これは、

カラープリントが大切、という前回のトピックとも重なる話です。

 

子どものやる気って、

本当にびっくりするような些細なことで

そがれてしまいます。

 

おなかが減った

寒い、暑い

疲れている、眠い

...という生理的な欲求を満たしておくのはもちろん、

 

楽しい遊びを中断されて機嫌が悪いとか

限られた時間で課題ををやらなければならない状況とか

そういう精神的な負担もなるべくかけないようにします。

 

「30分後から1時間だけ勉強しようか」とか

具体的な声掛けをあらかじめしておくのもいいです。

 

あとは、勉強を終えるたびに

スタンプラリーのようなシール集めをして

50個たまったらおもちゃを買いに行くとか、

何か楽しい予定がある日には、

その前に勉強を終わらせてしまうとか

ご褒美の力を借りるのも

長い受験生期間を乗り切るうえでは

しょうがないことかと思います。

 

本当は報酬なしで頑張ってほしいところですが、

(報酬があるとそのこと自体への興味が薄れてしまう、っていうのは

育児書なんかでよく書かれていますよね)

理想と現実はやっぱり違う。

我が家はご褒美制度なしに受験を乗り越えるのは難しかったです。

子どものやる気って

本当に些細なことでそがれてしまいます。

 

例えば、

ちょっと難しい問題が2問続いてしまった

プリントの絵が古臭くてわかりにくかった

鬼さんのお顔が怖かった(笑)

など。

 

なので、とくに2, 3歳の小さい子にプリントをさせるときは、

勉強って楽しい、と思ってもらえる工夫をめいっぱいします。

そういう意味で、小さい子には絶対にカラープリントがおすすめです。

 

絵の感じも、

リアリティを追求しすぎない、

楽しいポップなものを選びます。

 

この時期に

白黒のオモシロクないプリントを無理にやらせてしまうと、

「勉強ってつまらない」と思われてしまうので、

そのあたりは十分に配慮して

日々の勉強を少しずつすすめます。

 

疲れているときや眠いときに

今日の「ノルマ」が終わっていないからと

無理やりやらせるのは禁物です。

 

って、

我が家も最初は予定通りに課題を終わらせたくて、

厳しくやってしまったのですが。

その失敗を取り返すのは、本当に大変でした。

後悔しています。

 

こんなに幼い子どもが

プリントを1枚やっているだけですごいということを忘れず

もう、激甘対応、ちょっとできたらたくさん褒めてあげて、

とにかく勉強って楽しいな、

というイメージを持ってもらえるのって大事です。

 

なんといっても、

勉強は生涯続くものですから。

小学校受験ごとき(!)で勉強嫌いになってしまうのは、

人生というレベルで考えたら、大きな損失だと思います。

絵が上手になる、というのは

途方もなく難しいことで、

一朝一夕で身につけられるスキルじゃないことは

私も想像がつきました。

 

でも

お受験で扱う絵のお題って

結構限られているので、

我が家はモチーフ毎に練習をしました。

 

例えば、

 

子どもの好きな動物2つくらい

太陽

花(季節の違うものを数種類)

人物(自分、親、きょうだい)

 

など。

 

これらを徹底的に練習します。

そしてこれらを組み合わせることで、

お題に合った絵を描きます。

 

特に、

鮮やかな色をたくさん使う虹は

あるだけで絵が「映える」ので、

おすすめです。

 

本番に絵を持参する、という出題方法の場合には

なるべく子どもがエピソードを話しやすいように

具体的なストーリーを子どもと一緒に考えます。

100%親の考えでやってしまうと、

リアリティが削がれるので、

子どもの考えもある程度取り入れたほうが

子どもっぽいリアリティがでて、

かつ子どものモチベーションも上がるので

子どもと一緒にやったほうがいいです。

 

色の塗り方や配色は

子どもの好きにやらせすぎず、

丁寧に(アウトラインを塗ってから中を塗る)

色のバランスが良くなるように

その都度横から口出します。

 

これが子どもには嫌がられるのですが、

そうしないと本番でできるようにならないので、

親の頑張りどころです。

 

