コップ一杯の冷たい水を飲み干し
思い立ったままに、荷物を車へ運び込む
まだ、眠たそうな妻が訪ねる
妻『ねぇ、どこ行くの?』
ハイウェイの入り口…
冷えたコーヒーを差し出しながら
少し微笑んでイタズラっぽく応えてみせる
俺『俺達の来たところへ…』
FMラジヲから流れる 夏のメロディーに
カーステレオのボリュームを上げる…
大好きなこの曲でどうぞ!! 是非♪
クレイジーケンバンド ー 1107
空に浮かぶ雲が ゆっくりと流れ
疾走(はし)る車の窓を開けると勢いよく吹き込む風は…
妻『潮の香り!!』
遠くの空に湧き上がる積乱雲が
夏の訪れを知らせてくれる
海へ…
波打ち際でふざけて笑う君の笑顔が
眩(まぶ)し過ぎて
絵にならないね

はしゃぎながら 足取られ走る砂浜
抜ける様な深く澄んだ 青空


濡れた髪を乾かしてくれる
心地良い風…
心に身体に降り注ぐ
夏の太陽…
母なる海に包まれて満足そうに
笑う妻の笑顔…
地球誕生から46億年
俺達は此処(うみ)からやってきた。
幾度と無く
繰り返される『夏』に
俺達は恋し、愛し、
命を繫いできた…
日焼けした肌がチリチリと
今日の余韻を感じさせてくれる帰りの車内…
遊び疲れて助手席で眠る君の横顔に
心からの感謝を込めて小さな声で言ってみる
いつも、ありがとう
夏!!!

イィ~ねっ!(^∇^)




