あえて、間違ったことを。 | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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数年前の話をしたいと思いますニヤリ

私が、

今のドラマCDの制作に踏み切った時のことです。



当時は、

協力者も少なく、

そもそも企画自体を本気にする者もいずアセアセ

とても怪しい不安定な船出だったのですチュー

だから、

中心人物だった私は、

シナリオを自ら書くことを決断しなければなりませんでした。

始まりは、意地にも似た行動だったんですね。

これは、

誰かに依頼する予算が無いことも大きな理由でしたが・・・

最後までやり抜くための情熱が必要だったというもの、

実は大切な理由でした。




自分の責任で、

自分の望む、

自分が面白いと思える作品でなくては、

途中で投げ出してしまうだろうと思ったからなんですね。

己の性格や根性からして、

これは間違い判断だと思います~。

(ただの当て推量でない自信があるってへぺろ




そして、

「よし、ならば書くしかない

と腹をくくった後に決めたのは、

「だったら、

世の流れからは、間違ったことをやろう

ということでした。




ドラマCDという分野では、

基本的には、

アニメ番組や漫画、ゲームと連動した企画でなくては、

販売部数は望めないでしょう。

(または、BLや少女系のものかな)

または、

超人気声優が、お決まりのキャラクターで出演している作品が売れ筋となるでしょう。

しかし、

私の企画は・・・

そんなものとは全く無縁のものであることが基本となります。

ならば、

この際、

徹底的に別角度から作り始めてみるべきだと思ったのです!

むしろ、

「その分野は、売れないだろう・・・・」

という競合が存在しない場所で闘うことにしたのですニヤリ




当初は、

時代劇の他に好きなジャンルであるSF作品という発想もあったのですが、

自主制作で得たい経験リストに、

【大御所声優の名演技を間近で観る】

という野望が根底にあったので、

現在の作品に方向が定まっていったという訳なんですグッ




何かの野望を果たしたい時というのは、

その表現方法には、

とことんこだわるべきだと思います。

【ありえないこと】や【ありえない仕掛け】に挑戦してこそ、

誰も踏み込んでいない野望に手が届くのだと感じます。

時代劇にドラマCDの世界で、

真正面からぶつかるというアイデアは、

ラジオ全盛の時代には、

当たり前の日常の娯楽だったでしょうが、

今の時代には、

珍しさがあると思います。

そこに、

革新的なものを投入すれば、

面白いケミストリーが起こると狙ったのですニコニコ

あえて間違った、

世の流行りに逆らった、

異色な存在を目指すからこその、

目的がそこにあったんですねぇ。




斬新さを感じる作品って、

常にそうですよね。

作品には、

インパクトってのも大事ですしねニヤリ




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山中