あと、

子どもは一つのモチーフにこだわりすぎて、

絵全体を仕上げるという目標を

わりとすぐ忘れてしまうので、

(時には細部の丁寧な仕上がりを犠牲にしても)

短い時間で全体を仕上げることの大切さを

口を酸っぱくして伝えます。

 

細部にこだわるのは

本来全く悪いことじゃないんですけどね。

あくまでお受験の課題として

割り切る必要があると思います。

小学校受験は、親で半分決まると書きました。

 

その半分にあたるのが、

学校見学

願書作成

面接対策

です。

 

ここでしっかり稼ぐべき「親ポイント」を稼ぐことが

合格を確実にすると思います。

見方を変えると、ここでしか親は子を助けられないので、

ここに全エネルギーを注ぎ込みます。

 

最終的な目標としては、

多くの平均的な願書に埋もれることのない、この家庭に来てほしいと思われるような願書を書く

多くの平均的な受験家庭よりも抜きんでた、印象的な面接回答を用意する

ことに尽きると思います。

 

学校見学は、

願書作成と面接の回答に

具体的で説得力のあるエピソードを盛り込むための

大切な機会です。

 

まず、

学校のホームページを一見しただけではわからない、

学校の教育理念や方針を注意深く聞き取ることが肝要です。

それを願書や面接に反映することで、

ホームページを見ただけの家庭と差をつけることができます。

 

さらに、

見学の際の具体的なエピソード作りができるとよいと思います。

「授業体験の際に先生がおっしゃった〇〇という言葉に感銘を受けた」

「学校の企画して下さった〇〇のイベントに子どもが大興奮だった」

などです。

これらは、具体的で、かつユニーク(=ほかの人に真似できない)

であるほど良いと思います。

それらを具体的に願書や面接回答に盛り込むことで、

印象的なものになります。

 

願書作成は、

その学校へのラブレターのつもりで、

いかにその学校に入学したいかを、

ありったけの熱を込めて書きます。

 

タレントのローランドの発言

「俺か俺以外か」じゃないですが、

「御校か御校以外か」という気持ちで受験しています、

という熱が伝わるかどうかだと思います。

 

学校側は、何百という志願者の

志望動機や教育方針を読み、きっとうんざりしています。

そんな中で、これは!、と人目をひく、

印象的な願書を書かなければなりません。

 

カギとなるのは、

やはり具体性とオリジナリティだと思います。

学校の求める児童像に理解を示しつつ、

我が家は、我が子は、

こんなに素敵なところがあります、とアピールします。

 

言葉の使い方から、てにをは、句読点に至るまで、

細心の注意を払って書きます。

添削サービスを利用するのもよいかもしれません。

 

面接の回答は、

願書に書いた内容をさらに深く掘り下げて、

もしくは補足するようなエピソードを交えて

作成するとよいと思います。

願書と同じなら、わざわざ尋ねる意味がないからです。

あとは、面接官の先生が、

家庭で子どもが大切にされていることがわかるような、

あるいは、

家庭のあたたかさを思い浮かべることができるような、

具体的なエピソードをたくさん話せるように、

色々とパターンを用意しておくといいです。

 

子どもの主体性について話すときにはこのエピソード、

思いやりについて話すときにはあのエピソード、

というように。

 

たいてい願書作成と面接対策は

母親が担当することが多いため、

母親の熱量が大きくなりがちです。

でも面接は、

父親7 母親3 の割合で、

父親に質問が集中します。

父親の面接対策を入念にしておきましょう。

父親には理念とか方針等のお堅めの質問があり、

母親には家庭での様子などふわっとした質問が来ることが多かったです。

この令和の時代にまだ、

女性が家を守る、という古風な習慣が

色濃く残っていることを身を持って感じた

残念な経験ではありましたが、

話が脱線するのでこれはまた別の機会に書きます。

 

最後に、

学校側は、決して直接聞いてきませんが、ホンネでは

親の職業や収入に関心があると思います。

差し支えない範囲でエピソードに盛り込み、

さりげなく学校側を安心させる、というのも

「よい家庭」を印象づけるのに有効かと思います。

これも、ぜひお伝えしたい話です。

 

