肺と小腸に障害を持つ加藤空くんの創った詩
ブタを食べると、
ブタはぼくになる。
魚を食べると、
魚はぼくになる。
草は食べられてもまたそこにはえる
ぼくが死んでも
また「ぼく」になりたい
僕はまたママの子どもになりたい
お母さんも「ランドセルまでは無理!」と言われて、
今、この一瞬を空くんと生きることに精一杯生きてこられた様子。
すべてがミキサー食や刻み食で、ほとんどが流動食なのに、
さまざまな形、彩り、絵。
料理がこんなに素敵に見えるとは!!
「食べることが大好き!」
と言わせてしまう。
そこには暗さは一切ない。
身体につながれた管たちの存在も、
「これがなくなっちゃうと空じゃなくなっちゃうから」
とさらっと。
たとえ治らなくても、病気とつきあっていく。
と11才の少年に語らせてしまう、親子の人生。
凄すぎ!
お母さんに
「うんでくれてありがとう」
って言いたい。
思わず声を上げて泣いてしまった。
私は我が子に生まれてきて良かったと思わせているだろうか。
心を揺さぶる番組だった。