ドラゴンクエスト日記 -132ページ目

029.リムルダールの町---情報の整理  on ドラゴンクエスト I

リムルダールの町の宿屋に入り、しっかりと鍵がかかった扉の前に立った。
宿屋のおかみさんは他の客の対応で忙しいらしく、僕が入ってきたことにすら気づいていないようだ。



鍵のかかった扉をノックした後、鍵を差し込んで軽くまわす。
するとがちゃりと小気味よい音がしてあっさりと鍵が開いた。
それと同時に魔法の鍵はパリンと割れて、使い物にならなくなった。
ちょっと悲しい。



扉を開けた先には、一人の老僧侶がベッドに横たわっていた。

寝ているところにいきなりお邪魔して迷惑かと思ったが、意外としっかりとした口調で僕の問いかけに答えてくれた。



「雨と太陽が合わさるとき、虹の橋ができる。これは、ここアレフガルドに古くから伝わる言い伝えじゃよ。そしてわしが聞いた話では、太陽の石という物がラダトーム城に眠るそうじゃ」



しわがれた声でそれだけいうと、またしんどそうに頭をベッドに横たえ、そのまま目を閉じて眠りについてしまった。
目を閉じたままの老僧侶に礼を言って宿屋を出たあと、通りに設置してあったベンチに腰掛けて一息ついた。



疲れが流れ出していく感覚が心地よく、目を閉じるとそのまま眠ってしまいそうだ。
僕が座るベンチのすぐそばで、近所の子供たちが集まってなにやら楽しそうに地面に絵を描いている。

首を伸ばして覗き見てみると、どうやらそれは勇者ロトの絵であるらしかった。



かつて勇者ロトが旅したその足跡は、伝説として、言い伝えとして、おとぎ話として、このアレフガルドのいたるところに残っている。
かつての僕がそうだったように、この子供たちも毎晩眠る前に、子守唄がわりに勇者ロトの伝説を聞かせてもらっているのだろう。



ようやく絵が完成したらしく、その出来栄えに満足したのか子供たちが嬌声を上げてその場を去っていった。
後に残されたのは、地面に描かれた偉大なるご先祖様と、その末裔の二人だった。



勇者ロト。
僕はあなたに追いつくことができるんだろうか。
いつか、できるんだろうか。



ほぅ、と小さくため息をついて、答えの出ない悩み事を吐き出した。
マァイイヤ (゚Д゚)=3



うじうじ悩んでないで、ちょっとこれまでの情報を整理してみよう。
まず、竜王のいる場所に行くためには、虹の橋をかける必要がある。
その虹の橋を作るには雨と太陽をあわせる必要があり、太陽の石というものがラダトーム城にあるそうだ。



となると、雨と名のつくアイテムがもうひとつ必要になると思われるが、その条件に合うアイテムを僕は知っている。
そう。マイラの村の北西にあったほこらには、雨雲の杖が保管されている。



その雨雲の杖と太陽の石を、リムルダールの町の南にあるという聖なるほこらに持って行けば、虹の橋を作ってくれるのだろう。
そして竜王のいる場所にたどり着けるようになる、と。



でも、ロトの洞窟で見たご先祖様からのメッセージには、竜王の住む島に渡るには「三つ」の神秘なるものが必要だと書かれていた。
神秘なるもの・・・。雨雲の杖と太陽の石。そしてそれ以外にもう一つ、何か一つ足りていないものがあるらしい。



まだその情報はどこからも入手できていないが、いずれそれは探し出すとしてまず雨雲の杖をもらうために銀の竪琴を見つけ出そう。
この竪琴の情報もこれまでまったく入手できていないので、何としないといけないな。



当面の目標ができたので、意気込みも新たにベンチから立ち上がる。
最後に武器屋に寄ってみたが、僕が欲しいものはどれも高くて手が出せない・・・。
鋼鉄の剣が1500Gで、魔法の鎧が7700G!
今の所持金は1000Gちょっとなので、どちらも当分買えそうにない。



値引き交渉をしても効き目がなさそうなので、冷やかしだけでそのまま武器屋を出た。
そして町を出る前に、もう一度鍵屋に行って使った二本分の鍵を買い足し、リムルダールの町をあとにした。



さぁ、待ってろよ! 銀の竪琴!


===今日のリューン===
レベル 9
HP    21
MP    25
お金   1055
経験地 1731

道具   やくそう×3、かぎ×6、たいまつ、りゅうのうろこ、せんしのゆびわ
武器   てつのおの
鎧    はがねのよろい
盾    てつのたて
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