小学校受験という超特殊な試験において

子どもの面接態度は、

ペーパーの出来以上に合否を分ける可能性があります。

 

面接は

小学生になったとき、

落ち着いて人の話を聞けるかどうか

きちんと授業に集中できるかどうか

を見られており、

思った以上に配点が高いのです。

 

でも、

面接対策を

がっつり本気でやっている家庭は

そんなに多くない印象です。

 

大手の塾でも

一応面接対策をしてくれますが、

割と採点基準が甘いと思います。

我が家も、

聞かれた質問にはとりあえず答えられたということで

大丈夫です、と言われていましたが、

実際にやらせてみると全然ダメでした。

 

椅子にきれいに座って、

手をキチンと揃えて、

足をバタバタさせないで、

面接官の目を見て、

です、ます、をつけて回答する

 

親の面接中は

「微動だにせず」(ここ大事!)

静かに待っていられる

 

ができるまで、

面接本番のときと同じ服装で

徹底的に反復練習します。

とくに本番と同じ形式での練習は

1ヶ月前から毎日しました。

 

子どもへの質問のパターンは決まっているので、

(定番問題は50問くらいでしょうか)

どんなに緊張していても、

予期せぬハプニングがあったとしても、

答えられるように練習します。

 

それでも

予想外の質問をされて

回答につまる可能性はありますが、

それはほかの受験生も同じなので、

できうる限りの対策を講じる、

ということがやはり大切だと思います。

 

あとは、困ったときに黙ってしまわないように

「もう一度言ってください」

「別の言葉で言ってください」

というお助けワードも

我が家は仕込んでおきました。

 

これが実際の本番で功を奏し、

悪い面接の流れを変えてくれた、ということもありましたので、

教えておくとよいと思います。

 

面接は、

時間をかければ必ずそれなりの形になります。

そしてその努力はきっと面接官に伝わると思います。

時間をかける価値あり、です。

 

 

 

追記です。

いつも楽しくブログを読ませてもらっている、こまちさんも

小学校受験するかどうか悩まれているとのこと。

 

たしかにこの表みるとわかるように、

小学校を私立にするか公立にするかって、

生涯の学費という観点から考えても、

かなり大きな違いです。

 

 

でも、

私立小学校の見学に行ってみたら、

やっぱりこっちに通わせたいって思ってしまった。

教育内容的にも、とくに英語教育が充実しているところが多かったし、

アフタースクールの充実ぶりも魅力的でした。

それに加えて、

中学受験回避という選択肢も用意できるってことで、

私としては私立一択、の気持ちになりました。

 

小学校を私立に、という選択は、

私自身の生活(仕事の時間を作りたい)のためでもあったので、

子どもが大きくなるまで、頑張って稼ぐぞ!

 

 

 

(グラフの引用元です↓)

 

 

小学校受験って、

1‐2年前から少しずつ準備する家庭が多いと思いますが、

特に新年長とよばれる(これも小学校受験独特の言い回し)

年中の秋から、

本格的にペーパー対策に取り組むパターンが

多いのではないかと思います。

 

うちの子どもはとにかくペーパーがキライで、

年中の春から受験教室に通わせていましたが、

そこで完全に勉強アレルギーを発症してしまい、

肝心の秋からのスタートダッシュができませんでした。

 

親としてはかなり焦りましたが、

夫のひとこと

 

「こんなしょーもないことで、

勉強すること自体が嫌いになってしまったら、

人生レベルで考えると大損!」

 

に、それもそうだと思って、

年中秋から年長春までペーパー対策をお休みする、という

かなり大胆な作戦に出ました。

 

リスクのある選択でしたが、

我が家はこのペーパーをしない半年間で

勉強アレルギーをひとまずリセットできて、

4月からは比較的たのしく勉強してくれるようになりました。

 

半年間での、

子どもの精神的な成長というのも、

リセットできた要因かなと思いますが、

受験が終わった後も、

あんなにいやだった勉強を、

少しずつですが頑張っています。

 

