肉体とは本当に必要なのか? | 琉球ドラゴンアート

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沖縄から楽に豊かに循環する世界づくり
発酵ヘンプ「麻ほうの手あて」龍と言霊「ドラゴンアート」

「AI、人間、操作」 について浮かんだ妄想話


20XX年
人類はかつては病気や怪我に悩んでいたが
医療は大きく方向転換していた

本人が動けなくても

「動かそう」という想い=脳波が出れば
自分のアバターがそれを実行し
脳内では自分が動いてる感覚
匂い、皮膚感覚、すべてが
本当に起こっていることと

何ら変わらなくなった

不調を起こすと修復に時間がかかり
劣化していく肉体とは違って
脳内世界は日々アップデートされており
「想い=叶う」という世界を生きることになっていた

ここで問題となっていたのは

想いと現実世界との連携であった

想いが即反映されるAiHuman(AIと人間が統合)
となった世界では平和も恋人も一瞬にして
創れるが戦争や殺人も一瞬にして起こせる

これらの問題の解決に
ワンワールドとパラレルワールドを生成した

誰もがリアルタイムにつながっている世界を
コピーしたパラレルワールドを持つことが出来て
その世界では自分の想いがすべて叶う

カスタマイズしたパラレルワールドでは
やり直しも出来るので余計なストレスはほぼ消えた

実体はそうなっていなくても感覚世界では
全てが想い通りの世界に98%が満足
WHOもストレスなきこの世界が健康の基準だと認定した

肉体を使ってもどかしい練習をする必要はなくなり
脳につないだデバイスに動きのデータをインストールすれば
数秒後には誰もが達人となった

セックスも食事もその人にとってベストな
感覚を得ることが出来るようになり
人類を増やすのは効率の良い人工授精のみとなった

やがて、肉体とは本当に必要なのか?
という論議が行われるようになっていった

続く。。。