小学校受験は、親で半分決まると書きました。
その半分にあたるのが、
学校見学
願書作成
面接対策
です。
ここでしっかり稼ぐべき「親ポイント」を稼ぐことが
合格を確実にすると思います。
見方を変えると、ここでしか親は子を助けられないので、
ここに全エネルギーを注ぎ込みます。
最終的な目標としては、
多くの平均的な願書に埋もれることのない、この家庭に来てほしいと思われるような願書を書く
多くの平均的な受験家庭よりも抜きんでた、印象的な面接回答を用意する
ことに尽きると思います。
学校見学は、
願書作成と面接の回答に
具体的で説得力のあるエピソードを盛り込むための
大切な機会です。
まず、
学校のホームページを一見しただけではわからない、
学校の教育理念や方針を注意深く聞き取ることが肝要です。
それを願書や面接に反映することで、
ホームページを見ただけの家庭と差をつけることができます。
さらに、
見学の際の具体的なエピソード作りができるとよいと思います。
「授業体験の際に先生がおっしゃった〇〇という言葉に感銘を受けた」
「学校の企画して下さった〇〇のイベントに子どもが大興奮だった」
などです。
これらは、具体的で、かつユニーク(=ほかの人に真似できない)
であるほど良いと思います。
それらを具体的に願書や面接回答に盛り込むことで、
印象的なものになります。
願書作成は、
その学校へのラブレターのつもりで、
いかにその学校に入学したいかを、
ありったけの熱を込めて書きます。
タレントのローランドの発言
「俺か俺以外か」じゃないですが、
「御校か御校以外か」という気持ちで受験しています、
という熱が伝わるかどうかだと思います。
学校側は、何百という志願者の
志望動機や教育方針を読み、きっとうんざりしています。
そんな中で、これは!、と人目をひく、
印象的な願書を書かなければなりません。
カギとなるのは、
やはり具体性とオリジナリティだと思います。
学校の求める児童像に理解を示しつつ、
我が家は、我が子は、
こんなに素敵なところがあります、とアピールします。
言葉の使い方から、てにをは、句読点に至るまで、
細心の注意を払って書きます。
添削サービスを利用するのもよいかもしれません。
面接の回答は、
願書に書いた内容をさらに深く掘り下げて、
もしくは補足するようなエピソードを交えて
作成するとよいと思います。
願書と同じなら、わざわざ尋ねる意味がないからです。
あとは、面接官の先生が、
家庭で子どもが大切にされていることがわかるような、
あるいは、
家庭のあたたかさを思い浮かべることができるような、
具体的なエピソードをたくさん話せるように、
色々とパターンを用意しておくといいです。
子どもの主体性について話すときにはこのエピソード、
思いやりについて話すときにはあのエピソード、
というように。
たいてい願書作成と面接対策は
母親が担当することが多いため、
母親の熱量が大きくなりがちです。
でも面接は、
父親7 母親3 の割合で、
父親に質問が集中します。
父親の面接対策を入念にしておきましょう。
父親には理念とか方針等のお堅めの質問があり、
母親には家庭での様子などふわっとした質問が来ることが多かったです。
この令和の時代にまだ、
女性が家を守る、という古風な習慣が
色濃く残っていることを身を持って感じた
残念な経験ではありましたが、
話が脱線するのでこれはまた別の機会に書きます。
最後に、
学校側は、決して直接聞いてきませんが、ホンネでは
親の職業や収入に関心があると思います。
差し支えない範囲でエピソードに盛り込み、
さりげなく学校側を安心させる、というのも
「よい家庭」を印象づけるのに有効かと思います。