我が家は共働きだし、

まとまった勉強時間なんて取れない、と思っていましたが、

そんな中でもどうにかして時間を捻出できないか、

受験をきっかけに

親も真剣に考えるようになりました。

その必死になって確保した勉強時間は、

受験がおわった後も、子供に付き合ってあげる時間として

継続して使うことができています。

 

とくに共働きだと、子どもの勉強時間確保のためには

父親(もしくは、祖父母)の協力は必須に近くて、

受験を機に父親が子どもの勉強に関心を持ってくれたことも、

よかったことのひとつです。

 

あとは、

子どもに足りない力

(例えば、しりとりが苦手、とか、季節の暗記強化が必要、など)を

そのときどきで親が定期的に把握して、

(例えば、問題集を用意するなどして)

それを解決してあげるという習慣がつきました。

 

受験って、合否という結果がはっきり示されるので、残酷ですが、

それがあるからこそ、受験前はいやでも

家族一丸となって必死に(その家なりの)効率の良い時間の使い方を模索します。

 

それが結果的に、

低学年からの勉強習慣を作ってくれたので、

受験準備の最中には

「子どもがこんな遊びたい盛りに無理やり勉強させて何をしているんだろう」

などと自己嫌悪に陥ることもありましたが、

最終的にはこういう経験も無駄じゃなかった、と思います。

 

とくに勉強ギライが激しかった我が家の子どもは、

受験の経験なしに勉強の習慣をつけるのは

かなり難しかったんじゃないかと思います。

 

ペーパー演習と比べたら、

珠算や漢字の書き取りはまだ楽しいようで、

受験が終わった後、

嬉々としてこれらに取り組む我が子に

頼もしさを感じています。

タイムパフォーマンス、って

最近よく聞く言葉です。

時間対効果、

費やした時間に対して得られる満足度を

私もよく考えてしまうたちです。

 

小学校受験で、

親も子供も必死に頑張る時間というのは、

正味1年間程度だと思います。

 

我が家は早くから準備しすぎて墓穴を掘って、

(不本意ながら)勉強をお休みする期間が半年あったので、

結局めちゃくちゃ集中してがんばったのは

半年くらいでした。

 

その期間は、もちろん、

けっこうしんどいのだけど、

中学校受験は小4から塾通いが始まることを考えると、

準備期間は(あくまで平均的には)3年間。

それと比べたら、

小学校受験の準備期間1年って、短い方かもしれません。

 

5歳、6歳の集中できる時間も、

限られているし

(我が家の場合、平均30分、すごく頑張って1時間くらい?)

小学生と比べたら

親がフルで勉強に付き合わなくちゃいけないつらさはあるけど、

トータルの時間としては、たかが知れている。

 

中学にエスカレータで上がれる小学校の受験、

ということなら、

小学校受験は、中学受験と比べて、そこそこタイパがよい

と思う。

 

倍率も、おしなべて中学受験より低いことが多い。

 

欠点は、小学校6年間の(私立分の)学費を払わなければいけないことですが、

そこに目をつぶれるなら、悪くない選択肢かな、と思います。

 

小学校受験は親の受験、

とよく言われますが、

受験を終えて、これは本当にそうだと思う。

 

アメリカの友人に、

日本でのお受験について話したら、

すごく面白がっていました。

子どもに筆記テストや面接や絵画などの課題を課すのって、意味ある?って。

たしかにそう。

 

アメリカでは、名門小学校に入学するのに必要なのは、

信頼できる関係者からの(親の)推薦状のみ、

だそうです。

子どもの能力は関係なし。

それこそ、100%、親の試験です。

 

この事実って、ある程度、学校側のホンネを語っていると思います。

学校としては、

幼稚園年長の時点での子どもの

ペーパーの点が多少低かったり、

面接で落ち着かなかったとしても、

たぶんそれは後々十分挽回可能な可能性が高い、

些細な問題で、

それよりも、

ある程度”ちゃんとした”親がいる子どもに

入学してほしい、

って思っているんじゃないかと思います。

 

