何に敬意を払うのか・・・ | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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先日、

 

ある新人声優さんが、

 

自分の通っている養成所レッスンについての不満を、

 

私にブチまけていました〜〜チュー

 

お酒も入っていましたから、

 

いつもより余計に気持ちが高ぶっていたのでしょう。

 

クラスメイトへの愚痴、レッスン内容への痛烈な批判まで、

 

長々と語り続けていました〜アセアセ

 

 

 

この気持ち、

 

分からなくはないのです。

 

新人声優さんの立場や現状も知っていますし、

 

私のような人間だと完全に無害ですからね、

 

言いたい放題さらけ出したくもなるでしょう〜〜爆  笑

 

でも、

 

一通り話を聞いた後で、

 

この方には、ある話を聞いていただきました。

 

これは、

 

相手が25歳〜32歳くらいの新人声優さんの時に、

 

私がよく話すことなのですニコニコ

 

その内容とは、

 

新人声優さんがレッスンに払う敬意についてです。

 

 

 

まず、

 

本題に入る前にこんな質問をします。

 

それは、

 

生徒個人がクラス(レッスン)に対して、

 

何か心がけていることがあるのかどうかの確認なのですニコニコ

 

◯レッスンの充実を願うならば、あなたは何を大切にしますか?

 

◯クラスの雰囲気をより上質なものにするために、あなたは何を意識しますか?

 

私は、

 

これらの事柄は、

 

クラスの生徒全員が考えておくべきことだと考えています。

 

ここ意識の共有がなくては、

 

レッスンは、ただのレッスンになってしまうのです・・・タラー

 

(おそよプロフェッショナルの養成機関とは呼べないものになるのです・・・ショボーン

 

 

 

 

ちょっと小難しい質問ですが、

 

こういったことを聞くと、

 

その答えによって、

 

この方が、レッスン時間(空間)に敬意を払っているかどうかが分かるのです。

 

(ちょっと分かりづらいですかねぇ・・・

 

もう少し具体的な話をしてみましょうニコニコ

 

 

 

 

例えば、

 

レッスンに参加されている生徒さんは、

 

講師の方へちゃんと敬意を払っているでしょうか・・・?

 

そもそも、

 

生徒が、講師へ払う敬意とは何でしょうか・・・??

 

(こういった常識が分からなくては、プロへは程遠いといわねばなりません)

 

 

 

答えは単純です。

 

講師がプロ声優ならば、

 

その方の出演作は、可能な限り鑑賞しておくという行為のことを指すのです。

 

講師の演技を見聞きしているから、その方の表現に興味を持ついことができるのです。

 

したがって、

 

その方の教えや発言に注意を払うことができるのです。

 

 

 

実は、

 

私の個人的な情報ですが、

 

レッスンに通う新人声優の9割以上が、講師へのリサーチを怠っています。

 

皆、講師へ敬語を使っていますが、その本心はどこから来ているのか疑ってしまいます・・・。

 

これでは、いけません。

 

講師への敬意は感じられませんよね。

 

 

 

講師の側からこのことを見つめるとどうでしょう。

 

目の前には生徒が30人いて、

 

そのほとんどが自分の出演作品を見たこともない。研究もしていないのです。

 

この方の思考としては、

 

「自分はナメられている」

 

と感じるレッスン時間ではないでしょうかガーン

 

生徒がレッスン初日までにすべきことは、

 

講師についての情報集めなのです!

 

出演作品を誰よりも多く見て、

 

レッスン後には、

 

気になった出演シーンについて誰よりも鋭い質問をする。

 

こういった行為が、

 

講師を本気にさせるのですウインク

 

講師も気が抜けなくなるのです。

 

つまりは、

 

アルバイト講師が、本物のプロ声優の顔になるのですグッ

 

(そうならなくては、生徒に応えられない状態となるのです)

 

この行動を、

 

生徒全員が済ましておくだけでも、

 

クラスの雰囲気やレッスンのレベルは、

 

確実に数倍上がることを私が保証いたします照れ

 

(これが本物のモチベーションなのですグッ

 

 

 

 

レッスンに敬意を払うにも、

 

様々な行動や心構えがありますが、

 

こんな基本的なこともできていないのが、

 

声優業界だったりもするのです・・・。

 

実に残念ですね・・・ショボーン

 

 

 

 

私は、

 

別に講師の方を崇めろと言いたいのではありません。

 

ドラマ制作に関わる人間は、

 

ドラマに敬意を払えばいいと言いたいのです。

 

講師の出演作を鑑賞するのも、

 

その方の演技やその作品に敬意を払うのです。

 

そこで成し遂げられている表現に敬意を払うのです。

 

 

 

ここに真摯に向き合っておくだけで、

 

それをした生徒さんは、

 

講師の方より、

 

対等な声優(表現者)として扱われると思いますね照れ

 

お互いの間に、

 

尊重し合う暗黙の関係が出来上がるのです!

 

 

 

 

演技レッスンとは、

 

その日に体が到着していればいいのではありません。

 

準備やリサーチのいらない本番録音が無いのを同じです。

 

やるべきことはやらねばならないのです。

 

愚痴を言うなど、それをしてからの話なのです〜。

 

(ちょっと、ジジイの説教みたいですねぇチューアセアセ

 

 

 

プロには、

 

プロの所作というのがありますから、

 

たとえ新人声優さんでも、

 

こういったことは大事にしたいですねニコニコ

 

 

 

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