今週は、
声優事務所ケッケコーポレーションにて、
全3回のワークショップを開催させていただきました。
(ご参加いただいた大勢の皆様、ありがとうございました)
こちらは、
声優、難波圭一さんが代表を務められている事務所になります。
難波さんには、
私のドラマCDでは、稲葉大輔役を演じていただき、
活劇ドラマを徹底的に盛り上げていただきました
作品を楽しまれた方からの感想でも、
こちらの稲葉について触れていただくことはとても多く、
意外とファンが多いことに驚かさています〜
素晴らしい芝居を頂戴し、本当に感謝ですねぇ〜。
難波さんとは、
次回は、
もっと違った雰囲気のキャラクターにてご一緒させて頂きたいですねぇ
さて、
実は、
この稲葉大輔というキャラクターには出所がありまして、
それは、二つの作品によるものなのです。
一つは、
あのハリウッド大作『アバター』になります〜
SF映画の登場人物が元ネタというのは、
ちょっと可笑しいですよねぇ〜
この作品の公開時、
3D上映を堪能しようと吹替版を鑑賞した時に、
難波さんが担当されていたパーカー役(惑星パンドラの資源開発責任者)に感動したことがキッカケなんですよね。
ジョヴァンニ・リビシという個性派俳優さんに、
吹替をされていたのですが、
オリジナルの繊細な演技に対して、
見事に寄り添った演技表現を披露されていて、
是非、自分のドラマCDに取り込みたいと考えたのです。
物語においてのキャラクターの役割、立ち位置など、
非常に参考にさせて頂きましたね
そして、
二つ目の作品ですが、
難波さんと言えば、
私にとっては、アニメ『風魔の小次郎』の小次郎役を忘れるわけにはいきません
(難波さん主演の中でも、このキャラクターが一番好きなんだなぁ〜)
あの日本的な世界観は、
稲葉のキャラクターを作り上げる上でも、大いに参考にさせて頂きました。
そして、
小次郎の自信過剰なところ、
少々突っ走り過ぎる危うさ、
そういった人物の根っこの部分を意識しながら、
稲葉大輔という侍を『研ぎ師伊之助深川噺』に誕生させたのです
この二つの作品の存在を知らなければ、
稲葉というキャラクターは、
全く別のものになっていただろうし、
きっと、難波さんとお仕事をさせていただくこともなかったんですよね
こう考えると、
私の書いた物語の人物たちは、
私の人生の歴史そのものと言えなくはないんですね。
(なんか、しみじみとしてしまいますねぇ〜)
大ベテランの声優さんとの出会いも大切ですが、
映画やアニメなどの作品との出会いも大事ですね〜
昔々の感動の記憶、
ここ数年間の感動の新鮮さ、
そんなものを手がかりに人物は作られるんですからね〜
★声優のための3ヶ月ワークショプ
2018年2月開催。
本番収録用のシナリオ、そのドラマCD(上下巻)を教材に、プロ声優に必要なレベルの〈シナリオの読み込み〉を徹底的にレクチャーしていきます。
現場にいる声優がもっている技術、能力を理解して頂きます。
「セリフで構成されたシナリオから声優は何を読み取ればよいのか・・・。」
ここを知ることが、役作り、演技表現、共演者との調和、ドラマ構成の重要な基礎になります!
★オーディオキネマ制作作品
研ぎ師伊之助深川噺 上巻 (ドラマCD)
Amazon |
オーディオキネマ代表
山中勇人(脚本・演出)
◆◆◆twitter◆◆◆
◆◆◆facebook◆◆◆