”ちゃんとした”というのは、

学費が払える、とか、社会的な常識がある、とか、子の学習に気を配れる、とか、

要は、最低でも学校の運営に差し支えない、

プラスアルファ、できれば、

学校の評価を高めてくれることに貢献してくれそうな家庭

ってこと。

 

だから、親が

こういうことを学校側に上手にアピールできたら、

それはもう、半分合格したも同然、

だと思う。

これは面接中に痛感したこと。

 

子どもの筆記テストや、面接や、絵画などの課題も、

究極的には、

どれだけ親が子供にエネルギーを割けますか、ってことを

尋ねられている。

 

子どもにも得意不得意があるし、

全部満点じゃなくていい、

でも、そのいくつかで

「努力の痕跡」を学校側にうまく見せることが

親の役割なんじゃないかと思います。

 

そう思うと、

極端な話、子どもがボンクラでも、

親の力で

子どもにある程度ゲタを履かせられるのが、

小学校受験特有の大きな特徴だと思う。

 

うちの子どもは勉強が苦手だったけど、

「ちゃんとした家庭の子」という印象づけを

親がかなり必死に頑張った。

結果、総合評価としては、

まずまずだったんじゃないかと自惚れています。

 

中学、高校、大学と、大きくなるにつれて

親が子どもの受験を手伝える割合は下がってゆくけど、

小学校受験は、体感として、

親が半分くらい手伝える。

 

うちは共働きだし、

子どもが勉強ギライだったので、

時間も労力もそこそこしか受験にかけられなかったけど、

そんなに馬鹿正直に向き合わなくても、

上手に”みせる”ことができたら、勝ちだと思う。

 

よく、共働きは小学校受験に不利、というけれど、

確かに子どもにかけてあげられる時間が限られている分、

ペーパーは不利だと思う。

でも、

ペーパーは試験の一部でしかないし、

例えば親の作成する願書や、面接や、

試験前に親が授ける子どもの心構えなどは、

むしろ社会人としての経験が豊かな

仕事しているお母さんの方が、

有利な面もあるんじゃないか。

 

受験を親のパフォーマンスの場と割り切って、

上手に良き家庭をアピールする

 

案外こんなことが小学校受験の肝だったりして、

と思っています。

 

親が頑張って合格するなら、子どもに合格をプレゼントしたい。

親が手伝える試験のうちに、手伝いたい。

 

小学校受験を決意したいちばん強い動機は、

中学受験を回避できるから、

でした。

 

昨今の中学受験の競争の熾烈さは、

ちょっと常軌を逸しているように感じていました。

もちろん、その競争の真っ只中に放り込まれてしまえば、

やるしかない!の精神で、案外がんばれてしまうのかもしれないけど。

そしてそんなに必死に頑張った経験は、

きっと人生の大きな糧となることもわかるんだけど。

 

中学受験を経験したママ友から、

相当な親の時間や手間などの犠牲を伴う、

と聞いていて、

私自身のワークライフバランスの観点から、

中学受験に尻込みしてしまいました。

 

自分の職業人としての人生をまだあきらめたくないし、

子どもの教育環境も、もちろん大事。

 

それならば、まだ競争率の低い、

小学校である程度の学校に入れてしまって、

中学受験を回避する、という作戦はどうだろうか、となりました。

 

加えて、

子どもがわりとおっとりした性格で、

熾烈な中学受験を戦い抜けるほど、

精神的にタフじゃないかも、という心配や、

小学校から中学校にかけて、

好きな習い事や趣味を続けつつ、

海外留学とか人生観を変えるような経験も早いうちからしてほしいな、

という思いもありました。

 

何が正解かはわからないけれど、

小学校高学年の多感な時期を、

ある程度ゆっくり自分の人生を考える時間に使ってほしいなぁと

今は思っています。

実際その時期を迎えたら、

やっぱり中学受験する、ってなるかもしれないけど。

中学受験回避というひとつの選択肢を

子どもに与えてあげられたのは、

良かったんじゃないかなと思っています。