背けているように思えるのです。




私は、絶対に、この風潮を許しはしません!!

(生理的に好かんのですぅチュー


これは私だけの経験で言っていますが、

脱落者が出るクラスほど、

クラス全体のレベルは他と比べて飛躍的に上がっています。

シナリオの芯を掴む会話がそれだけ多いということです。

 

必死な者でなくては、

 

この流れにはついてこれませんからね。

 




私は常に、

面白おかしく笑い声の中でレッスンを進めようと心がけていますが、

それだけでなく、

この「真剣に楽しむ空気」が無くては、

まったく空っぽなレッスン時間となってしまうのです。




ちょっと、

話が逸れて熱くなってしまいましたが・・・アセアセ

面談をさせて頂いた方にもお伝えしたんです。

周囲への不満を漏らして自分のモチベーションを下げる前に、

あなたが、

クラスメイトへの脅威となる存在になることです!と。

それでも担当講師が何も与えてくれないのであれば、

その講師が無能だということかも知れません~ニヤリ

教えることに向いていない方もいるし、

講師との相性が悪いということもあるでしょう。

それも運とタイミングですよね〜。




レッスン場にはレッスン場のリアリティーがあります。

自分の理想と、

そのリアリティーの間で、

自分の立場をよく考えなくてはなりませんニコニコ

そこから、

そのレッスン場での己の所作が決まるはずです。

その所作に責任を持ってほしいのです。




ややこしい話の様ですが、

つまりは、

自分の理想を貫いて欲しいということですね〜照れ

 

クラスの雰囲気をよく話し合い、

 

常に自分にとって有益かを考えることです。

 

無駄な時間は必要ありません。

 

突き進むことができる場所を、皆で作って欲しいですね。

 


 

 

【今後のワークショップ告知です】
締め切り間近!

 

★7月末開催!  3ヶ月間 声優ワークショップ

『シナリオの読み込みをプロレベルにする!』

 

 シナリオ一冊と、そのドラマCDが教材! 大御所声優たちのシナリオ分析の全貌について徹底解説します。演技は、必ず、ここから変わります!!

 

木曜クラス、金曜クラスの2クラス。

 

レッスン内容や目的は下矢印

http://dramacd.moo.jp/prolevel.pdf

 

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★オーディオキネマ制作のドラマCD

『研ぎ師伊之助深川噺』(上下巻)

ネットショップBASE購入下矢印

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オーディオキネマ代表 

山中勇人(脚本・演出)

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