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弟が高校の帰り道、子猫を4匹拾ってきた。
1匹は何かに襲われた様子で既に絶命。
もう1匹もすぐに天国へ…

残った2匹の女の子と男の子。
まだ生まれたばかりで手の平サイズで小さくて可愛くて。
猫嫌いの父親は家で飼うなんて大反対で、父親に逆らえない弟は、だけど捨てる事も出来ずに地下の倉庫にこっそり隠して飼っていて、鳴き声に気付いた父親が、里親を探すという約束で渋々家に連れてきたものの、飼い始めたら可愛くて可愛くて…いつの間にか里親を探すことなんてなかった事になり、コロちゃんとフクちゃんは立派な家族の一員になった。
猫嫌いの父親と祖父はコロちゃんとフクちゃんに夢中。
家族みんながもらった癒しは計り知れない。


当時高校生だった弟も今や立派なアラフォーとなり、父親がいなくなってからもコロちゃんと一緒に母親を癒してくれていたフクちゃんもついに先日、一足お先に天国へ行ってしまったコロちゃんの元に旅立っていきました。
目も見えなくなってきて、撫でるたびにヨロヨロして足元おぼつかなくて、いつかは訪れると分かっていた別れ。
それが遠くない事もみんな分かっていた別れ。
最近忙しくて全然実家に行けてなくて、最後にもう一度フクちゃんに会いたかったなー…って思うけど、きっと今はコロちゃんと一緒に草原を駆け抜け回っているんだろうなって思うと、ああ、良かったなって思える。
大好きな母親の膝に飛び乗れなくなって、自分で歩くことすらままならないなんて、きっと辛かったよね。

淋しくなるけど、大往生。
今まで本当にお疲れ様でした。
ありがとう、フクちゃん。



どうか、安らかに…