今日からできる声優特訓法 | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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先日、

 

演技レッスンをさせて頂いた声優事務所レッスンにて、

 

「演技プランがうまく導き出せない」

 

という質問を受けました。

 

 

 

これは、

 

今すぐに解決できる問題ではなくて、

 

この方の、

 

これからの生活の仕方次第で、

 

改善もされるだろうし、

 

停滞のまま・・・も有りうる問題なのですニコニコ

 

 

 

演技プランを生み出すアイデアや感性は、

 

生まれ持った才能と言ってしまうことも可能ですが、

 

私は、

 

毎日の努力で培うものだと思っています。

 

これを、

 

演技の引き出しと呼んでもいいし、

 

アイデアの泉と読んでも構わないでしょうチュー

 

とにかく、

 

映画を観るときも、

 

小説を読むときも、

 

誰かの会話を観察しているときも、

 

そこに起こっている表現に注目して過ごすことで、

 

この演技プランにまつわる悩みは、

 

徐々に解消されていくのだと思います照れ

 

 

 

 

私は、

 

こういった問題を抱える人には、

 

「普段、小説を読んでいる時など、

ズイズイとご自身のペースで読んでいせんか?


と問うようにしています。

 

小説などは、

 

自分の想像力を駆使して楽しむ芸術ですから、

 

この読書の時間を、

 

声優修行の一部にしない手はないと思うのです!

 

この時間で、

 

演技プランに必要な発想力やアイデアを習得することが可能だと考えているからですニコニコ

 

 

 

 

そして、

 

他にもこんなことを尋ねるんです。

「まるで物語の展開を読み急ぐようにページをめくってはいませんか?

というものです。

 

小説を自分のペースで読むのではなく、

 

そこに描かれている登場人物たちのペースで読むべきだと思っているのです。

 

つまりは、

 

人物たちに会話セリフを任せてしまって、

 

読者はそれを聴くことに集中するのです!!




演技表現が曖昧な新人さん、

日本語の節回しがなっていない新人さん、

会話台詞の間が悪い新人さん、

こういった方々は、

 

大抵、小説の読み方が、

 

自分ペースになっていることが多いよう思います。

それに、

演技力の向上に役立つ小説選びが出来ていないことも気になりますね。

出来ることなら、

良い台詞、美しい日本語があるものを選ぶべきでしょう。

そして、

登場人物にしても、

キャラクターが実に生々しく描写されている作品を読むべきです。

でなくては、

ただただ、事件や展開を楽しんでいるだけですよね。

まるでハリウッドのアクション映画みたいですよね爆  笑

 

プロの声優を目指す方には、

 

是非とも、

 

日本語を完璧に操るために必要だと思える小説を読んでいただきたいですね〜ニコニコ

 

(まあ、大きなお世話なのですが〜〜アセアセ




そこで、

やって頂きたい修業の内容ですが、

小説の台詞の全てを、

それぞれのキャラクターの【言い回し、ペース、間】を意識して読んで欲しいのです。

まるで、

映画の会話シーンを間近で観ているかのように読み進めるのです。

私は、かれこれ数年来、

そういった読み方を貫いています。

 

 

 

実際は、多くの方が、

 

こうして読書を楽しんでいるのでしょうが、

本当に意識して、集中して、このようにページをめくってみると、

 

案外、苦手なキャラクターやシーンが見つかるものですウインク

 

ここの欠陥を補うために、

 

例えば映画を探して鑑賞してもいいし、

 

そういう人物を探して、直に会話して特徴を盗むのも良いでしょう。

 

これらは、

 

自分自身の演技プラン能力の実態が、

 

よく理解できる体験になると思いますよ。




この読み方ですが、

慣れてくると、

強く意識すること無く、

 

ごく自然に登場人物の声が聞こえてくるようになるものです。

一つのシーンに、

 

キャラクターが7,8人いても、

十分に脳が対応して、聞き分けられるようなるものです
グッ

 

喋るペースが違い、

 

節回しも違い、

 

言葉尻の言い方の違い、

 

間の取り方に違い、

 

語勢の違いなどを楽しんで聴くようになりますよ〜照れ



 

私は、この技術を、

「聴こえるチカラ」

とよんでいます。

シナリオを受け取って、

 

その分析が済んだ後に演技プランを用意する時、

上記のように、

読んでいるうちに「聴こえてくれば」とても便利ですよね
照れ



私は、

 

新人声優さんにこそ、

 

こういう能力を育てて欲しいと思っています。

 

つまりは、

シナリオの台詞のイメージが、

己の内から湧いてくるようにしましょう、

 

ということですねニコニコ



ただし、

小説を読んでいて「聴こえるチカラ」を手に入れるには、

「聴くチカラ」も必要なのです
!

これはズバリ、

沢山の会話演技の知識を取り込むということですね
ニコニコ

どれだけ名作映画を観てきたか・・・

どれだけ名演技に注目してきたか・・・


どれだけ演技の質にこだわってきたいか・・・


が根底にあって欲しいのです。

 

まずは、聴く耳を鍛えなくてはならないということですね〜。

このスキルは、

 

沢山の知識の裏打ちがあっての能力なのです!





聴くチカラから、

聴こえるチカラを手に入れれば、

声優として、今後、現場で恥をかくことは無いと思います。

 

(これは断言できますねニコニコ

シナリオを読んでいても、

「これだっ
!!

という演技プランを導き出すことなど朝飯前となるでしょう。

私は、

ここを目指さなくてはならないと信じています。



だから、

 

小説家では池波正太郎さんを薦めているんですよね〜。
 

結局は、

この文豪に行き着くというわけです〜〜
おねがい

池波さんや司馬さんを基礎にしていれば、

失敗することは無いんですよね、ホント
キラキラ

 

 

 

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